五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

蓮華の上の宝珠

2007年05月23日 | 第9章 愛
大きな水鉢に泥を入れて、めだかを飼っています。元気良く泳いでいるめだかを見ることが、なんとなく楽しい季節です。

今朝出掛けに、その水鉢に睡蓮の花が咲いているのを発見しました。

突然頂いた朝のプレゼント。

蓮の葉っぱは水を弾き、泥の中から生まれた花とは思えない鮮やかな紫色。

「ああ、蓮華の上の宝珠よ・・・」
ふと、マニ筒を回しながら唱えるチベット仏教の「唱え」がよぎりました。

姿勢を正して、呼吸を整えることは、祈りと同じ体感があるようです。
祈りは呼吸そのもののようにも思います。
蓮華の上の宝珠は、滴のこと。

葉っぱの上でころころと走る「滴」は、丸くてしっかりしています。
初夏の日差しを受け、光を放ちます。
でも、葉っぱから転がってしまえば、また泥水に戻るのです。

滴は宝にもなれば、ただの泥水にもなります。

宝珠の可能性を信じなくては、宝珠にすることはできません。
泥水に咲いた蓮華草。
明日も早起きして、光を感じる宝珠に出合えますよう・・・。

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コメント (3)
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