俳句に関わりはじめて、文語文法をやらないと、と思い始めた。なんせ、句をみても理解できないのである。そもそも、「や、かな、けり」なんという言葉は、口語ではないのだから、当然といえば当然なのだが、あまり深くは考えないできた。
しかしながら、少し本格的にやろうとすれば、文語から逃げることはできない。そもそも国語なんて、まともに取り組んだ科目ではなく、まったくと言っていいほど、馴染がない。
古文で苦しめられたという記憶もない。それで、俳句の文法入門の本など購入したが、どうにも歯が立たない。それで、そのままとなっていたのだが、昨日思い立って、スーパーで、高校の受験参考書のコーナーを覗いてみた。
すると、うすうす感じていた助動詞、助詞に注目している本があった。まさに当たりであった。猛烈な特訓が必要な、分野があったのである。そんなに簡単に理解できて、モノになるという代物ではないのである。
それこそ、トレーニングが必要なのである。理系の門外漢には、こんな世界があろうとは、驚くばかりである。
とにかく、まずは、理屈抜きに暗記からスタートする。信頼してついてこいと、著者は言う。実践してみるよりない。いったいどうなるのだろうか。