空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

原発問題について

2011年07月22日 08時25分22秒 | 思考試行

菅総理の原発についての発言が、個人的見解として扱われ、国会でも取り上げられている。原発については、悩ましい側面がある。

あれだけの大事故があって、なおかつ、続けるのかと言われれば、もうやめよう、というのが自然に思える。

一方、捨てがたい技術の力にも魅力がある。今まで、投資してきたこともあるし、方向転換には、抵抗があるのも自然である。

さて、どうするのか。現実の人間の力では、一旦事が起これば、どうしようもない状況に陥るのだし、特に、処理さえできない廃棄物が、どんどん生ずる技術など、とても完成品といえないし、後代の世代への負担となる。

この際、方向転換するのが、正しい選択といえるのではないかと思う。であれば、エネルギー政策というのは、国の方向を大きく変えることであるから、選挙の争点になる。

利権がからみ、不透明な実態の日本社会において、その進路を選択する格好のテーマである。そのなかで、官僚主導の政治から、国民目線の政治にどのように転換していくのか、どういう社会構造にしていくのか、多くのテーマが付随する。

菅総理という市民運動出身の得がたい政治家の登場で、今、政界は、大揺れに揺れている。いわば、触媒のような働きで、政界のみならず、日本社会全体の化学変化を起こせるかどうかである。

 


総理夫人にまで・・・

2011年07月22日 08時24分58秒 | 思考試行

BS11で、3人の鼎談があって、有馬、小西、あと記者一人の3氏だが、菅総理の思い描く戦略などを題材にしていた。菅総理が、夫人と よく話し合っていること、それによって、総理自身がかなり影響を受けているのではないか、として、否定的なコメントを流していた。

夫人は、選挙で選ばれた人ではない、というのだが、自分達はどうなのか。背景には、女性蔑視の感覚があるのかもしれない。当然のことながら、女性にも優秀な人はいるわけで、夫人は、相当の勉強家ともきくし、身内にそんなすばらしい人がいることこそ素晴らしいと思う。

話のなかで、レーガン大統領の夫人と比較したりしていたが、こちらは、占いがどうのこうの、の噂もあって、それを人事にまで影響させたというようなことであって、大分、レベルが違う。夫人という共通項で、一緒くたにするのは、暴論である。

そもそも、政治家の妻として、永年の実績のある人が、夫が、総理の職についたときに、できることは何でもしてどこが悪いというのだろうか。小泉サンのように、奥さんと離婚しているが、それが、孤独な総理にふさわしいとでも言いたいのだろうか。夫婦仲よく、政治についても、話し合える関係というのは、すばらしいことである。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎し・・・の類である。袈裟には、何の問題もないのである。