ダンポポの種

備忘録です

信楽高原鐡道

2011年09月18日 19時49分00秒 | 鉄 道
きょうの投稿は、信楽高原鐡道の画像です。

今年7月に写してきたもので、ブログ記事にしようと思ってパソコンに取り込んだものの、下書き状態のまま放置して、すっかり忘れておりました。
投稿が大幅に遅れてしまいましたが、きょうはそのときの画像をどどど…っと貼っておきます。

◆               ◆               ◆

7月の暑い日、貴生川駅までクルマで行って、駅前の駐車場に止めておき、貴生川~信楽間を列車で往復してきました。

私が信楽高原鐡道に乗ったのはこれが初めて…ではありません。
過去に、貴生川~玉桂寺前間には乗ったことがあるのです。
玉桂寺前まで乗っておきながら、信楽までは乗り通していない-、という風変わりな結末ですが、そのときは「青年部会の広報誌のネタ集め」で乗りに行ったものなので、
貴生川から乗って、玉桂寺前でどうしても下車する必要がありました。(帰りは、玉桂寺前から貴生川ゆきで引き返してしまった

私が暮らす京都南部に隣接する信楽(甲賀)に、玉桂寺前~信楽間という、たった一駅の未乗区間がぽつんと残っているのも気になることで、
『早いとこ、乗りに行かなくては…』と思っておりました。



↑貴生川駅にて。
 平日(7月11日)の午後。私が乗ったこの列車は、ワンマン運行ながら2両連結でした。



↑信楽といえば、たぬきです。車体にもイラストが付いています。(これも貴生川にて)




↑車内は、ボックス席とロングシートが組み合わさった座席配置です。
 赤い座席の車両と、青い座席の車両とがありました。
 この赤い座席も、例えば、白い座席カバーが装着されたら、見た感じ(印象)も断然違ってくるんだけどな…。
 もちろん、経費が要ることですから、無理は言えません。




↑貴生川駅の改札口でもらった乗車駅証明書。レシート型です。
 同駅の改札口はJRの領域ですが、改札口で声を掛けたら、JRの駅員がこの証明書を手渡してくれます。
 よく見ると、日付は合っているけれど、時刻はデタラメ…。
 朝、その日に使用しそうな枚数分をダァーッと発券して置いてあるのだろう-、と推測。



↑貴生川を発車した直後。
 となりに見えている線路はJR草津線です。
 ほんの一瞬だけ並走したのち、信楽線はぐいっと右へカーブして草津線とわかれます。









↑山の中に突如現れる、新しい高架橋。その正体は、新名神(高速道路)。
 近隣にインターチェンジもあり、信楽へのアクセスとしても新名神は大変便利です。
 これによって信楽高原鐡道も客を奪われている-、という面は確かにありそう。
 立派な高架道路は、単線のローカル線など眼中にないといった感じで、車窓の上空を高々とまたいでいきます。



↑信楽線の開業時(昭和8年)から存在しているらしい、雲井駅。
 たしか、この駅で下校の小学生の一団が、どっと乗り込んできたと思う。(すみません、2ヵ月前なのでもう記憶が…
 国鉄信楽線として開業した当時、貴生川~信楽間の途中駅はこの雲井駅しか無かったそうです。
 無人駅になって久しいようですが、古くは駅員も配置されていたそう。
 いつの時期のものなのか、こじんまりした駅舎の建物が、今も残っています。



↑雲井のつぎの駅、勅旨駅。
 小学生の一団はここでどっと降りていきました。一駅だけ列車で通学しているんですね。
 ここも、国鉄時代から存在する駅ですが、雲井とは異なり、後年(戦後)に増設された駅だそうです(昭和30年代)。
 厳かな響きの駅名ですが、駅そのものは大変シンプルな造りの無人駅です。駅舎はありません。
 駅名標・発車時刻表・運賃表・時計・案内ポスターなどの全てが、『ここしか居場所がないので…』といった風情で待合室の壁面に〝集結〟しています。



↑車内の様子をもう一度。
 赤い座席ですが、この色合いは近鉄電車の座席にも似ていますね。
 近鉄特急も、昔はこういう色の座席だったな。



↑窓枠(かまち)への落書き。


↑席を移動してみたら、そこにも…。


◎信楽駅にて



















↑信楽駅では乗車券が売られています。(信楽~貴生川間は、片道450円)
 この画像は、乗車中に車内で撮影したもの。貴生川駅の改札口で、この切符は回収されました。


◎貴生川に戻ってきました

↑JR草津線を中心に、信楽高原鐡道と近江鉄道も乗り入れている駅です。


↑駅前。