書名 「菅江真澄遊覧記」1-5
著者 菅江真澄 編訳 宮本常一 内田武志 出版社 平凡社(東洋文庫) 出版年 昭和43年
菅江真澄のことを調べよう、できたら彼が歩いたところを自分の足で歩いてみよう、まずはその第一歩として現代語版を読んでみようとこの選集5巻と随筆集を購入したのが、1年前。結局1年がかりで読むことになった。別に必要もなかったので、気の向くまま読んだのでこんなに時間がかかってしまった。
いきなり古文の原典にあたるというのはきつかったが、こうした現代語版で読めたことはありがたかった。その意味で宮本常一と内田武志の訳、さらには詳細な解説・注は、自分のような一般の読者に広く知ってもらいたいという意図はじゅうぶんに生かされたといっていいだろう。
自分にとっては菅江の何にやるのか、そのとっかかりを知るために読んだわけだが、なんとなくおぼえろげに見えてきた。すでに序章ということで書いて、石巻若宮丸漂流民の会の会報の最新号に発表したが、漂流民と菅江真澄というテーマがある。彼が下北半島を放浪していたときに、ラックスマンが来航し、菅江は、かなり近いところでこの騒動を体験していた。また海外に漂流し、日本に帰還した漂流民ふたりと会っている。さらに佐井の多賀丸に関しては、ロシア人が伝えた佐井の盆踊り唄についても書き留めている。漂流民と菅江という視点でまず見ていこうと思う。もうひとつは菅江が書き留めている、庶民のさまざまな仕事についても気になった。マタギ、遊女、芸能民など、下層でしぶとく生きる姿を生き生きと書き留めている。まずはこのあたりから菅江を追いかけていこうと思う。そしてまたこの遊覧記をもって、菅江が歩いた東北を、歩いてみたい。
著者 菅江真澄 編訳 宮本常一 内田武志 出版社 平凡社(東洋文庫) 出版年 昭和43年
菅江真澄のことを調べよう、できたら彼が歩いたところを自分の足で歩いてみよう、まずはその第一歩として現代語版を読んでみようとこの選集5巻と随筆集を購入したのが、1年前。結局1年がかりで読むことになった。別に必要もなかったので、気の向くまま読んだのでこんなに時間がかかってしまった。
いきなり古文の原典にあたるというのはきつかったが、こうした現代語版で読めたことはありがたかった。その意味で宮本常一と内田武志の訳、さらには詳細な解説・注は、自分のような一般の読者に広く知ってもらいたいという意図はじゅうぶんに生かされたといっていいだろう。
自分にとっては菅江の何にやるのか、そのとっかかりを知るために読んだわけだが、なんとなくおぼえろげに見えてきた。すでに序章ということで書いて、石巻若宮丸漂流民の会の会報の最新号に発表したが、漂流民と菅江真澄というテーマがある。彼が下北半島を放浪していたときに、ラックスマンが来航し、菅江は、かなり近いところでこの騒動を体験していた。また海外に漂流し、日本に帰還した漂流民ふたりと会っている。さらに佐井の多賀丸に関しては、ロシア人が伝えた佐井の盆踊り唄についても書き留めている。漂流民と菅江という視点でまず見ていこうと思う。もうひとつは菅江が書き留めている、庶民のさまざまな仕事についても気になった。マタギ、遊女、芸能民など、下層でしぶとく生きる姿を生き生きと書き留めている。まずはこのあたりから菅江を追いかけていこうと思う。そしてまたこの遊覧記をもって、菅江が歩いた東北を、歩いてみたい。
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