先月手に入れたオキナグサが赤花、白花そろって咲いた。
あんな小さな苗だったのに、早い。西洋オキナグサではあるけれど・・・
オキナグサには特別の思い入れがある。小学生の時夢中で読んだ宮沢賢治。
彼の作品にオキナグサが何度か出てくる。
うずのしゅげを知っていますか。植物学ではおきなぐさと呼ばれています・・・で始まる童話に、
詩集、春と修羅に・・・
特に後者には特別な想いがある。5,60年前その詩にメロディーをつけた。
その詩、おきなぐさは今でも歌うことができる。口ずさむことができる。
風はそらを吹き
そのなごりはくさをふく
おきなぐさ冠毛の質直
松とくるみは宙に立ち
ああ黒のしゃっぽのかなしさ
おきなぐさのはなをのせれば
幾きれうかぶ光酸の雲
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