ダンポポの種

備忘録です

おもいで(その8)

2007年09月21日 23時20分48秒 | 旅のあと
◎乗り歩き2日目(続きの続きの続き)

浅草にて(吾妻橋)

春日部駅から乗車した急行・中央林間ゆきで曳舟駅へ、
そこで乗り換えて、
浅草駅に到着したのは15時20分でした。

曳舟駅から押上駅まで線路が伸びて(これも伊勢崎線に含まれるみたい)、半蔵門線と結ばれたことから、
東武電車の運行形態も変わりましたね。
浅草駅まで直通で入る列車もありますが、私のように曳舟駅での乗換えをはさむと、
『支線に乗り換えて浅草へ来た』 ような気分になります。

まあ、とにかく、やって来ました浅草へ。

『浅草駅まで電車に乗ってみたかった』 というだけなので、浅草の町には何の用事もありませんが。

駅からも近い、雷門から仲見世あたりを歩いてみるのは、私も大好きなのですが、今回は散策を割愛します。
その代わり、駅のすぐそばにある「吾妻橋」を見てきました。


↑この橋のイメージカラーなのでしょうか、赤色ですね。



↑橋のそばに水上バス乗り場があり、ちょうど出発していくところでした。不思議な形です。
 後方に見えている鉄橋が東武伊勢崎線です。




↑その鉄橋を、ゆっくりゆっくりと電車が渡っていきます。流れる川は、隅田川。



浅草→曳舟→(東武亀戸線)→亀戸→東京→京都

吾妻橋を見たあと、再び東武浅草駅に戻って、構内の喫茶店で一服しました。

『もうすぐ午後4時だし、そろそろ切り上げるか…』

浅草駅にたどり着いたことで、めでたく、乗り歩きプランの〝ネタ〟が尽きました。
これ以上は、ノー・プランのままダラダラと乗り歩いても疲れるだけなので、
充実感に満たされているうちに〝お開き〟とするのが賢明かと思います。

これから東京駅へ向かえば、17時台の新幹線に余裕で間に合います。
特急券はまだ買っておらず、乗る列車も決めていませんが、
東海道新幹線の運行本数を考えれば問題はありません。
『東京駅に着いてから、乗る列車(新幹線)を決めよう』
という具合で、最後の最後も〝当てずっぽう〟の旅であります。

        

浅草15時52分発の区間準急・久喜ゆきに乗り込みました。

「えっ…、また東武電車に乗る? 東京駅へ向かうのでしょう?」
と思われるかもしれませんが、これは〝最後の悪あがき〟です。
曳舟~亀戸間の「東武亀戸線」を経由して、東京駅へ向かうことにします。

亀戸駅からはJR線(総武線)に復帰し、2日間活躍してくれた『周遊きっぷ』が〝最後の登板〟です。
例によって、私の勝手な思い込みが炸裂し、
『亀戸駅には総武快速線が止まるので、東武からの乗り換えも便利だ』
と思ってやって来たものだから、
『あれっ? 快速線のホーム、無いやん』って。
前日にも総武線には乗ったのですが…。なぜ気付かないのか。

『まだまだ、東京の電車をマスターできていないな…』
と反省しつつ、各駅停車で錦糸町へ行き、そこで総武快速線に乗り換え。
すると、やって来た快速線の列車は、偶然にも「東京ゆき」でした。

『横須賀線直通が来るのだろう』と思っていたので意外でしたが、
「東京止まり」の列車で乗り歩きを終えるという、偶然のめぐり合わせになりました。
締めくくりにピッタリの展開です。

16時40分頃、東京駅(総武線ホーム)に到着しました。


これにて、乗り歩きを「終了」とします。



        

あとは、新幹線で京都へ帰るだけ。

コインロッカーに預けていた荷物を取り出して、ここからは両手がふさがります。
今から〝新幹線〟に乗る者としては、それなりにふさわしいスタイルかもしれません。

特急券うりばのカウンターで、どの列車に乗るか思案します。
「のぞみ号の指定席」に乗るつもりなので、別に、どの列車でも良いのですが。
空席情報を見ても、
『どの列車も空席があるじゃないか』
という具合で、選択のポイントが見当たりません。
しかし、列車を決めないと、指定券は売ってもらえないし。
『早いとこ決めないと、こりゃ、帰れないぞ…』って。(あほか!)

17時20分発の「のぞみ255号」(新大阪ゆき)に決めて、指定券を入手。
続いて、売店で『東京ばな奈』の一番小さい箱をひとつ購入。
(↑誰へのお土産やねん)(出たか?自分用…)

さらに、新幹線ホームへ上がって、駅弁も買っておくことにします。
駅弁をメインに取り扱っている売店が、ありますよね。
『ここはひとつ、オーソドックスに幕の内弁当で…』
ということで、「歌舞伎弁当」に決めました。

それをレジに差し出そうとしたとき、呼び止められたように振り向いた私の目に映ったものは…!!

缶ビールの陳列棚 だったとさー!


(おわり)



☆おまけ

↓乗り歩き中に買った切符のうち、手元に残ったもの。
 グリーン券も券売機で買えます。



おもいで(その7)

2007年09月21日 12時19分17秒 | 旅のあと
◎乗り歩き2日目(続きの続き)
横浜→(湘南新宿ライン)→大宮


グリーン車での駅弁を楽しみに、心躍らせながらたどり着いた、横浜駅10番のりば。

そこで私の目に映ったのは、「グリーン乗車位置」に伸びた乗客の列でした。

私が予想していた以上の人数が並んでいます。

グリーン車は自由席なので、座席確保は早いもの勝ちです。
この行列の最後尾に並んだのでは、乗ったとしても「窓側席」の確保は難しそう…。
平日の昼間とあって、仕事上の移動と思われる乗客が多く見られ、
私みたいな〝遊び〟の乗客はごく少数に感じられます。
手にした「シウマイ弁当とビール」というのんきな昼食が許容される車内環境かどうかも、気になります。

せめてもの工夫として、私は列車を1本見送り、その次に来る列車に乗ることにしました。


         

というわけで…、
横浜12時44分発の湘南新宿ライン、特別快速・高崎ゆき(E231系15両)に乗車。

1本見送ったことで、ちょいとホームで待ちぼうけでしたが、今度は行列の前寄りで待機できました。
ホームでは、私の背後に、先ほどと同様の長い列ができていたので、
『先頭切って乗り込んでも、2階席は込むに違いない』
と読んで、車端部の平床(普通床)客室を選びました。
この客室は空いていて、何人かの乗客が流れてきたものの、穏やかな雰囲気は保たれました。
『やはり、食事はこういう環境で取らないとな…』

「特別快速」なので、一部の途中駅は通過して走ります。

実際に乗車するまで、
『湘南新宿ラインの列車は全て特別快速』
だと私が思い込んでいたことはここだけの秘密として、
結果的には、1本見送ったことによって特別快速に乗れたわけです。
結果オーライとします。

通過区間では乗客の流動が無いので車内が落ち着き、食事をする上でも都合が良かったです。
途中、新宿駅へ到着するころにはほとんど食べ終わっていましたが、
車窓に高層ビルを眺めながらの駅弁は、実においしかったです。

950円のグリーン券だったものの、横浜からの乗車時間は1時間を超えず、
13時40分頃に大宮駅へ到着しました。


大宮→(東武電車)→春日部→曳舟→浅草

大宮駅からは東武野田線に乗り、春日部駅で伊勢崎線に乗り換えて、浅草を目指しました。





↑上の画像は2点とも、東武春日部駅にて。野田線と伊勢崎線の乗り換え駅です。
 写っている電車はすべて、伊勢崎線の東武車両です。どれも色が違う…。
 〝中線〟がある線路配置に、東武線らしさを感じます。
 




↑春日部から浅草方向へしばらく走ると複々線区間に入ります。
 各駅停車用の内側線ホームを横目に、急行電車は外側線を軽やかに通過してゆきます。




↑車内に掲げられた停車駅案内。
 私が乗った「中央林間ゆき急行」は東急電車の車両だったので、
 田園都市線の駅名が大きい字で記されていました。




↑北千住から曳舟への区間(急行電車)で通過した、鐘ヶ淵駅。大きなカーブ区間にある駅です。
 後寄りの車両の窓からは、カーブの先へ進んでゆく先頭方向の車両を望むことができました。
 画面左側のギリギリのところですが、先頭方向の車両が見えますか?



(つづく)