裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

オープンデッキ 今日も古いもの・・・

2020年02月21日 | 若き日の思い出

今日も物置のPeak 1よりずっと思い出多きラジウスを懸命に探している。探しているものは見つからず、

全て処分したはずのオープン・リールソフト数本でてくる。

カセット、CDが世に出る前の今やその存在さえ知らぬ人がほとんどだろう。

東陽堂・・・といっても知る人も更にいないだろうし、テープ・サウンドという季刊誌が存在していたということも。

当時最高の性能を誇るコンピュータ用西独BASFテープを使用し、マスタープリントの贅沢なソフト、ああそれに当時世を席巻したSwiched on Bach、

残念なことに捨ててしまったのだろう。といっても再生するハードがない。若い頃、帰宅は常に深夜、静寂な世界で音楽を聴く、

どうしてもPPの世界、LPのスクラッチノイズが我慢できなかった。そこでボーナスを叩いて高価なオープン・デッキを買う。テープ・ヒスは我慢できた。

さすが独身貴族といえどもアンペックスは無理、やっとTEACの4トラック(TEACは20万円位だったか、当時アンペックスは5倍ぐらいはしたろう)で我慢。

だがその時代は長く続かなかった。すぐに簡便なカッセットの時代がやってきてしまった。

だがあの大きなオープンリールが静かに回るあの迫力ある風景は本当に素晴らしかったな・・・と今も思う。

(追記)Swiched on Bachのテープソフトが見たい、ソフトケースでいいのだ。世にCDはあってもオープンリールソフトは滅多にあるまい。

今朝も物置ゴソゴソと、やはり処分してしまったのだろう。出てきたのはボロディンのハイドン、ベートーヴェンだけ。

ハードがなく聴くことのできないソフトを懸命に探す、我ながらしつこい。

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