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算聖・関孝和のお墓に詣でてきました

数日前群馬・藤岡市の文化施設である・「みかぼ未来館」に、幼子達の音楽発表会を見に行ってきました

音楽発表会と言っても、楽器演奏、ダンス、演舞、と盛りだくさんで、3歳~6歳までの保育園児が舞台一杯に踊り、歌い、跳ね回っていました                                                             楽器演奏曲もクラシックを合奏、弾きこなし、ダンスは流行のビート曲を踊るといった具合でなかなか上手でした

発表会を見ながら、演じる児等の溌剌とした動きにびっくりし、自分の幼かった頃を思い出すと、その能力の高さに更に感心しました

「みかぼ未来館は」小高い丘陵の上に建っています                                                      「みかぼ未来館」・駐車場の奥、丘陵の下るところに、江戸時代の偉人・ 算聖と称された「関孝和」 のお墓があり、詣でてきました

この墓碑は昭和58年(関孝和没後275年)に建碑されたものですが、上毛三山のみえる見晴らしのよい墓所に建てられていました

 

    「算聖・関孝和」 墓碑            墓碑・裏側に建立年が掘り込まれています

     向って左奥は、赤城山系です                                                                   画像では分りませんが、数日前から少し冠雪し白くなっています

「関孝和」は世界的な数学者としての評価を受けていますが、私の中では彼の素晴らしさを分りやすく知るための数字は円周率を解いた事にあると思います

今では小学生でも知っている円周率ですが、「関孝和」が生きた16~17世紀代にこの数字を知る人はほとんどいなかったでしょう

彼は暦の作成にあたって円周率近似値が必要になったため、正131072角形なるものを使って小数第11位まで算出したそうです                                                                   「関孝和」の計算し得た近似値は「3.14159265359 微弱」                                                               最後の「微弱」とは、桁の丸め方を示す言葉で、関の「天文数学雑著」によると、「九以上収めて一とし、これを微弱という、五以上収めて一とし、これを弱という」とあるそうです

彼の生きた時代は勿論今使う数字はなかったので、彼の著書には、「三尺一寸四分一厘五毛九糸二忽六微五繊三沙五塵九埃 微弱」と記載されているそうです

時が400年ほど経ってる現在、3.1415を使って円の面積を出したり、円周の長さを求めたりは当たり前の様に子供達が使えるようになっています                                                            「関孝和」が今の子達のそんな能力を見たらなんていうでしょうね

 

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