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‘アキチョウジ(秋丁字)’!?→いや‘ヒキオコシ(引起)’

びっしり小さな薄~い紫色の花が咲いているのを見つけました
この花は‘アキチョウジ’と先日行った植物園の標札に書かれていました
でもネットなどで調べてみたら、普通‘アキチョウジ’は西日本に多く分布し、これと良く似たものは、関東方面では‘関屋の秋丁字’というそうです
「関屋」とは昔の関守の家(関所を守る家)のことで、関所の近くに咲いていたから、この名になったと思われるのですが、わざわざ名前を分ける程の違いは余りなさそうです
強いて言う違いは、 ‘関屋の秋丁字’は、花の先端の上唇のはねあがり部分が少しとがっていて、‘アキチョウジ’はとがっていない、というのが、見分け方だと言う事です
‘アキチョウジ’はシソ科・ヤマハッカ属の草花で、花期・9~11月に青紫色の花が咲きます  
講釈が多くなりました
私には撮ってきた写真 が‘アキチョウジ’だと納得がいかないのです
花色も青紫色ではないし、場所も関東では無いが、充分関東に近いし、花の大きさもより小振りだし、それに‘アキチョウジ’が細く伸びた茎から細長い青い花がいくつもぶら下がって咲くという点も少し違っているように思えます

似た花を探して探して見つけました  
もしかして、‘アキチョウジ’ではなくて、‘ヒキオコシ(引起)’では無いかと思います…(おさがわせしました・私が標札をメモ違いしたのかもしれません)


‘引起’は秋・9~10月ころに、枝先に葉のわきからのびた軸に長くて、まばらな長楕円状の円錐花序をつくり、うす紫色の小さな花をたくさんつけます
葉が苦く、健胃薬となります
弱い箇所に起死回生の力をつける効き目があるといわれるところから、『倒れた病人を引き起こすほど効き目のある薬草』の意味で付けられた名前だとの説があります
別名を「延命草(えんめいそう)」といいます


  ちょっと薀蓄(うんちく)
ところで‘アキノチョウジ’の「チョウジ」とは・・・
クローブ(和名では丁子(ちょうじ))は、フトモモ科の植物で、開花前の花蕾を乾燥させ、肉料理によく使われるブレンド香辛料として使われます
茎や葉は除虫剤や香料になります
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