デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

タジキスタンと桃山の思い出

2023-06-11 05:46:30 | デラシネ日誌
朝から雨で、今日もウォーキングはなし。
19時から水族館の打ち上げで羽村に行くことになったので、途中どこかに行こうかといろいろチェックしていたら、渋谷のユーロスペースで、大好きな映画「ルナ・パパ」の監督フドイナザーロフの特集をやっていることがわかり、さっそく予約。上映後トークショーがあるらしく残席4席だった。
12時前に家を出て、渋谷へ。よりによって日曜日に渋谷を歩くなんて・・・すごい人。神座でラーメン。コロナ前の状態にもどったように、3分の2の客は外国人。ここだけでなく町の中も外人が多い。東急本店閉店というのが、一番の変化かな・・・
ちょっと早めに発券しようとユーロへ。これは正解だった。QRコードがなぜか大きくなりはみ出てうまく発券できない、これを見ていた女性の方が助け船、機械を持ち上げてスマホに近づけてくれる。助かった。
特集では4本の映画を上映しているが、自分が見たのは「コシュ・バ・コシュ」、ドシャンベーにあるロープウェイを舞台にした映画。とてもいい映画だった。絶えず銃声がバックに聞こえてくる、この映画がつくられたときタジキスタンでは内戦が始まり、監督はすぐにこれを取り入れたという。映画のストーリーとは関係なく、しよもない鳩きちがいの男と主人公が喧嘩をしているシーンで、鳩男が、なんで俺たちはこうして傷つけあっているんだとつぶやくのも胸にしみた。「ルナパパ」もそうだったが、挿入されるさまざまなエピソードが味があって、とてもいい。ロープウェイの社長さんが特におかしかった。それにしても段差の多い町のなかにあるロープウェイの役割の多彩なこと。芝を上から配っていったり、ビールをケースごと盗んだり、さらにはセックスのための部屋になったりと、こうした使い方が上手。ラストシーンがとてもよかった。たった3日だけど訪れたタジキスタンの首都ドシャンベーのことがいろいろ思い出された。あのロープウェイはあったのだろうか。本当にあったら見たかったな・・・こうなると「ルナパパ」は別として他の二本見たくなる。
吉祥寺に出て、教えてもらった絵本の古本屋さんへ。東欧の絵本がたくさんあったとてもいい感じの店だった。吉祥寺も人で一杯。ここは若い人が多い。自分にとって吉祥寺はサンロード。嬉しかったのは古本屋さんがまだあったこと。ここはよく訪ねた。一度ここで金子光晴を見かけたことがあった。
羽村宗禅寺へ。いいかたちで公演も終わったので、にぎやかな打ち上げになった。自分はろくなことがいえなかったが、みなさんいいことをたくさん言っていた。その中でも風宇兄さんの挨拶が心に沁みた。千代次が桃山さんの墓を掃除しているのを二度見た、桃山が曲馬館で千代次さんのことが好きになったのは千代次が洗濯している姿を見た時だったという話。電車の時間があるので、途中で抜け出す。今年はこれで羽村通いも終わったかと思ったが、どうやらもう一度来ないといけないかもしれない。その時は羽村動物園にも行ってみよう。
24時前に帰宅。

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