さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

4月下Ⅱ

2006-04-30 09:03:21 | 時の花
桜も「眩しい」と
木陰に咲く
ジャンパーも
トレーナーもなしに
外出できる
この季節
何もなくても
外出だ
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散歩道

2006-04-28 08:56:52 | デジャヴ
何ヶ月も前にすれ違った方との 
音信不通の友との
出会いを
期待して
また
なんとはなしに
ここに来てしまう

出会ったらどうしよう
避ける?
手を上げる?
一人芝居の
このカーブ
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4月下Ⅰ

2006-04-26 08:37:11 | 時の花
この季節
ツツジが好い
真っ赤な花で
妄想 暴走する
心に
「止まれ」を出す
蜜で
餓鬼の頃を
家族を
思い出させてくれる
ツツジは
大切な贈り物

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醍醐寺4月

2006-04-25 08:54:17 | あはれ
もう少し早く来ればよかった といわれ 
もう少し天気がよければよかった といいかえす 
お疲れさまでした 

人波が途絶え また
もとに戻る...
「これが生活です」と
聞こえたような
気がします
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造幣局4月

2006-04-24 08:22:22 | あはれ
大沢桜 法明寺 
手弱女などなど
命名も楽しめる
中国語 ロシア語
ポルトガル語
などなども気に掛かる
五感
フル回転の
大忙し

見上げると
にこりとされた
押すな押すなの
通り抜け
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仁和寺4月

2006-04-23 09:10:25 | あはれ
此処は
お坊さんの生活の場 
小雨降る
塔の裏手から
鼎を被った法師が
出てきそうな 
現役の
お寺さん 

現実と創作が交差した
花見となりました
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嵐山4月

2006-04-22 08:42:10 | あはれ
河原での
弁当で
背中が暑く
上着を脱ごうと
振り返る
「これは」
千年前 
千年後の
嵐山
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吉野山4月

2006-04-21 08:43:40 | あはれ
灰色掛かった
小豆色の雲の中に
薄っすらと蔵王堂が見える

桜を見下ろすということが
これほど落ち着いた気分にしてくれる
ものとは思わなかった
此処だけ
日本一
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夙川4月

2006-04-20 08:55:22 | あはれ
六甲山へあがる
リュックサックの集団が
行過ぎてからの夙川は
急に静かになる
休日後のゴミも清掃され
川面に
桜も咲いている 

此処で
年月を消去 
クリヤーして行こう

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銀閣寺道4月

2006-04-19 08:24:13 | あはれ
哲学の道に
負けじと
咲く桜
並木道 
足元の狭いところに
ビニール敷いて
お孫さんと
お弁当を食べている方々 
昨夜の落し物だろう
ネクタイが
枝に垂れ下がっている 
「これが府内だ」
笑顔のこぼれる
本場の花見
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