デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

サンクトの旅8

2018-11-23 16:41:41 | 
帰国の日。チェックアウトは12時までなのでギリギリまでいて、片づけ、荷物の整理、メールなどなど。11時すぎには何もすることはなくなり、パソコンもしまい、部屋の中をうろうろ、自分でも馬鹿じゃないかと思う。
チェックアウト。最初の日チェックインしたときのおばちゃんがいた。愛想のいいおばちゃんだ。もう行っちゃうの、どうだったと聞くから、とても良かった、どこがとまた聞いてきたので、朝食も部屋、すべてですと答えるととても喜んでいた。でもほんとうにこのホテルのおかげで拠点ができて、いろいろ動けたし、なぜか他ではだめなのにラインもできたし、有意義な4日間を過ごすことができた。
下に降りて、タクシーで空港まで向う。セルゲイが使っていたヤンデックスタクシーのアプリをダウンロードしていたので、それを使ったみようとしたが、返信のパスワードをもらうところでつまずく。仕方がないのでモスクワ駅まで出てタクシーに乗る。セルゲイの話だと空港まではヤンデックスだと1000ルーブル前後ということだったが、いくらになるのだろう。手持ちのルーブルは3000ほど。足りるだろうか?30分ほどで空港へメーターは2020ほどだった。フライトは4時なので時間はたっぷりあるのだが、チェックインできそうなので荷物を預けて身軽になる。空港の中はなんでも高いので、自動販売のコーヒーを飲んで待合で持ってきた藤山新太郎の「たけし金かえせ」を読了。澤田さんが涙がでてきたというのは、やはり現場となっている松竹演芸場をよく知っているからだろう。たけし論にはなっていない。そろそろチェックインの時間になり搭乗口にいくと、韓国の若い人たちの団体が列をつくっていた。なにをしに来たのだろう。定刻にフライト、この韓国人グループの中にいたのだが、結構笑わしてくれた。機内サービスは水かコーヒー、紅茶しかないのに、ジュースといい、ないと言われるとオレンジジュースと答える。
ターミナルBに1時間のフライトで到着。今度は移動は余裕。ターミナルDはかなりの人ででいっぱい。酒がでないのでワインとビールを購入。搭乗口に行って驚いたのはたぶん5才ぐらいの少年が係員と一緒に待機していたこと。この少年ひとりで東京まで行くということなのだろうか。とても賢そうなハキハキしていた少年。そういえば昔「小さな逃亡者」という映画があったが、あのときも確か日本人の少年がひとりでモスクワに行ったのではなかったろうか?それにしても国内線とかでひとりはわかるが、国際線で日本まで一人で行くとはたいしたもんである。
離陸する前に持参したビールをビシュッと開けて、気持よく飲んでいたら客室乗務員の人がやってきて、何やっているの、アエロフロートはアルコールは禁止ですという。だから出さなかったのかと思う。とりあえず一本は飲みきる。
機内で持ってきた高田渡の「バーボン・ストリート」を読む。とても面白い。最近すっかりはまってしまっている。食事の時ワインをこそこそ出して飲む。酒飲みの嫌らしさ。
そこそこ寝れたのではないかと思う。目が覚めてからくる時も見た「ハン・ソロ」を見る。字幕がないからストーリーがよくわからない。気になる最後、下手すると帰国してまたどこかで見るようになるかも。
定時通り23日11時40分過ぎに到着。家にラインで連絡。荷物も早くに出てきて、12時すぎにゲートに出る。借りていたモバイルルーターを返却。荷物を送ろうかと宅配のところに行ったが値段を見て、がんばって持って帰ることにする。リムジンでYCATへ向う。
着いて腹が減ったので、どこかで食事をと思ったのだが、今日は祝日、ポルタの中のレストランはどこも混んでいる。空いていたところが立ち食いそばに毛のはえたようなそば屋。ちょうどそばが食べたッた。つけとろそばの大盛りを食べる。大満足。富岡からタクシーで帰宅。
親友の死の件で連絡をくれた友人に電話。お礼をいう。そして親友の自宅に電話。奥さんになにもできずに申し訳なかったと電話。自分の書いた別れの言葉を司会の人が読んでくれたこと、そしてその時みんな泣いていたということ、9月見舞いに行ったとき、とても喜んでいたという話しを涙ながらに語ってくれた。それだけ喜んでくれたのなら、なぜまた行かなかったのだという思いがこみあげ、こっちも泣いてしまう。
いずれにせよ早いうちに弔問にいかないと。
これで今回の旅は終わり。

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