(少し上を撃ってしまい失敗した)
近所には大きいのは居ないのだが15日に西の谷の枝谷で罠を2個左右に設置してあった。
僅か40mしか離れていないのだが狙っている中形を採るために念を入れた。
今朝巡回に行くと「ゴソッ」と音がした。
「んん、やっとるな」
黒いのが見えたので銃を取りに引き返す。
戻って撃ったのだが久し振りなので銃の癖を忘れていた狙いより弾が少し上に行くのにうっかりしていたおかげで首からセロース辺りを傷めてしまう、まあ今は脂も無くて値打ちの無い肉なので次からは気を付けよう。
一旦不要な物を車に乗せに行こうとしたのだがついでに隣の罠もチェックする。
「ううん、土が盛り上がっているでないか」
20kg位のが掛っていた。
傍へ寄り逃がしてやろうとしたら足で泥を思い切り掛けられて顔も首も胸も泥だらけに成る。
先の奴の運搬も有るし逃がすのには時間も掛るので後足で泥を掛けられたのだから情けを断ち切る。
止めを刺してそいつを引っ張って100m先の車に乗せて上着を脱いで引き返す。
60kg位有ったので重たかった。
丁度、檻を置いてある横を通る時に他の猟師?が餌を入れる準備に来ていてイノシシを見て変な顔をしていたがこちらも狙っていたのでお互い様だ。
一旦家へ帰り2匹を水に浸けてもう一つ西へ行くとまた泥が盛り上がっている。
「ありゃ、ここも掛っとるわ」
銃を取りに引き返そうとしたら足が上に向いているのが見えた。
近付くと何のことは無いワイヤーが縺れて仰向けになった雌がもがいている。
直に止めを刺して楽にしてやる。
40kg弱の産まずの雌なのだが脂がなかった、おしいなあ。
他の罠は異変なし。
この雌も家へ置いて北へ行く。
親子が居る山に罠を設置してあるのを見に行く。
様子が違う、「おいおい、又掛っとるわ」
銃に弾を入れて近付くが繁みの影から出てきたのは瓜坊のましな奴だった。
「あああ、親を狙うとったのにお前が掛ってどうするんな」
逃がそうと思ったが足を痛めて放してやっても野犬の餌食に成りそうなので我が家の犬達の餌にする事にした。
そいつを車に乗せたまま遠くまで走りHさんの所へ寄るが選挙の立会いをしていて奥さんが「お墓の所を荒らしている」と教えてくれたので2個罠を設置して来た。
此処は多分獲れる事でしょう。
それと、毎年獲っているTさんのみかんの横にも設置して来た。
明日から巡回が大変だがイノシシが少ないので止む無し。
ほなけんどコビンチャでも後始末も引き出し運搬も一人でやるので今日は堪えてひもた、えらかったなあ。
昼抜きなのに腹が減らず。
帰宅したのは3時だった、それから選挙に行って来る、町内会から出馬する人とは宗派が違うのだが
他に入れたい人もなく投票してあげる。
それから犬達と山へ行く時に花が乗らずにイノシシを4匹並べてある横をウロウロして近付き臭いを確認していたがどうにか車に乗り散歩終了。
今日は疲れたので腹を抜いた状態で明日まで置いておこう。
まあ、脂も無い犬の餌用なので構わないだろう。
ほんでも1日に一つでええのになあ。(かっこええだろう?)
(瓜と無抵抗のメス)