空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

苛めがあったか、なかったか、から

2012年06月25日 08時27分37秒 | 思考試行

自衛隊の内部資料がなくなっている、としていたのが、探したら出てきた、という。さらに、「隠していた」ことを認めるべきだという声が、内部から、あがってきている。

至極もっともなことである。探したらでてきた、と、隠していたとでは、意味が全然ちがう。最初は、廃棄した、とのことだった。これが、よくある組織の現状である。

誰しも都合の悪いことは、隠したくなるし、ばれたらばれたで、できるだけ穏便な言い訳を考えたくなる。それが、組織となれば、個人の場合と違って、先例ともなり、その効果は、組織の腐敗へともつながる。

自衛隊は、憲法違反の組織であることは、憲法の規定をみれば一目瞭然であるが、今や、国際情勢もあって、丸腰というわけにはいかないという世論が普通のようである。組織自体の存立基盤は、国民の総意によるから、憲法といえども、形骸化するという事例の一つのような気がする。

いざとなったときに、戦えるのか、とか、議論があるが、組織として、憲法上の弱点をもちつつ、既成事実を積み重ねて、支配層の支持をえて、自衛隊は、ここまできたのである。

それで、自衛隊内部での事件は、あっただろうし、資料隠しもあったし、それでなんの不思議もない。そこで、本当のことを、いさぎよく、組織の実態を認めることができるかどうかは、幹部の力量だが、それができれば大したものである。そんなことができる組織は、今のところ見たことがない。

自衛隊が、もしそういうことが可能な組織になっているとしたら、「国」なんて、ケチなものではなく、世界の警察になって治安活動にあたるべきであろう。国にこだわるところに、新たな病害をおこす原因がある。


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