ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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「朝鮮日報」のコラム「それでも世界から愛される日本」と、ネチズンのコメントを読む

2013-06-02 19:39:20 | 韓国の時事関係(政治・経済・社会等)
 本ブログの1つ前の記事を読んでアタマに血が上った方は、この記事で冷ましてください。
 5月31日「朝鮮日報」のヤン・サンフン論説委員が書いた「世界は日本が好きだと言っている(세계인은 日本이 좋다고 한다)」と題したコラムについてです。
 原文は→コチラですが、今日「朝鮮日報」(日本版)にも翻訳がアップされていました。(→コチラ。) 日本版では、見出しを「それでも世界から愛される日本」と少し変えて訳しています。(「それでも」とはなんだ!?(笑))

 内容はというと、英国BBCが毎年行っている国別評判調査での日本の評価をめぐるものです。
 その調査では日本は毎年トップ圏内に入っていて、今年も「政治家による破廉恥な過去史否定」にもかかわらず世界で4番目の高評価であり、ヤン・サンフン氏は「韓国人と中国人による圧倒的な否定的評価がなかったら、日本は今年も、世界で最も人気ある国の座を争っていたかもしれない」と述べています。
 続けて彼は人気度1位だったドイツと、日本を比較していますが、「中央日報」のキム・ジン氏とは比較にならないほど冷静な筆致です。
 「ドイツに比べると日本には、良心的な過去史反省をしなければ耐えられないという外部環境はないも同然だ」と分析したりもしています。

 しかし、ヤン・サンフン氏のコラムの主旨は日本に対する物言いではなく、以下のように「調査対象の17ヵ国の中で10位と12位の間を行ったり来たりしている」韓国の人々に向けて書かれています。

 韓国がさらに伸びるということは、もっと強くなるというだけでなく、世界の人々から好かれ、尊敬される国になるということだ。韓国がもっと伸びるということは、礼儀・信義・正直・清潔・規律・遵法・誠実・団結の面で韓国も日本に劣らない国なるということだ。

 ・・・ということは、それらの点で劣るということを認めているのです。
 その具体例として、自身日本を訪れた時、違法駐車を1台も見かけなかったこと、道路に唾を吐く人も、車の外にたばこの吸い殻を投げ捨てる人も、1人としていなかったこと、歩道のブロックがずれている場所も、ほとんど見かけなかったこと、タクシーに乗った際に運転手に電話を渡して別の車の仲間に現在地を伝えるよう頼んだところ、「運転中には電話できないことになっています」と丁重に断ったことをあげています。

 私ヌルボ、この記事でも原記事の下段の読者コメントを見てみました。するとキム・ジン氏のコラムと全然フンイキが違うのです。
 総数54件のうち、感情ムキダシの日本非難はほとんどなし。
 また日本人が喜びそうなコメントに対して「賛成」の数が多いことも、キム・ジン氏のコラムの反応からは信じられないほどです。
 以下、主なものを紹介します。

 先進国の共通点は、正直、秩序をよく守るという点である。正直ではない社会に対する自身の評価はあまり・・・なのだが、外国の人たちにいい評価を受けられることが期待できるのだろうか? 時折韓国の国家公権力が嘲弄されるニュースに接する外国人は「情けない国」と見下すだろう。・・・問題の核心は正直と秩序だ。(賛成22:反対1)・・・賛成数最多。

 日帝36年受難史を耳が痛いほど聞き、日本人を暴悪な連中と思っていたが、初めて日本に行ってみて、きれいな街や丁寧な礼節にむしろその思いが遠のいていった記憶がある。子供の頃から"人のことを先に考えなさい"という家庭教育から彼らの高い公衆道徳心が出てくるという話を聞いて、それがまさに我々の親たちが見習うべき点だと考えた。(賛成22:反対1)

 それしかない! 日本に住んでみると大多数の人が良心的で正直で礼儀正しく、きれいである! 近隣諸国間の争いは歴史の中で日常的なものであり、日本の侵略も同じだと思います! 私たちは感情的に日本に対するのではなく、批判的に評価し、彼らの長所を学び、私たちの強さを伸ばすのに邁進しなければならない! 私たちの国力が大きくなって、南北が統一されれば、日本の態度は変わる!(賛成9:反対0)

 今年の調査で最も良い評価を受けた国は、ドイツだった。日本と同様、第2次大戦の戦犯国だが、ドイツは徹底した反省を続けた国で、日本はそうではない。日本が、ドイツのような態度を取っていないにもかかわらず、ドイツ同様に国際社会で尊敬されているという現実。まさにここに、韓中日の過去史問題の根源があるのではないかと思う。(賛成9:反対0)

 日本の粋と味は、世界の人々を魅了させるが、韓国のそれはあまりそうではない。愛国(?)メディアがいくら韓流が世界を震撼させたと叫んでみても9割は誇張である。そして、日本人の礼儀正しさ、整理整頓、正直、責任感は、韓国人が全く及ばないところだ。(賛成8:反対0)

 15年間日本に暮らしてみて、学ぶ点が本当に多いです。この人たち、本当にいい人たちです。韓国と中国人だけ例外ですが、世界の人たち皆が日本をほんとうに好きです。私は日本をよく知るようになりましたが、今韓国に行って友人に一言も話しません。「チョ**リ」になったと悪口をよく言われるので。私は誰よりも韓国を愛しているのですが・・・。良いことは学ぶべきです。(賛成4:反対0)

 ・・・こうして見てみると、それぞれの記事は概してその内容に同調する人たちがコメントを書いているということなんでしょうね。

 安易に韓国の(or日本の)世論はこうだと決めてかかると思わぬ落とし穴にはまりそうです。
 それでも、「総じて韓国人は日本をこう見ている」という言い方はありえると思いますが、逆にそこから個々の韓国人の日本についての見方を自明であるかのように思い込んではならないということでしょう。
 結論は、いつも平凡なことしか書いてないな・・・。
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「中央日報」の「広島・長崎の原爆は天罰」という記事の韓国での読まれ方

2013-06-01 23:31:48 | 韓国の時事関係(政治・経済・社会等)
 安倍首相が乗った練習機に731という数字があったとのことで、その写真(→コチラ)を見たら、たしかに操縦席のすぐ下にでっかく記されています。

 で、それを見て偶然と思わない多くの韓国の人たちの判断も大きな問題ですが、その数字を見て首相自身をはじめ関係者が誰も気づかなかったというのもいかがなものでしょうか?

 さて、一昨日発売の「週刊文春」6月6日号のトップ記事は、あの「中央日報」のキム・ジン論説委員へ直接取材です。「安倍、丸太の復讐を忘れたか(아베, 마루타의 복수를 잊었나)」というコラムでドレスデンの空襲と広島・長崎の原爆投下は「神の懲罰」と書いた人です。
 政府がに抗議したこと等が各メディアでも報じられたので、周知のことでしょうが、そのコラムでは(ドレスデンと広島・長崎は)「神の懲罰であり、人間の復讐であった(신의 징벌이자 인간의 복수였다)」という記述に続けて、「ドレスデン空襲はナチに虐殺されたユダヤ人の復讐であり、広島・長崎は日本軍国主義の犠牲となったアジア人の復讐であったが、ドイツは精神を入れかえて新しい国となったのに対し、日本は変わっていない」と書かれています。

 「週刊文春」は、スピーディーな対応で現地取材、という点はいいのですが、内容的にはイマイチ以下。キム・ジン氏自身がまともに答えることを終始拒みつづけたということもありますが、彼への個人批判部分が多く、それに「韓国の被爆者たちも激怒」という中見出しで韓国の被爆者団体の事務局長の批判意見を紹介してはいますが、「国民日報」の記事(→コチラ.韓国語)が伝えるように、24団体で構成された「被爆者と子供のための特別法推進連携会議」はキム・ジン氏に強く抗議するとともに、「原子爆弾が爆発したのは日本の領土だったが、日本は世界で唯一の被爆国ではない。日本も抗議するだけではなく、自らを振り返って反省してみる必要がある」とし、日本の政界にも責任を求めているのです。

 「週刊文春」の記事で私ヌルボが残念に思うのは、せっかく現地に足を運びながらも、韓国の一般市民の声が全然載っていないこと。
 つまり、キム・ジン氏個人の問題におおよそ集約されてしまっているからです。

 問題のキム・ジン氏のコラムは、一度は「中央日報」(日本版)に翻訳が掲載されましたが、その後削除されました。
 しかし「中央日報」(韓国版)のサイトにはそのまま載っています。(→コチラ。) また、「中央日報」(英語版)もそのままです。(→コチラ。)
 ※韓国語、英語がダメという方はgoogle翻訳等をご利用ください。

 この記事で私ヌルボが着目したのは、記事自体もさることながら、むしろ韓国人読者の反応の方です。記事の最下段をみると、現在まで総数139件の意見が寄せられています。
 賛成数が57と最も多いのが次の意見。(反対は14)

 現職首相が過去の悪名高く、天人共に怒る行為を犯した731生体実験部隊を連想させる731の飛行機に乗って、親指を立てた写真を公開するのは、韓国と中国人たちを侮辱して蔑視することだ。それでどのように外交をすることができると思いますか? キム•ジン委員の記事に同感します。日本は天罰を受けている。祝福を受けるでは絶対にない。安倍が日本を地獄に導いている。

 一方、反対数が46と最も多いのが次の意見です。賛成も23と、その半分ありますが・・・。

 申し訳ない話ですが、偏狭な自国内の人気迎合、歪んだ極右的な言行はキム記者も安倍も五十歩百歩だ。おそらく安倍の言行に拍手して痛快に思っている日本の強烈な根っからの極右派は親指を立てるだろう。キム•ジン記者の味のあるシーソー記事(←振幅が大きいこと?)を痛快がる人も多いだろうが、それが巧妙な包装術であることを悟れば、おそらく多くの人は苦々しく思うだろう。率直に言ってキム記者は、言論よりも極右保守政治をすべき人だ。

 あと1つだけ、たぶん日本人には自然に受けとめられるのでは、という意見を1つ紹介。

 懲罰であれば、なぜ罪のない市民とわが国の人々だけ死ななければならなかと・・・。なぜこのような貧弱な発想しかできないのか・・・。百歩譲って、原爆被害を受けたわが国の人々は、当時日本にいただけの理由で'韓国人'ではないのか?
 ・・・この意見に対しては賛成14反対29です。

 この件に対する一般の韓国人の意見で、ある意味すごいなー、と思ったものも紹介します。たぶん多くの日本人はさらに頭に血が上ると思います。私ヌルボが賛成してるわけではないので、責めないでください。出処は→コチラのブログ記事に寄せられたコメントです。

 獣にも劣る侵略者日本が大東亜共栄という名の下に犯した侵略と略奪に比べると、原爆被害は非常に小さな塵に過ぎない。日本がアジアをはじめとする地域の国々に被害を与えた分だけ返してもらうといっても、おそらく原爆が日本全域をすべて一掃しまっても足りないだろう。今この時間にも、日本の侵略によって苦しんでいる性奴隷ハルモニたちをはじめとする多くの人々と、日帝の蛮行に対して怨讐を晴らすことができず世を去った私たちの先祖たちの無念の子孫が今もその痛みを抱いたまま、正しくなされた一言の謝罪も受けることができず、血の涙を流しながら生きていないか? そのような日本が今何だとさわぎたてているか・・・じつに嘆かわしい。果たして日本は人間であることを拒否するのか?われわれは、さらに準備に準備をして、目を閉じることもできず死んでいった私たちの先祖たちを守るために、われわれの恥辱の歴史を日本に返してやる時を待たなければならない。

 このような現地の反応をみると、もし「一般市民の声」も取材して載せたら、「週刊文春」の読者は、いや、ほとんどの日本人はさらに激怒したかも・・・。ということも考慮してあえて編集部は載せなかったのかもしれませんが・・・。(?)
 一応付言しておきますが、ネット社会の多数意見がその社会の一般的な多数意見と解釈するのは早計ではあります。日本と同様に、です。

 韓国の他紙の反応もちょっと見てみました。

 最多部数を誇る保守紙の代表「朝鮮日報」は、社説やコラムではこの件を直接取り上げていませんが、<コミュニティ>欄に寄せられている読者の投稿は4件すべてがキム・ジン氏に賛成のものばかりです。

 「東亜日報」では、日本の反応を報じた記事自体は事実を伝えた内容ですが、寄せられたネチズンの反応は過激なものばかりです。
 しかし、なんといっても「東亜日報」の記事の中で注目は、今年1月まで「朝日新聞」の主筆だった若宮啓文氏の連載[東京小考]の中の<原爆コラムと「ムクゲノ花ガ咲キマシタ」>と題した一文。これは「東亜日報」(日本版)にもあります。(→コチラ)。
 ところが、元の韓国語版(→コチラ)でその反応を見ると、「(731が)偶然と表現するあなたも(原爆コラムに)怒る資格はありません」などと書かれています。親韓派ジャーナリストの代表格と見られていた若宮氏、これでは立つ瀬がありません。(←蛇足ですが、同情・心配・皮肉・嘲笑等の感情は入っていません。)

 進歩系の代表紙「ハンギョレ」では、特派員コラムとしてチョン・ナムグ記者が「原爆は神の懲罰ではない」という記事を書いています。日本版で読むことができます。(→コチラ。)
 原爆開発と投下に関与したアメリカ人2人の悲劇を提示して、「これもまた神の懲罰であったのか? いったい神は何を考えておられたのであろうか?」と問いかけています。
 また、原爆投下時の米ソの状況、2009年に日本を訪問したオバマ大統領の広島を訪問する計画だったが、反核世論が大きくなるのをおそれた日本政府が反対して実現しなかったこと等有用な情報も提供しながら、次のように結んでいます。

 これ(安倍晋三総理が率いる日本自民党政権)に対する批判が、復讐感情に根差したものではいけないと思う。私たちは、悪行を犯した者に神が理不尽な火雷を下すのを願う代わりに、そのような悲劇的な戦争が繰り返されないよう、核兵器のような非人道的な武器が再び使われないようにするために、日本の道を警戒することだ。

 「ハンギョレ」の記事にときおり見受けられる過度に民族主義的な情緒のない、リベラルな記事だと思います。

 それとともに、私ヌルボが共感を持って読んだのが「京郷新聞」の記事です。(→コチラ。)
 キム・ジン氏の記事に対する日本政府や広島・長崎両市長による批判や、NHKが大きく報道したこと等の客観報道部分に続いて、次のように記しています。

 国内のネチズンたちは日本の反応に概して冷笑的だった。あるツイッターでは「慰安婦が必要だったと言う政治家がいる国で「原爆は神の罰」という記事を非難している」とあり、また別のツイッターには「日本はその発言が行きすぎと非難する前に、首相という人間が731と書かれた戦闘機に試乗する猟奇的行為から振り返る必要がある」と書かれている。  
 一方メディア評論家のハン・ユニョン(한윤형)氏は、キム論説委員のコラムと国内ネチズンたちのこのような反応に憂慮を示した。彼は24日、メディアアス(mediaus)の記事で「日本社会は戦後に侵略戦争を反省するよりも、戦争自体を嫌悪し、自分たちを被害者と規定して経済的繁栄のみ力を注いだ」のに対し、「彼らに適切な謝罪を受けていない韓国社会は、民族それ自体を被害者として位置づけた」と韓国内の反応の文脈を説明した。
 続いて「(韓国では、戦争と暴力に対する)人権ではなく、民族の問題としてアプローチするので、日帝下の犠牲は批判しつつも、韓国戦争当時の民間人虐殺や、光州の虐殺の問題を認識できない感受性ができた」とし、「それらを適切に批判するためにも、戦争犯罪の問題を"被害者民族"の観点から脱して、人権の問題として考えるのが正しいということを認識する時がきた」と述べた。彼はコラムの末尾で「慰安婦問題を戦争犯罪として眺める世界の人々の視線がキム•ジンの考えも容認しないことを知るべきである」と評した。


 若手(1983年生まれ)の論客ハン・ユニョン氏の見方をそのまま自紙の見解にしているような書き方ですが、民族主義べったりの問題点を指摘している点は同意します。

 このハン・ユニョン氏がメディアアスに書いたオリジナルの記事は→コチラで読むことができます。
 そこで彼は、キム・ジン氏が昨年「朴正煕が天上ですでに人革党の犠牲者に謝罪して、彼らがマッコリを飲んで和解しただろう」と話していたことを紹介して、「彼は神と悪魔の意志を人間に伝えることができる偉大なムーダン(シャーマン)である」と皮肉っています。「朴正煕は人革党事件の明白な加害者だが、広島と長崎の市民が731部隊員ではないのに、逆にこのように言う方がふつうではないということもわからないのだ」とも。その他、興味深い論を展開していますが、長くなるので略します。
 ※ハン・ユニョン及び彼の図書を紹介したinnolifeの記事は→コチラ

 「神の意志」とか「天罰」等の言葉を恣意的に用いる誤りについては、ハン・ユニョンの記事でも「金載圭の銃弾は神の意志であり、人革党の犠牲者ということになる」というパロディをあげています。 また上記の「中央日報」(英語版)には次のような読者コメントがありました。

 What makes you think you understand God? Using your reasoning, Japan's occupation of Korea was God punishing Koreans, and the Holocaust was God punishing Jews. Stop citing a retributive Deity and look at the evil that human beings do as God WEEPS.

 (なんであなたが自分は神を理解していると思うのですか? あなたの論法を用いると、、日本の韓国占領は韓国人に対する神罰であり、ホロコーストはユダヤ人に対する神罰でした。応報神を引き合いにすることをやめて、人間が行う邪悪を神が泣いているものとして見てください。)

 ・・・感情的な言葉をなげつけるだけのネチズンはたくさんいますが、このようにまともなコメントには救われます。

 ところで、このような「天罰」という発想については、はるか昔からあります。
 地震や火山の噴火等々の天災や、日食等の凶兆があると、時の権力者はそれを「天」(神)の怒りとうけとめて神事を行ったりしました。権力者がそれをまちがった政治への警告と受けとめたり、それ以上に人々は悪政のたたりとみなしたというのは洋の東西を問わずあったのではないでしょうか?
 つまりは、そのような前近代的心性が韓国にはまだ残っているということでしょうか?
 2011年3月11日の東日本大震災の時も、韓国ではそれを日本人への天罰とみる「アクプル」(悪意のコメント)が広がって話題になりましたが・・・。
 そういえば、上記のハン・ユニョン氏のコラムに寄せられたコメント中にも「がんばれ富士山、神の意志だ!」というのがありましたが・・・。これって、富士山が噴火して日本が壊滅することを期待してるのかな? 「힘내라 후지산(がんばれ富士山)」で検索すると、たしかにそういうことを期待しているネチズンがそれなりにいるようです。 

 以上、極力感情を排して韓国社会を観察するという観点から書き始めましたが、自分でもどーだかなー、といった感じになってしまいました。
 韓国の人からは若宮啓文氏同様安倍首相の同類ではないか?と見られるかな?

 メディア(日本も韓国も)も一部のカゲキな人たちだけではなくて、(ヌルボみたいな?)フツーの人はフツーに戦争も植民地支配もよくなかったと思っているし、そのような教育が(十分ではないにせよ)追求されてきていることをもっと伝えるべきですね。

[参考]木村幹神戸大教授のツイッターより
 Kan Kimura @kankimura 5月23日 @yoshinotai 原爆投下についてはその「正当性」を素朴に擁護する意見は、アメリカよりも韓国の方が強い印象を持っています。
 吉野 太一郎 / YOSHINO T ‏@yoshinotai 5月23日 .@kankimura 「アメリカが日本をやっつけて韓国その他抑圧された国を解放してくれた」という史観はかなり定着してて、原爆の位置づけもアメリカの史観にただ乗りしてるんだな、というのは20年程前の留学時代に感じましたが、確かに根深い。あの頃と全然変わってないんだもの。
 Kan Kimura ‏@kankimura 5月23日 @yoshinotai でしょうね。これ根深いですよ。
 吉野 太一郎 / YOSHINO T ‏@yoshinotai 5月23日 そもそも朝鮮人被爆者の存在すら知らない人も多い。存在は知ってても、今回の論説と直接結びつかないのではRT @kankimura:今回の中央日報コラムの件は、かなり根が深くて、多分(朝鮮人被爆者の部分を除けば)多くの韓国人は何故この文章が悪いのか、感覚的にわからないと思っている。

[付記]もしかしたら関連があるかもしれないのが、実に多くの韓国ドラマで過去の出来事に対する復讐が物語の基本的な設定となっていること。しかし、大きなリスクも伴う「怨みを晴らす」ことを「生きがい」とするような人物が実際にそんなにいるのでしょうか?

※この記事を読んでアタマがカ~ッと熱くなった人はぜひ次の記事を読んで冷ましてくださいね
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