少しづつ。

今日は外へ出ずに罠の整理と作成で昼間は終わる。
夕方の散歩に行くときは２匹の子犬が傍へ飛んできて嬉しそうにする。
花子もこれぐらいから飼っていたら良い猟犬になっただろうに気楽な野犬に戻った様だ。
柵を開けると子犬たちが一気に車まで走り、開いた後ろの荷台に飛び乗ろうと前足を掛けてジャンプ？する。
が、まだ今日で丁度生後５０日の子犬だ、後ろへ背中から仰向けにひっくりかえり１匹はキャンと鳴く。
直ぐに背中を撫でてやり順に抱いて乗せる。
猟犬が車に酔ったり乗るのを嫌がるようでは親方にとって良くないので子犬の時から仕込むのがわしのやり方です。
山へ着くとクマは飛び降りた。
トラは抱いて降ろす。
山道を歩くのも大分力強くなってきた。
それでも隙を見ては姫の乳に吸い付いていく。
姫は歯で痛いのであろう体を翻して逃げる。
まだ完全に乳離れはしていないが色んな物を食べだしている、特に肉は好きなようだ。
子犬の時は少しぜいたくをさせてやろう？。
山道の往復で帰宅。
さあ、わし今夜はイノシシの肉を焼いて食べようか。（少しだけ自分用を残してあるので）

雨上がり。

（安全な山道で）
朝散歩の前に子犬たちが喜んで飛びついてくる。
柵を開けると車の後ろへ行き、前足をかけるまでになる。
勿論、まだまだ自力で飛び乗ることなど出来はしないのだが小屋から出れば車に乗り山へ行くと言う事が解ってきたようです。
抱いて乗せてやる。
今朝は山が濡れているので車や人の来ない山道を歩く、ダニも少ないし安心できる。
姫が大きな用水を超えて南の斜面で獣臭を辿っているとクマがその方向を見て付いていけないので小さく鳴き声を上げている。
遅れて行ったわしを見て走って傍へ来る。
トラは今朝もほんの少し前足をかばっていたが直ぐに走り出す。
山道を登っていくと姫が横駆けしながら山から出てくる。
ウサギかタヌキでも追っていたのだろう。
姫はびしょ濡れに成っている。
子犬たちが喜んでもぶり付く。
余り子犬たちに無理をさせるのも良くないので降りて帰る。
子犬たちも体が大きくなってきて、檻の格子の間から自由に出はいりできなくなってきた。
頭を入れて体をくねらせてくぐり抜けるのに鳴き声を上げている。
それでも後しばらくは隙間から出はいりする事でしょう。
玄関から外へ出なければ危険はないので昼間は小屋から出て裏庭で遊んでいる。
さあ、今日は古い罠の部品整理でもしよう。

（名も知らないが黄色い花が有った）