五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

抑圧と抑制

2016年08月31日 | 第1章 意識と知覚
抑圧と抑制 フロイトの14の防衛機制②③ 2016年8月31日

云いたい事を我慢したり、自分の感情を外に意識的に出さないようにしたり、つまり自分の感情や思考していること、行動する事の湧き出す情動を抑える事を「抑制」だと私は解釈しています。(意識している状態)
自分が自分の意思で抑制していることを続けているうちに、いつしか抑制している事が自分の個性として馴染んでしまい、ストレスが自分の深いところで蓋をしてしまって、ある日、何らかの身体症状とか、行動や言動に反応として出る現象が起き、その現象に自分が気付かない状態であったときに、「抑圧であろう」と推察します。(無意識の状態)
自分自身の抑圧が深い時には、自分自身で意識はできません。本人が自分に怒っている現象について意識できていれば、解決の糸口が見えてきたといって良いかもしれません。

テキストの86頁~を参照して頂くと、解りやすいかもしれませんが、自分自身の事例を当てはめてみると、自分の抑制の傾向が見えてきやすいはずです。
自分の抑制の傾向を意識化することをしてみると、段々と抑圧による何らかの自分の傾向が見えてくるのです。
自分の傾向に対する思い込みが自分自身で頑なに強ければ強いほど見えにくいかもしれません。
他者から指摘されて、五臓六腑で納得できるものではないようです。

生き甲斐の心理学の勉強会では、諸々のテーマを使用しながら、ゆるりゆるりと学んでいきますので、続けていると時が叶えてくれるものかもしれません。

「知識は知なり」です。知を得る事で、自分と向き合ってゆく過程で、理に適うということもありそうです。

抑圧と抑制は、とても大事なテーマでありましょう。



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