デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

サンクトの旅3

2018-11-17 03:50:43 | 
今日は12時出発なので余裕があるのだが、今日チェックアウトしなければならないので荷物をまとめるのに例によって時間がかかる。10時過ぎにチェックアウトして、荷物は預かってもらう。サーカス場までデンマークのおばさんを歩いて連れていくことになっているので道を確認しつつ、近くを散歩。第一の目的は両替。昔は街のあちこちに両替するところがあったが最近は少なくなった。ネフスキイ通りで一軒発見。100ドル両替。6400ループル。そのあと大好きなドームクニーガへ。ここはサーカスコーナーがあるからとても好き。ニクーリンのツヴェトヌィブリバールのサーカスについて書かれた本があった。ホテルに戻ってセルゲイとデンマークのおばさんを待つ。シルクドゥソレイユのキャスティングスタッフと会ったので、紹介したいアーティストがいるんだがというと、資料を送ってくれとのこと。なかなかセルゲイが来ない。先日入れたばかりのWhatappで電話。いまサウナに入ったという。待ち合わせまであと5分だというのに・・・タクシーで行くからそれに乗ってサーカスに行こうという。シルクドゥソレイユのキャスティングスタッフはとても便利なアプリがあると言ってタクシーを呼んでサーカスへ。今回感心したのはこのタクシーアプリ。いまの位置と行き先の住所を入力すると、すぐに何分後に着くと連絡が入る。キャッシュレスでもできるようだ。これはとても便利。乗る時にはいくらかが提示される。明朗会計、迅速、安い。すばらしいシステムである。しかしセルゲイは来ない。何度か連絡が入るがそのたびに5分後にという。12時半すぎに到着。そのままタクシーに乗り込む。結局デンマークのおばさんは来なかった。開演20分ほど前にサーカス場に到着。ほぼ満員。セルゲイの知り合いのブリヤートのサーカスの団長さんと一緒に観覧。サーカスの感想は別にしっかり書きたいのでここでは簡単な感想になるが、これこそサーカスという気がした。すばらしいクラウンがいて、動物のショーがあって、最後はジギド。これこそサーカスではないか。後半はかつては皇帝たちがここから見たという貴賓席で見る。公演後はタクシーでホテルに戻り、荷物をピックアップして明日から泊まる予定のホテルに向うことに。場所がわかりづらかったのとなによりも問題はホテルは明日からの宿泊になっているので来られても困るという。自分の理解では近くのホテルを行けば紹介してくれるということだったのだが、ただ近くにホテルがたくさんあるのでそこに泊まればということだったようだ。自分が都合よく理解していたということ、セルゲイが自分の部屋はベットがふたつあるので泊まればいいという。彼が泊まっているドストエフスキイホテルに向う。そんなに遠くない。なんとなくしらっとフロントを抜ける。なんか言われたら新たにチェックインするつもりだったが何もいわれなかったのでそのまま部屋に入る。荷物を置いて、ウプスラサーカスに向う。一昨日シルクールの公演の時に会ったウプスラサーカスのラリサに見たいと言っておいた。ここでも場所が分からずうろうろ。なんとか見つけたときはすでに開演15分後。ただ着いてあわてて入ったらラリサが待っていたのでまだ開演していないという。良かった!場内は超満員。ラリサが公演前に簡単な挨拶。2年前にもここでのショーを見たが、今回の作品はそれ以上にとてもいい作品になっている。まさにピロスマニの世界を再現していた。これもきちんと感想を書きたい。自分は何度も涙を流していた。サーカスの力を感じた公演だった。セルゲイはこのあとバルティックホールでやっている中国の劇団の公演に行かなくてはならないので、ラリサに簡単に挨拶してすぐにそちらに向う。開演後すでに50分ほど経っていたのだが入れてくれた。ほとんど寝ていた。セルゲイに途中つつかれる。いびきをかいていたようだ。なぜセルゲイがこの公演にこなければならなかったかというのは、どうも在サンクトのヤクーツクの人たちがみんなこの公演を見に来ていたらしい。しかも文化大臣も来ているとのこと。公演後はほぼヤクーツク県人会のような感じになっていた。なぜか記念撮影に入れてもらった。文化大臣が出てくるのを待って挨拶したあとホテルに戻る。ホテル近くの日本食を食わせるレストランへ。週末ということもあって超満員。軽く巻物を食べてホテルに戻り、セルゲイが持参したサカナの塩漬けを食べながら二次会。途中眠りかかるのを見て、セルゲイがお開きにしようということで就寝。たぶん2時過ぎだったかと思う。

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