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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

介護の周辺

2008年08月04日 08時36分13秒 | 思考試行
義母が家内に、もうあかんわ、もうシューットいくわ、と話す。家内は、笑いながら、まだ、早い、お父ちゃんもけえへんやろ、様子を見に来て、これはまだまだやと、帰ってるわ、と返す。

このところ、痰が出せなかったり、熱が出たり、チョット調子が悪い。食欲もあまりなく、呼吸音が苦しそうである。呼吸回数が多く、酸素をいれているが、排気が充分でないとくるしいらしい。無理矢理に酸素ばかりいれてもダメなのである。

このところの暑さに、昨日は、我が家の場合クーラーを2台一度に使えないので、小生も下へ降りてきた。椅子を並べて寝たのだが、あまり、寝ていないようでも、けっこう寝た感じはある。夜中になんども、痰を出すのに、家内が起きて、体を動かすようにする。そうすると、痰が出やすいと看護婦さんに教えられたので実践している。

調子の悪いときなど、どうしても痰が出にくいのであるが、なるほど、そのようにしていると、チャントでてくる。

看護婦さんは、みんな素晴らしい。それぞれ、個性があって、みんなやり方は違うけれども、患者本位であることは徹底している。

便の掻き出しなど、辛いことをされた後は、義母はおこるけれども、すぐに、説明すると理解する。そして、どの看護婦さんがいいとか、悪いとかは言わない。

小生は、側で感じているだけだが、それでも、好みみたいなものが出てくる。それでも、優劣などつけることはできない。みんな、芯がしっかりしているから、ぶれない。そして、仕事がみんな好きそうである。見ていて、元気をもらう。

家内も、当初から比べると、成長著しい。義母のことで、施設とか病院とか、一応話は出たけれども、義母本人がとにかくイヤだという意志がはっきりしていたものだから、こうなるしかなかったが、義母もここへ来て、家内に病院へいれて、と言い出しているという。

しかし、在宅の良さを、家内自身が体感しているようだし、こうした介護を苦痛とは思わなくなってきている。むしろ、生きがいを与えてもらっている。小生もできないなりに、家事にも挑戦するようになった。生活そのものが、しっかりしてきた。余分なことをする余裕がないのも事実であるが、それが、苦労とは思えない。

日帰り温泉や、映画を見に行ったり、よく外出したものだったが、必要な買い物以外には、出ることがない。

義母のおかげで、新しい境地をみんな味わっているということかもしれない。義母は当初は、介護されることの周囲に与える影響は、全然考えていなかったようである。

一人住まいをしていた頃は、義母のところに、家内が食材を抱えて、通っていた。その頃は、それほど、感謝してもらってはおらず、評価もしてもらっていなかったようである。

家内にとっては、当時の方が負担も多く、ストレスをかかえていたように見える。食材は、義母の食欲がなく、ほとんど、姉世帯の夕食に変身していたらしい。

義母自身、親とは早く別れたので、介護の経験はなく、従って、自分の意志を簡単に表明できたのであろう。出発はともかく、現在のような状況は、なかなかないようで、看護婦さんも自分の場合だったら、こういう風にできるかどうかはわからないという。条件もいる。みんなができるとは思えない。それでも、流れのなかで、これ以外に選択肢がないと思えるほどに、なじんできた感じがある。

状況のなかで、考え方、感じ方がそれぞれ変化していくのである。こんなブログを書けるのは、幸せといえる。

テスト終了、直ちに、課題にとりかかる。

2008年08月03日 20時09分01秒 | 思考試行
放送大学の単位認定テストを受けてきた。今回もあまり事前に、放送教材にふれることはなく、まさに、試験当日、前日の勝負であった。それでも、試験をうけるということで、若干意気込みが違うのと、問題そのものが、勉強になるし、試験時間中が刺激になるのである。

別にいい成績をとったから、どうのとか、すべったらどうのとかは、ないので、のんびりしたものだが、それでも、テストとなれば、それなりに力が入る。それは、いつの間にか飼いならされた習性なのだろうか。しかしながら、それは、別に害はないだろう。

さて、終わってホットではなく、昨日見つけた課題をこれから、解決するべく実行する。それが、次へのステップを呼ぶ。具体的な課題であるから、これは、やるしかない。長年放置していたことだが、考えて実行あるのみ。

こうして、いくつもやる事があるのは、幸せなことである。なにもやることがなくただ、時間つぶしのような毎日ではないのだから。




ゴマカシを見抜き、したたかに準備する。

2008年08月03日 08時07分13秒 | 思考試行
結局小手先の仕事ではダメだ。福田改造内閣が発足しても、なんの新味もない。支持率も変化ナシらしい。見かけではなく、中味が問題であることを、率が示している。

政治や行政が、何をするかで、庶民の生活は大きく変わる。それは、よくわかった。彼らは、自分達の仲間のために、富裕層のための政策をしてきた。それは、そうだろう。エリートとよばれ、一流大学をでて、一流企業にはいり、高級官僚になったのだから、誰が「落ちこぼれ」のために、尽力なんかするものか、というホンネだろう。

国民目線で、とか、あわてて妙なことを言い出したが、官僚機構があるかぎり、そう簡単に、この道筋は変わらない。根元から変わらないかぎり、変化はできないだろう。

「蟹工船」の文庫本が、書店でヒラヅミになっていた。よく売れているのだ。相当ヘビーな本だが、現在の若者達が置かれている状況に酷似していることから、共感を呼び、そして、火がついた。行動しなければ、事態の変化はかちとれない。しかし、行動はヤミクモであっては、だめで、準備がいる。指針を求めている。そのことに気付き始めている。

ここから、反撃がはじまる。そんな予感がある。今、弱者の準備が、シコミが現実のものになってきている。本の発禁をしたいと思う連中がいるだろう。昔は、そうしてきたのである。そして、戦争への道を歩んだ。

本当に事態を変えるために、何をしなければならないのか、今まで、誰が何をしてこうなったのか、その真実の姿を、誤魔化しのマスコミや、愚民政策をとるヤカラドモのねらいを、暴きたて、そこから、本当のたたかう姿勢、方針が、でてくる。

世の中は、思うようにはならないが、しかし、思わなければ変わらないし、変えようと、いう気持ちがなければ話にならない。どう変えるのか、しっかりと考え行動しよう。したたかに、注意深く、よく見て、判断する。同じ言葉でも、違う意味で使っているものもいる。ゴマカシは、調子がよかったり、かっこつけをする。騙されないことである。

「発熱効果」が、具体的な課題のイメージを呼ぶ。

2008年08月02日 06時16分45秒 | 思考試行
義母が発熱して、家内に朝4時ごろ起こされる。久しぶりの38度をこえる熱に、対処に困惑したらしい。

以前に購入していた熱さまシートを、額に貼り付け、保冷剤をタオルでくるんだものを、首の両横、腋の下、計4ヶ所にはさんで、そして、頓服を飲ませる。

ほどなく、熱はすこし下がって、楽になったのか、睡眠がとれるようになった。家内はすぐ横で、今は、横になって寝ている。3時ごろに、起きたときに発熱に気付いたようで、あまり、寝ていないので、すっかり熟睡している。

当方は、すっかり、目覚めてしまって、雑用を仕掛けたら、多くの課題があることを、思いついてしまった。基本にたちかえって、やるべきことをしなければと、突然の「目覚め」である。

具体的に、するべきことが、列挙できる。この二日は、それにあてることにする。明日は、放送大学の単位認定テストだが、試験が終われば、フリーだから、これは必ずやり遂げたい。

考えると、この課題は、何度か、実行しようとしたことはあった。ただ、段取りやその程度について、どうやるか、どこまでやるか、の明確な意識に欠けていた。それが、義母の発熱とその対策をしているうちに、具体的な仕事は、具体的にしなければならないのであって、ただ心配しているだけでは始まらないという、当たり前のことに気付かされたのだ。

書類整理を少ししたら、古い資料が目にはいる。今の状況には、即、役にはたたない。だが、現在のものの整理のためには、有用なアイデアがある。それで、具体化のイメージが、できた。

義母の「発熱効果」のタマモノである。

方向を間違えないようにしよう。

2008年08月01日 08時33分53秒 | 思考試行
方向が、どうやら変わり始めた。と書きたいところだが、アメリカ議会が正式にアフリカから、奴隷として多くの人びとを連れてきたことを、詫びた、というニュースを聞いて、今頃?と思った。すでに、地方議会では、議決されているところもあるようだが、当然ながら、やるべきことで、遅くてもするべきはしなくてはならない。

ハワイ王国を転覆したこと、も過去に詫びているという。人間の歴史をみるとき、現在のホモサピエンスといわれる前の、違う人種も明らかにいたわけで、同時代に生存していたこれらの人種は、今は絶滅している。非常に残酷な事態があったかもしれない。

生きとし生けるもの、栄枯盛衰は免れないことだろうが、人為的に可能なことは、努力の対象としなければならない。せっかくの科学技術のこれだけの進歩を勝ち得えてきながら、ショウもないことで、終わりというのは、つまらないと思う。

しかし、油断すると、非常に危険である。とんでもない連中がいて、劇場政治をやって民衆を誤魔化し議席を掠め取り、戦争を可能にすることをたくらむ者もいることを忘れてはいけない。

方向を間違えないように、日々努力しなければならない。我々のために、子孫のために。