車の定期点検、会津若松に行く。
曇天、重苦しい。国道沿いに広がる刈り取り間近の黄色く色づいた稲田、そして蕎麦畑。
広大に展開する風景に自然と心和む。
頂を雲に隠す磐梯山、そして蕎麦畑、まもなく新蕎麦の季節だ。
蕎麦といえば福島のお気に入りの蕎麦屋が相次いで廃業・休業してしまった。
まことに残念なことである。
昨日は蕎麦を食べにわざわざ那須に行った。
向かった先は那須の森の中に佇む石心というお蕎麦屋さん。女将の頓狂な声にも今は慣れてしまい、これもいいものだ、と思う。
店構え、器、細い蕎麦(それぞれ好みがあろう)、繊細な薬味、そして常温濃い目のそばつゆがたっぷりはいった徳利、田舎のお蕎麦屋さんにないもの、私が蕎麦に求めるものがここ石心にある。
田舎の蕎麦やさんの多く、私には到底理解できない、蕎麦自体を云々する以前の問題、乱暴、いい加減な薬味、器、箸、つゆ徳利なし、冷蔵庫でギンギンに冷やした粗末なそばつゆ・・・
改善してほしい。