このごろ気づいて自分でも驚いたことが2つ。
一つは、日本人とうまく会話が出来なくなった、ということと、もう一つは格段に英語の聞き取りが出来るようになったということ。(注)
うまく会話が出来ていないと感じる理由として、自覚症状があるのは、相手の言葉が聞き取りにくい、もしくは聞き取れていてもわたしの反応が遅いことが挙げられます。
これはまあすぐ分かると思いますが、長年の海外生活で日本語に触れる機会が極端に減り、聞き慣れない、特に若者言葉などに耳がついていけないこと、そして諸外国語の引き出しが頭にありすぎて日本語の引き出しから単語を引っ張り出してくるのに時間がかかるということ。
そのため、反応として自分の言葉が出るのにどうしても遅くなる、という状況になる。
これが改善されるには、耳や脳が「日本語Ver」へアップデートされるまで、しばし訓練が必要になるのでしょう。
一方で不思議なのは、なぜかここ1~2年で英語耳が格段にアップしたこと。
確かに10年前、2年ほどイギリスに住んでいましたが、その後、韓国へ移住し、ずっと韓国語漬けの生活だったにもかかわらずです。
しかもイギリスにいた頃は、相手の話す英語がちんぷんかんぷん。
それでも住んでいた地方都市からロンドンへ行くとかなり聞き取りが出来ていたので、「恐らくあの街の人々はなまりがキツイのだ」と思い込んでいました。
それがどうでしょう。
韓国に長年いたら、なぜか英語のリスニング力が上がってしまったという怪奇現象。
「外国語の聞き取りが出来る」ということは単純に、「語彙としての単語を知っている」ことに加え、「音としてそれを区別できる」ということだと私は思っています。
英語の単語力はそれなりに以前からありました。
なので、考えられるのは、「韓国語の音を聞き続けたことによって、結果、聞き取れる音の範囲が広がった」といった理由です。
そこでちょっと調べてみました。
外国語にはそれぞれ周波数がある、というのは最近よく知られていることですが、下の表にあるように、実際、英語と日本語は全くと言っていいほど周波数に違いがあります。(英会話のリスニング教材を売っているサイトなんかでよく目にするアレです。)
この表によると、日本語の周波数は125~1500ヘルツ、アメリカ英語で1000~4000ヘルツ、イギリス英語になると2000~12000ヘルツとなっています。
ということで、これを見ると日本語とイギリス英語は全くと言っていいほど周波数がかぶっていません。
ならばお隣韓国はどうでしょう。
韓国語と日本語の文法はほぼ同じ。
なので、周波数もほぼ同じだろうと私は思っていました。
しかし、よくよく調べてみると実は韓国語のほうが、日本語よりも周波数がやや上を占めていると色々な本に書いてあるではないですか!
(表の説明:一番上からドイツ語、英国式英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、米国式英語、日本語、韓国語の順)
つまり、日本語が125~1500ヘルツを行ったり来たりで話しているのに比べ、韓国語は500~2000ヘルツあたりを行ったり来たりしているということ。
「どうりで韓国人の若い子のおしゃべり聞いてると、耳がキンキンするわけだ~!!!」とわたしはこれを見て一人納得したわけですが、つまり私の場合、普段の日本語に加えて、韓国語の環境に取り囲まれたことで自然と聞き取れる周波数が上に広がったのではないかなあと思うのです。
ということは、2000ヘルツになると今度はアメリカ英語、イギリス英語の周波数にもかぶってくるわけで。
それで英語も理解しやすくなったのでは!?というのが、私の仮説です。
本当のところはどうなのか分かりません。
ただ、「日本語が下手になった」のと、「外国語がうまくなった」ということから、私の「あの人、実は怪しい日系人じゃね?」というご近所のウワサがチラホラあるとか無いとか・・・
(注):このブログを書いている本人は、20代のころに日本を飛び出し、留学、海外生活、国際結婚、旦那の海外赴任同行と、長年各国を渡り歩いた挙げ句、今年の2月から二十数年ぶりに本格的に日本で定住することとなったのです。
一つは、日本人とうまく会話が出来なくなった、ということと、もう一つは格段に英語の聞き取りが出来るようになったということ。(注)
うまく会話が出来ていないと感じる理由として、自覚症状があるのは、相手の言葉が聞き取りにくい、もしくは聞き取れていてもわたしの反応が遅いことが挙げられます。
これはまあすぐ分かると思いますが、長年の海外生活で日本語に触れる機会が極端に減り、聞き慣れない、特に若者言葉などに耳がついていけないこと、そして諸外国語の引き出しが頭にありすぎて日本語の引き出しから単語を引っ張り出してくるのに時間がかかるということ。
そのため、反応として自分の言葉が出るのにどうしても遅くなる、という状況になる。
これが改善されるには、耳や脳が「日本語Ver」へアップデートされるまで、しばし訓練が必要になるのでしょう。
一方で不思議なのは、なぜかここ1~2年で英語耳が格段にアップしたこと。
確かに10年前、2年ほどイギリスに住んでいましたが、その後、韓国へ移住し、ずっと韓国語漬けの生活だったにもかかわらずです。
しかもイギリスにいた頃は、相手の話す英語がちんぷんかんぷん。
それでも住んでいた地方都市からロンドンへ行くとかなり聞き取りが出来ていたので、「恐らくあの街の人々はなまりがキツイのだ」と思い込んでいました。
それがどうでしょう。
韓国に長年いたら、なぜか英語のリスニング力が上がってしまったという怪奇現象。
「外国語の聞き取りが出来る」ということは単純に、「語彙としての単語を知っている」ことに加え、「音としてそれを区別できる」ということだと私は思っています。
英語の単語力はそれなりに以前からありました。
なので、考えられるのは、「韓国語の音を聞き続けたことによって、結果、聞き取れる音の範囲が広がった」といった理由です。
そこでちょっと調べてみました。
外国語にはそれぞれ周波数がある、というのは最近よく知られていることですが、下の表にあるように、実際、英語と日本語は全くと言っていいほど周波数に違いがあります。(英会話のリスニング教材を売っているサイトなんかでよく目にするアレです。)
この表によると、日本語の周波数は125~1500ヘルツ、アメリカ英語で1000~4000ヘルツ、イギリス英語になると2000~12000ヘルツとなっています。
ということで、これを見ると日本語とイギリス英語は全くと言っていいほど周波数がかぶっていません。
ならばお隣韓国はどうでしょう。
韓国語と日本語の文法はほぼ同じ。
なので、周波数もほぼ同じだろうと私は思っていました。
しかし、よくよく調べてみると実は韓国語のほうが、日本語よりも周波数がやや上を占めていると色々な本に書いてあるではないですか!
(表の説明:一番上からドイツ語、英国式英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、米国式英語、日本語、韓国語の順)
つまり、日本語が125~1500ヘルツを行ったり来たりで話しているのに比べ、韓国語は500~2000ヘルツあたりを行ったり来たりしているということ。
「どうりで韓国人の若い子のおしゃべり聞いてると、耳がキンキンするわけだ~!!!」とわたしはこれを見て一人納得したわけですが、つまり私の場合、普段の日本語に加えて、韓国語の環境に取り囲まれたことで自然と聞き取れる周波数が上に広がったのではないかなあと思うのです。
ということは、2000ヘルツになると今度はアメリカ英語、イギリス英語の周波数にもかぶってくるわけで。
それで英語も理解しやすくなったのでは!?というのが、私の仮説です。
本当のところはどうなのか分かりません。
ただ、「日本語が下手になった」のと、「外国語がうまくなった」ということから、私の「あの人、実は怪しい日系人じゃね?」というご近所のウワサがチラホラあるとか無いとか・・・
(注):このブログを書いている本人は、20代のころに日本を飛び出し、留学、海外生活、国際結婚、旦那の海外赴任同行と、長年各国を渡り歩いた挙げ句、今年の2月から二十数年ぶりに本格的に日本で定住することとなったのです。