アジア大会も残すところあとわずか。昨日は金メダル確実と言われていた陸上競技、男子 4 x 100m リレーがまさかの銀メダルに終わった。メダル争いではまだ韓国に1つリードを許しているが、リレーで金メダルを獲っていれば銀メダル及びメダル総獲得数で上回れたのだが。 残る競技での追い込みに期待したい。初めて見たアジア大会は 1974年のテヘラン大会。しかし、見たというよりもこれはNHKの総集編の様なもので観たもの。競技の中継をテレビ観戦出来たのは翌 1978年のバンコック大会から。バンコックでは1970年、1998年もアジア大会が開催されているが、1978年大会は本来1972年のAGF総会で本命視されていた福岡を破ってシンガポールが開催地に決ったが翌年財政難から開催を返上。振替で決ったパキスタンのイスラマバードも財政危機で75年6月に返上され開催地が決らぬまま時が流れた。そして1977年7月にバンコックが開催に当たっての分担金を参加国から負担してもらう事を条件に開催を決め、日本を始め15カ国から約 US$ 268万の分担金を集め何とか開催に漕ぎ付けた。 しかし、この大会からイスラエルが締め出され、一時IAAF(世界陸上競技連盟)等は大会参加をした選手はモスクワ五輪出場を認めないと言い出した。しかし、結局その言い分は取り下げられ、しかもモスクワ五輪はソ連軍のアフガニスタン侵攻に抗議して日本を含む多くのアジア諸国がボイコットする事に。
どうしたバレー、ハンド、バスケ
70年代のアジア大会を思い出せば、卓球以外の球技種目の殆どは日本が独占していた様に記憶する。そしてサッカーだけがメダルから大きく圏外に外れ、テヘラン大会、バンコック大会では1次リーグで落ちていた。テヘラン大会の総集編ではアナウンサーが“メキシゴ輪で銅メダルを獲得してから低下線を辿る一方”と言っていたのを思い出す。
昨日は女子バレーが中国にセットカウント 1-3 で敗れた。これで中国は7大会連続優勝。男子は決勝どころか準々決勝でサウジアラビアにストレート負け。世界選手権終了後のこのメンバーではと言いたくなるが、韓国、中国が準決勝に進んでいるのだからそれよりも早く消えて欲しくなかった。
バスケットは男女共に決勝に届かず。女子は準決勝の台湾戦、70-59で敗れた。前回の釜山大会も台湾に破れて4位に終わっている。(この試合は台湾でテレビで観たぞ。) 今年の女子世界選手権にも台湾に破れて出場権を逃している。男子は準々決勝でイランに逆転負け。8月に日本で開催された世界選手権。決勝トーナメントに進出はならなかったが何とか今後につなげて欲しいと思って期待していた。ポイントガードの五十嵐らを外して佐古らベテランを入れたが結果は出なかった。北京五輪のアジア枠は(開催国中国を除くと)1つしか無い。大丈夫か?bjリーグからも選手を入れた方がいいんとちゃうか?
ハンドボール男子は準決勝に進めなかった。リーグ戦で韓国と引き分けるなど健闘するも、今大会は中東勢が巻き返しており1次リーグではサウジアラビアに 25-26 で惜敗。そして2次リーグではクウェートに24-35 で完敗。韓国と引き分け、バーレーンには 25-24 で辛勝するも得失点差で上位2位に入れず、シリアとの5位決定戦に廻る事に。守備力が弱いのか?攻撃力をつけなければならないのか?ここ4大会遠ざかっている五輪に何とか近づいて欲しい。 女子は1次リーグで韓国に 21-28 で敗れるものの順当に台湾 ( 31-20 ) タイ ( 40-13 ) で破り準決勝のカザフスタン戦に臨んだ。前半は 14-17 と3点のビハインド後半も頑張ったが 32-38 で破れ中国との3位決定戦に。体格で劣るハンディを克服して何とか銅メダルをと思う。
ビーチバレーの男子はメダルに手が届かず。しかし女子は田中、小泉組が銀メダル。決勝戦は第1セットを選手したのだが。しかし個人的にはタイの Kulna, Sanok 組に銅メダルをとらせてあげたかった。結構地元タイでは期待されていたので。それに細身で可愛らしいのだ。
頑張れ水球、ソフトボールになでしこ
大会前半の球技種目、野球は大健闘。大学、社会人で形成されたアマチュア軍団が韓国のプロリーグを打撃の末最後は34歳ベテランの西郷泰之のサヨナラ3ランで葬りさる最高のスタート。優勝をかけた最後の台湾戦でもプロ相手に堂々の打撃戦。9回表まで 7-6 とリードしていたが林智勝にサヨナラ逆転打を許して3大会ぶりの金メダルは届かなかったがプロの韓国、台湾相手にこの成績は立派だと思う。
男子のホッケーは準決勝でアジア王者の韓国に 0-2 と完封負けを。しかし、強豪パキスタン(ベストメンバーでは無かったが)マレーシアと互角に渡り、北京五輪予選に明るい材料か?
アテネ五輪メンバー10名が残る女子。1次リーグでは韓国と引き分けた以外は5試合全て完封勝利で1位で決勝に進出。現地時間の13日には1次リーグ2位の中国と決勝戦。1次リーグで 3-0 で破っているとは言え油断は禁物。既に北京五輪出場を決めているがここは金メダルで花を添えて欲しい。
セパタクローは青木沙和、中川茉里、奥千春の女子のダブルスが銅メダル。今大会セパタクローにはコーチ2名、男子9名女子7名の選手団が派遣された。彼らは普段どこで練習をし、どうやって稼いでいるのだろう?非五輪種目であるセパタクロー。アジア大会が最も存在価値を示す大会だろう。これからもがんばれ!!。
ソフトボールは決勝戦で中国を 3-0 で降し、貫禄の決勝進出。1塁手の伊藤幸子以外は22歳から26歳までの選手。監督もこれまでの宇津木氏からトヨタ自動車の井川英富氏に。アテネ五輪銅メダルのメンバーから残ったのは乾、山田、上野の3名のみ。そして増淵はシドニー五輪銀メダルのメンバー。新生ジャパンソフト。ここでドーハで金メダルを2年後は北京で金メダルだ。そしてロンドン五輪の次からは野球と共に五輪に復活じゃ。欧州の五輪委員をこれから毎年招待し、素晴らしい日本プロ野球を見学させよ。
ラグビーは7人制とは言え貫禄の金メダル。香港あたりはもっとやると思ったのだが。前回は平尾(当時)監督の“選手が揃わない”と言う悩みも今年は聞こえてこない。
そして水球。1次リーグ初戦の中国戦は 13-16 で落とすも以降は4連勝。そして準決勝のカザフスタンはアテネ五輪予選、そして釜山アジア大会で破れた相手。試合は第4Qを終えても決着が着かず PS 戦へ。5人全員決めた日本に対しカザフスタンは3人目の Ivan Zaitev のシュートをGK江口朝永がストップ。Askar Olazarinov カザフスタン監督は“ P.S.戦はルーレットの様なもの。幸運が日本の勝利をもたらした。しかし、強いチームが勝つ”とコメント。14日は28年ぶりの金メダルを賭けてもう1つの準決勝戦でイランを 12-7 で降した中国と対戦する。中国は前回釜山大会3位決定戦では 6-10 で破れている。1982年ニューデリーでのアジア大会決勝で、日本は中国に破れて銀メダル。この試合を日本水球界の重鎮である日体大の清原先生から“あの試合は審判がいかさましよったんですわ。”と直接教えて貰った事がある。明日の中国戦では是非積年の雪辱を果たし、男子に初の球技種目金メダルをもたらしていただきたい。
サッカーはなでしこが北朝鮮との決勝戦に今夜臨む。今度こそアジア女王の座に。 男子のサッカーは色々書きたいので別の項で????
どうしたバレー、ハンド、バスケ
70年代のアジア大会を思い出せば、卓球以外の球技種目の殆どは日本が独占していた様に記憶する。そしてサッカーだけがメダルから大きく圏外に外れ、テヘラン大会、バンコック大会では1次リーグで落ちていた。テヘラン大会の総集編ではアナウンサーが“メキシゴ輪で銅メダルを獲得してから低下線を辿る一方”と言っていたのを思い出す。
昨日は女子バレーが中国にセットカウント 1-3 で敗れた。これで中国は7大会連続優勝。男子は決勝どころか準々決勝でサウジアラビアにストレート負け。世界選手権終了後のこのメンバーではと言いたくなるが、韓国、中国が準決勝に進んでいるのだからそれよりも早く消えて欲しくなかった。
バスケットは男女共に決勝に届かず。女子は準決勝の台湾戦、70-59で敗れた。前回の釜山大会も台湾に破れて4位に終わっている。(この試合は台湾でテレビで観たぞ。) 今年の女子世界選手権にも台湾に破れて出場権を逃している。男子は準々決勝でイランに逆転負け。8月に日本で開催された世界選手権。決勝トーナメントに進出はならなかったが何とか今後につなげて欲しいと思って期待していた。ポイントガードの五十嵐らを外して佐古らベテランを入れたが結果は出なかった。北京五輪のアジア枠は(開催国中国を除くと)1つしか無い。大丈夫か?bjリーグからも選手を入れた方がいいんとちゃうか?
ハンドボール男子は準決勝に進めなかった。リーグ戦で韓国と引き分けるなど健闘するも、今大会は中東勢が巻き返しており1次リーグではサウジアラビアに 25-26 で惜敗。そして2次リーグではクウェートに24-35 で完敗。韓国と引き分け、バーレーンには 25-24 で辛勝するも得失点差で上位2位に入れず、シリアとの5位決定戦に廻る事に。守備力が弱いのか?攻撃力をつけなければならないのか?ここ4大会遠ざかっている五輪に何とか近づいて欲しい。 女子は1次リーグで韓国に 21-28 で敗れるものの順当に台湾 ( 31-20 ) タイ ( 40-13 ) で破り準決勝のカザフスタン戦に臨んだ。前半は 14-17 と3点のビハインド後半も頑張ったが 32-38 で破れ中国との3位決定戦に。体格で劣るハンディを克服して何とか銅メダルをと思う。
ビーチバレーの男子はメダルに手が届かず。しかし女子は田中、小泉組が銀メダル。決勝戦は第1セットを選手したのだが。しかし個人的にはタイの Kulna, Sanok 組に銅メダルをとらせてあげたかった。結構地元タイでは期待されていたので。それに細身で可愛らしいのだ。
頑張れ水球、ソフトボールになでしこ
大会前半の球技種目、野球は大健闘。大学、社会人で形成されたアマチュア軍団が韓国のプロリーグを打撃の末最後は34歳ベテランの西郷泰之のサヨナラ3ランで葬りさる最高のスタート。優勝をかけた最後の台湾戦でもプロ相手に堂々の打撃戦。9回表まで 7-6 とリードしていたが林智勝にサヨナラ逆転打を許して3大会ぶりの金メダルは届かなかったがプロの韓国、台湾相手にこの成績は立派だと思う。
男子のホッケーは準決勝でアジア王者の韓国に 0-2 と完封負けを。しかし、強豪パキスタン(ベストメンバーでは無かったが)マレーシアと互角に渡り、北京五輪予選に明るい材料か?
アテネ五輪メンバー10名が残る女子。1次リーグでは韓国と引き分けた以外は5試合全て完封勝利で1位で決勝に進出。現地時間の13日には1次リーグ2位の中国と決勝戦。1次リーグで 3-0 で破っているとは言え油断は禁物。既に北京五輪出場を決めているがここは金メダルで花を添えて欲しい。
セパタクローは青木沙和、中川茉里、奥千春の女子のダブルスが銅メダル。今大会セパタクローにはコーチ2名、男子9名女子7名の選手団が派遣された。彼らは普段どこで練習をし、どうやって稼いでいるのだろう?非五輪種目であるセパタクロー。アジア大会が最も存在価値を示す大会だろう。これからもがんばれ!!。
ソフトボールは決勝戦で中国を 3-0 で降し、貫禄の決勝進出。1塁手の伊藤幸子以外は22歳から26歳までの選手。監督もこれまでの宇津木氏からトヨタ自動車の井川英富氏に。アテネ五輪銅メダルのメンバーから残ったのは乾、山田、上野の3名のみ。そして増淵はシドニー五輪銀メダルのメンバー。新生ジャパンソフト。ここでドーハで金メダルを2年後は北京で金メダルだ。そしてロンドン五輪の次からは野球と共に五輪に復活じゃ。欧州の五輪委員をこれから毎年招待し、素晴らしい日本プロ野球を見学させよ。
ラグビーは7人制とは言え貫禄の金メダル。香港あたりはもっとやると思ったのだが。前回は平尾(当時)監督の“選手が揃わない”と言う悩みも今年は聞こえてこない。
そして水球。1次リーグ初戦の中国戦は 13-16 で落とすも以降は4連勝。そして準決勝のカザフスタンはアテネ五輪予選、そして釜山アジア大会で破れた相手。試合は第4Qを終えても決着が着かず PS 戦へ。5人全員決めた日本に対しカザフスタンは3人目の Ivan Zaitev のシュートをGK江口朝永がストップ。Askar Olazarinov カザフスタン監督は“ P.S.戦はルーレットの様なもの。幸運が日本の勝利をもたらした。しかし、強いチームが勝つ”とコメント。14日は28年ぶりの金メダルを賭けてもう1つの準決勝戦でイランを 12-7 で降した中国と対戦する。中国は前回釜山大会3位決定戦では 6-10 で破れている。1982年ニューデリーでのアジア大会決勝で、日本は中国に破れて銀メダル。この試合を日本水球界の重鎮である日体大の清原先生から“あの試合は審判がいかさましよったんですわ。”と直接教えて貰った事がある。明日の中国戦では是非積年の雪辱を果たし、男子に初の球技種目金メダルをもたらしていただきたい。
サッカーはなでしこが北朝鮮との決勝戦に今夜臨む。今度こそアジア女王の座に。 男子のサッカーは色々書きたいので別の項で????
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