日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
“栗”の花が今盛りです
野山は今“栗”の花が一杯咲いています
先日車を走らせていて、“栗”の花があまりに一杯咲いているので、思わず停まってパチリ!!してきました
“栗”はブナ科クリ属の落葉高木樹で、梅雨の今頃10~15cmほどのふさふさした花房状になって花を咲かせます
“栗”の花は雌雄異花で、雄花は穂状で斜めに立ち上がり、全体にややクリーム色を帯びた白色でさきますから、遠くから見る“栗”の花はまるで白い山の様に見えます
“栗”の花は、人間には咲いていてもあまり気づかれない感じの花のように思えます
しかし“栗”の花はとても変わった形ですが、その事以上に変わっているのは花の香りです 栗林の下に立てば、ちょっと青臭い匂いがして、これが“栗”の花の香りかとビックリするほどの独特の強い香りがします この芳香成分は、「スペルミン」というヒトの精液に入っている臭い成分と同じだそうで、“栗”の花は虫媒花ですので、理由はわかりませんが、虫たちを大変多く集める成分なのですね
尚余談ですが、「スペルミン」は細胞の新陳代謝に関わる(話題の)DNAと相互作用し、その遺伝情報の読み出しなどに密接に関わる重要な化合物だそうです
“栗”の花形は長い花房になっていますが、これは沢山の「雄花」が集まったものです 下の画像は咲いていた“栗”の花穂を撮ったのですが、「雄花」ばかり撮ってしまいました
実は「雄花」の下の方に、小さな緑色のとげに包まれた「雌花」が2~3つ、ひっそりと咲いていたらしいのですが、未確認でした
今度雌花を観察してみよう
見れば見るほど、変わった“栗”の花です これからイガイガ針で保護された栗の実が出来るなんて想像できません
こんな句を見つけました
「 逗留(とうりゅう)の 窓に落つるや 栗の花 」 ( 向井去来 )
「 よすがらや 花栗匂う 山の宿 」 ( 正岡子規 )
「 栗の花 紙縒り(こより)の如し 雨雫 」 ( 杉田久女 )
“栗”の花の花言葉は、「 公平 」、「 豪華 」、「 満足 」、「 真心 」 です
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