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‘ツチグリ’のなんとも面白い生態、知ってました!!

緑地公園の林縁・日当たりの良い斜面で、1個だけポツンと苔の海を泳ぐ「ヒトデ」のような‘キノコ’を見つけました 
この‘キノコ’は、‘ツチグリ’または‘ツチガキ’と云う夏~秋に掛けて生える‘キノコ’です  
‘ツチグリ’の若いうちは、直径2~3cmぐらいの黒っぽい濃褐色をした球体をしています
成熟すると、外側の皮質の厚い外皮は7~10片に裂けて、星型に反り返り、中から薄い皮に包まれた扁球形の袋を現します
星形の外皮は、湿っているときは開いていますが、乾くと再び閉じて球状になります
このとき内側になった袋を押しつぶし、袋の中の胞子を飛散させます
さらに球状になると、風に吹かれたりして、地面を転がって移動もするというのですから、びっくりします 
そして移動先の場所で、湿気を帯びると、再び星形に開くのですから、面白いですよね


            胞子が出尽くして(?) しまった‘ツチグリ’  (2009年7月末・撮影)

調べてみると、この‘ツチグリ’は内の白い幼菌のものは食用になり、東南アジアなどでは缶詰にもされているのだそうです(内の黒いものは苦く食不適らしいです)
キノコ採りに行って、よく見かけたのですが、今までたべられるとは知りませんでした
どうやら食用になる事は、(私だけでなく)あまり日本では知られていないようです
   東北地方の南部(特に福島県など)では‘マメダンゴ’もしくは‘ママダンゴ’と呼ばれ、6月下旬から7月上旬にかけての梅雨の時期に、季節の味として食卓に上り、味噌汁の具や佃煮などにされているそうです
でもあまり食欲は湧かないですね
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