裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

リス・・・そしてウインターズ・ボーン

2014年09月22日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

今日もさわやかな秋晴れ。

ウッドデッキに立つと頭上で聞きなれない鳥の声が聞こえる。

鳴き声の主を探せばそれは樹上を走り回るリスだった。一匹、2匹、縄張り争いだろうか?

カメラを取りに部屋に戻ってもまだ走り回っている。

庭の周辺にはクルミ、クリ、アカマツが豊富、リスにとっては暮らしやすい環境なのだろう。

リスといえば・・・

ミズリー州の寒村、アメリカ社会の底辺、明日の食べ物さえ事欠くヒルビリーの生活、

軍隊に入隊するか、麻薬を生業にするしかない貧しい村、行方不明の父親、

そんな中で17歳の少女は精神を患う母、2人の幼い兄弟を支える。

食べ物を得るために小さなリスを狩猟し、皮をはぎ、内臓を抜く・・・生きるため、壮絶に逆境に立ち向かう少女。

ウインターズ・ボーン、忘れることのできないすばらしい映画だ。映画作りに携った人々の才能、力量のすごさを感じる。

庭に捨てられた古タイヤ、トランポリン、スケボー、何気ない風景さえも美しい映像となってしまう。寒々しい、だがなんと美しい映像だろうか。

ああ、近年の日本映画のお粗末さといったら、いったいどこまで落ちて行くのだろうか・・・

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