２月下Ⅵ

梅が心持
うつむき加減なのは
株価の下落と
関係しているのだろうか

昨日の
上海から欧州へ
欧州からＮＹへ
ＮＹから
今日の東京への
株価の連鎖は
あっという間の出来事だった

上海・深センの株価の下落は
来週から北京で始まる全人代大会にて
新たなる投資規制が出るとの予測で
売りが先行したもの

投資の規制の代わりに
全人代では世界平和への
強いメッセージが出されないものだろうか
平和への思いが
投資家の心理のように
世界を瞬時に包み込むことを期待して．．

２月下Ⅴ

太陽が明るくなって
椿の後は
雪のように真っ白だ

1936年の226事件当日は
雪が降ったが
この冬
今のところ
東京には雪がない

遅い雪とクーデターとは
結びつかないが
このまま
雪のない
東京もいいものだ

笹

笹の山道は
先が見えずに
恐ろしい

確かに
見えないもの．．．
人の心の中
未来
死後の世界は恐ろしい

山道は
笹のたてる音で
熊、猪　蛇は遠ざかる
丈夫なブーツを履けば尚安心

先が見えない
漠然とした不安には
予見と
伴侶家族仲間とのワイワイガヤガヤ
「ワイガヤ」が一番効果的と教わった
山の笹に教わった

ジョギング

気温が上がってくると
ジョギングがいい

気分転換とリラックス
体脂肪を減らすフィットネス
有酸素運動で健康増進
これだけではない
広いところでのジョギングは
考え事にもむいている

血の巡りがよくなって
思わぬアイディアも浮かんでくる

ドイツ人は走る前に考える
イギリス人は走りながら考える
スペイン人は走った後に考えるという小話は
スペイン人を揶揄したものだが
ジョギングの効用からすれば
ドイツ人が揶揄されるべき．．．

ランニングとジョギングの違いは
会話が出来るかどうかだ
ウォーキングとジョギングの違いは
考え事が出来るかどうかとしたい

課題をもたれている方々
週末は
準備運動と膝に気をつけて
ジョギングにでかけてみるのもいいですよ

２月下Ⅳ

椿が
地面スレスレに
咲きました

日銀が
政策金利を
ゼロスレスレの0.25％から
0.5％へと引き上げました
2000年8月に
金利を上げたあと
景気が後退し
ゼロ金利へと戻した経験から
今回は慎重になったのでしょうが
今は欧米アジア全てが好景気ですから
日本の景気は大丈夫
若人の住宅ローン増は大変ですが
お父さんお母さん方は
６％以上を耐えてきたので
頑張ること

あとは
生活費スレスレの給料が
上がること

２月中Ⅴ

堤防沿いの
寒桜が
咲き出すと
「春よこい」が出てきます

春よこい　
早くこい
あるきはじめた
みいちゃんが
赤いはなおのじょじょはいて
おんもへ出たいと待っている．．．

河原はまだひんやりですが
もうすぐ
モンシロチョウが舞い
母子がやってきます

寒桜は
春のプランナー
リードオフマン

２月中Ⅳ

フリーセア・ティファニーの
花包は
炎のようです
怒りの炎というより
恋の炎かな．．．

ティファニーは
恋を炎のように燃え上がらせる

覚えやすい名前ですが
まさか君の名は
ティファニー店の広告コピーから
ではないでしょうね

のぼせてしまうほどの
温室でした．．．

ベゴニアⅡ

赤の縁取りが
とてもいい
このままが
とてもいい
真っ赤に
染まってほしくはない

このベゴニアから
生菓子を思い浮かべる人は
ウェストを絞った方がいい
ワイシャツについた口紅を連想したら
飲み屋を変えた方がいい

「私をみてみて」とベコニアがいっている
健康に財布と家庭に
赤信号が付く前に

椿Ⅴ

奥ゆかしい
上品な
感じの椿です
見る人の
心をシズめてくれているようです

上品とは
欲望があからさまでないことですが
欲望は
心の働きや行動を決める際に働く
生理的・本能的・社会的・愛他的なもので
快を伴う大切な感覚です

ただ人は
常に欲という
動の世界ではいたたまれない
欲望があからさまでない
上品な世界
心と体を鎮める静の世界も必要です

宗教とこの椿の
どちらをとるかって？
感覚の世界のことだから
僕は椿
君は？

椿Ⅳ

この椿
外に広がる花びらで
愛称を酒づきとしました

日本酒のにおいは
お米の表面に多い
たんぱく質や脂肪が分解されて
出てくるもので
嫌いな人は結構います

思いっきり
精米の50％以上を削って
においのもとを
絶ったのが大吟醸酒
フツーティな味わいと
若い人のみならず米仏でも大人気

酒づきの外に広がった形も
においを飛ばす対策だったという

確かにこの椿
鼻を近づけても臭いません
．．．