ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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「ウォノミン」と聞いて、何かわかりますか?

2009-09-30 23:43:17 | 韓国語あれこれ
 韓国語学習者の皆さん、「聞くこと」と「読むこと」のどちらが得意(or不得意)ですか?
 初級~上級のレベルを問わず、それぞれ多かれ少なかれ得意・不得意の偏りはあるのではないでしょうか?

 私ヌルボの場合は明らかに「聞くこと」が苦手。
×十年前、ほとんど読み書き中心の旧来型英語の授業を受け、受験勉強をやった世代ですが、韓国語学習もほぼ同じようなスタイルを踏襲してきているのが大きな問題ですねー、・・・と自覚はしてるんですが・・・。

 で、たぶん今回の<ウォノミン>という言葉も耳で聞いたらおそらく(間違いなく?)わからなかったでしょう。

 <オミン어민>という単語だと<漁民>だろうなとか、<オノ언어>だと<言語>だなとか、すると<ウォノ원어>だと<原語>かなとか、いろいろ見当はつくのですが、<ウォノミン원어민>の場合は、この発音に該当する日本語の漢字語がないのでお手上げですね。

 <ウォノミン원어민>は辞書を引いても載っていません。

 実は、この語は「ウィザード・ベーカリー」という小説を読んでいたら出てきたのですが、たまたまその前後の文がわかりやすかったので、なんとか正解の見当をつけることができました。

 英語の塾の講師は外国で長く暮らしてきた<ウォノミン원어민>というふれこみだ、というふうに用いられています。

 つまり<原語民>という漢字語でよかったんですね。意味は<native speaker>。
日本だと、<ネイティブ・スピーカー>とそのままカタカナ語にすか、略して<ネイティブ>ですね。
 いつものように、ハングルで検索で確認すると、ごく一般的に用いられている言葉になってます。

 やっぱり、韓国は日本より韓国語に訳すという事例がかなり多いようです。カタカナは外来語を表すのに便利、というような文字自体の特性もあるとは思いますが・・・。