五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

幸福感と幸福の条件

2011年05月17日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り25」

生まれてから今日までの成育史の中で育まれた「考え方」「価値観」「義務感」「湧きあがる感情の傾向」の中から、自分の「幸福の条件」のイメージが出来上がっていくようです。

現実の生活とはかけ離れた「幸福の条件」であったり、
現実の成育史を否定したいがための「幸福の条件」であったり、
今よりももっと良くなりたいという思いから湧き出す「幸福の条件」であったり、
何らかの防衛機制を克服するための「幸福の条件」であったり、といろいろです。

こうやってよくよく考えてみると、何らかの努力をしなくては「幸福の条件」を叶えることは難しいのです。

では、「幸福感」は、何でしょうか?

自分に負荷をかけず、負のストレスのない状態が幸福感であるように思います。ストレスを克服して自分にとって満足な結果が得られるのことも幸福感かもしれません。

さて、

自分の「幸福の条件」と「幸福感」のギャップはどのくらいあるのでしょうか…
そのギャップによるストレスの度合いはどんなものでしょう…

そのことを意識化することができると、頭の中で渦巻いている何かが紐解けるかもしれません。

幸福の条件に固執するあまり、幸福の条件が幸福感であると思い込んでいることも私自身時々あることです。

定期的に幸福の条件と幸福感をそれぞれ心の中で意識化することは、健全な現実吟味のひとつの方法のように思います。

昨日の第一回保護者勉強会は、3年目突入という事もあり、初回から信頼感の空気が漂っていたように思います。参加者の皆様に心から感謝しています。
ちなみに、上記の「幸福の条件」と「幸福感」は午後の部に問いかけたテーマです。
植村先生の講義を、解りやすい言葉でサポートしながら今年度も皆様と学び合っていく所存です。

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