裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

うずのしゅげ

2013年03月21日 | 庭に咲く草花

先月手に入れたオキナグサが赤花、白花そろって咲いた。

あんな小さな苗だったのに、早い。西洋オキナグサではあるけれど・・・

オキナグサには特別の思い入れがある。小学生の時夢中で読んだ宮沢賢治。

彼の作品にオキナグサが何度か出てくる。

うずのしゅげを知っていますか。植物学ではおきなぐさと呼ばれています・・・で始まる童話に、

詩集、春と修羅に・・・

特に後者には特別な想いがある。5,60年前その詩にメロディーをつけた。

その詩、おきなぐさは今でも歌うことができる。口ずさむことができる。

風はそらを吹き

そのなごりはくさをふく

おきなぐさ冠毛の質直

松とくるみは宙に立ち

ああ黒のしゃっぽのかなしさ

おきなぐさのはなをのせれば

幾きれうかぶ光酸の雲

ああ、また書いてしまた・・・・・

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