(谷底の様子を覗うクマ子)
今朝は両肩も背中も痛い。
昨日の磯釣りが堪えている。
強風に対抗して大物を狙って頑張った?名残である。
靴下を履くのも腰が痛いが久しぶりに西の大きな谷へ行く。
朝が早いので昨夜歩いた動物臭が残っているため姫が異常に興奮して山を出入りしてセルフ気味である。
チビと子犬を連れてヌタ場を見るがそこはイノシシの来た様子は無し。
姫が出て来て奥へ行くと子犬たちもついて行く。
今朝は奥の詰めまで歩くつもりだったので全犬で農道を歩く。
道が無くなった処から姫が山へ入る。
子犬たちが自主的に捜索めいた動きを見せるようになる、何かの匂いを辿る素振りが有る。
まだ生後70日なのでこれだけ動ければ猟犬として将来有望だろう?。
谷の奥へは道も無く入れないので引き返すが途中で姫が吠えだす。
迫力のある声だ、イノシシを見つけた様だが5回ぐらい吠えたが単犬では歯が立たない。
その声を聞いてチビが後戻りして走る、子犬も訳が分からずついて行ってしまう。
しばらくするとチビと子犬たちは谷の向こうから谷底を下ってきたので姫の傍までは行けなかったのだろう。
姫を呼び返すとチビと子犬たちはこちら側へ帰り直ぐに右奥から姫も戻る。
一応撫でてやり車に帰ることにするが途中で姫が走り子犬もついて行く。
カーブを曲がったら子犬も居ない。
「何処へ行った?」少し待つと東の萱場の方で子犬の声がした。
姫が今度はウサギを追っている、子犬はついて行けずに泣き声を上げた様だ。
道側から口笛で子犬と姫を呼ぶがしばらくは萱場を走り回って戻らない。
ようやくチビが戻り、姫に付いて子犬たちも降りて来る。
姫も子犬も座っているわしに愛想を振り撒き顔を舐めに来る。
そろって帰るが今度は姫に後付けを命じ前へ出さず。
先を歩いていたトラ子がこちらへ走って逃げて来た、散歩中の人を見て驚いたようだがわしの横でその人を見ている。
念のために姫だけ抑えるが人を気にもせず。
チビは傍へ挨拶によるが止めさせて車へ急ぐ。
どうにか戻れたが子犬たちの動きは日々良くなる。
先が楽しみである。
(車道詰めの奥の山道を登る)