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マユミに果実が生っていました

 梅雨の合間の晴れた日に、群馬県立自然公園・群馬の森に行ってきました

ちょびっと遊歩道の散策をしたのですが、雨に濡れた木々の緑が輝いてとても新鮮な感じがしました

「群馬の森」では、割りに高木の樹木が多く植えられています

そんな木々の中で、小高木と見られるマユミの樹が数本まとまって植えられて、緑を満喫させてくれました

マユミ(檀、真弓、檀弓)は、ニシキギ科ニシキギ属の木本で、別名ヤマニシキギとも呼ばれるほど紅葉の綺麗な樹木ですが、緑もなかなかですよ 

    梅雨の切れ間、マユミの緑がまぶしかったです  (後ろの高木はクルミの樹です)

マユミは、日本と中国の林に自生する雌雄異株の落葉樹です

葉は有柄で対生しており、葉縁には細かいのこぎり歯(鋸歯)があり、葉脈がはっきりしています

1年目の枝は緑色をしており、新芽は丸々としています

老木になると、幹には縦の裂け目が目立ちます

花は初夏(5~6月)、新しい梢の根本近くにつき、花色は薄い緑白色・4弁の小花です

花後1cmほどの果実が枝にぶら下がるようにしてつき、形は4稜のある果で、長さも幅も8~10mmほどの四角形です

   マユミの若い果実です

秋の深まりと共に、果実の色は品種により白、薄紅、濃紅と異なりますが色づきます

どれも熟すと、果皮は4つに割れ、中から鮮烈な赤い種子が4つ現れます

実は葉が落ちた後も残り、冬枯の山で特に目立ちます・・・因みに紅葉と果実の観賞期は10月~1月中旬まで楽しめます

枝にぶら下がるように実った鈴なりのマユミの緑色の果実は目立ちませんが、姿は可愛らしく見えました

尚、マユミは雌雄異株で、果実は雌株にしかなりません

見つけた散策路のマユミはどれも雌株だったようですが、雄株なしで受精するのでしょうか・・・近くにあったのかな

果実をアップしました   

直径1cmほどの倒三角形で、基部は狭まり、4心皮から成っています

4稜(紙の折り目のような線状の隆起)があり、先の方はへこんでいます

マユミの花言葉は、「 あなたの魅力を心に刻む 」、「 艶めき 」  です

花は終わってしまったけど、緑色の若い果実は「艶めき」を感じさせてくれました

 

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