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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

アバター

2009年12月25日 | 映画
同じジェームズ・キャメロン監督のタイタニックの記録を塗り替えるか?

とも下馬評ではささやかれているが…。



ボクの結論は、


否、だと思う。


確かに、大作ではある。

迫力満点、すごーい! ともいえる。

娯楽映画としてはサイコーだ。



だが、それ以上の感動がナイ。


強いて挙げるなら、

「インディペンデンス」 張りの戦いの火ぶたを切る宣言場面だろう。



まず涙を誘わない。

感情移入しない分、余韻もさほど残らない。


印象に残るセリフと言えば、

「I see you」 かな?

「I'm a king of the world」 に比べればやっぱり弱い。



未来型ミリタリーアクション娯楽といった内容に加え、

テーマ音楽も印象に残るモノがなかった。


CG効果はいいが、あまりにも現実離れしていると鼻白んでくる。



その点、タイタニックは実話を土台にCGを駆使し、

ヒーローの死が涙を誘い、

セリーヌ・ディオンの歌が華を添えた。


観客は感情移入し、

男がジャックになり、

女がローズになりきれた。



「アバター」 のハッピーエンドの恋にも少々無理が感じられた。


むしろ人間より少し小さめにして、

愛らしさを醸し出したほうが良かったかも。


そして二人のカラミを強調するとか。



とくに最近の映画には、

一人歩きするようなテーマソングも必要だ。



とはいえ、

スケール的には劇場での一見に値する。


ただ、300円余分に払って、3Dで観るかどうかは好みの問題だろう。


重たい眼鏡をかけて3時間近く見るにしては、

3Dとしての迫力は100円分くらいの価値だったといえる。

持って帰れないし。



ディズニーの「BUGs]のように紙で出来た持ち帰りできる使い捨て(?)眼鏡のほうが有難味もある。


それに、3Dの特性を生かして、モットモット弓矢とか飛び出させてもよかったのではないだろうか。

観客が思わずよける様な。

3D の迫力としては、チョッと期待外れ。



チョッと辛口すぎたかな?

期待が大きかっただけに・・・。



でもマア、どちらか選ぶなら、

「2012」 より 「アバター」 の方うが観る価値あるかもヨ。