Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

J League 最終節

2005-12-03 | 京都サンガ J-League
今日12月3日は日本各地でJ League の最終節が行われる。J1は5チームが優勝争いに絡み J2 では仙台と甲府がそれぞれ福岡、京都と昇格決定チームと対戦し3位の座を競い、来週末、柏との入れ替え戦への挑戦権を争う。 面白いのはJ1,J2 優勝争い、昇格争いの対象チーム全てが当該同士の直接対決が無い事だ。であるから5位の千葉まで優勝の可能性が出て来たが、下の表を見ていただこう。

1 C大阪 勝点58 得失点差 +8 対戦相手 FC東京 Home 最近5試合 2勝3分
2 G大阪 勝点57 得失点差 +22 対戦相手 川崎F Away  最近5試合 1勝0分4敗
3. 浦和  勝点56 得失点差 +24 対戦相手 新潟   Away 最近5試合 3勝0分2敗
4. 鹿島  勝点56 得失点差 +18 対戦相手 柏    Home 最近5試合 0勝4分1敗
5. 千葉  勝点56 得失点差 +13 対戦相手 名古屋  Home 最近5試合 3勝1分1敗

勝点56千葉が優勝するのはかなり厳しい。得失点差が +13 なので名古屋に勝って勝点を59に伸ばしてなおかつ首位のC大阪以下全てが引分か敗れなければ優勝に届かない。まずこれは考えがたい。ここ5試合で勝点10と最も勝点を伸ばしているが、他力本願の部分が最も高い。しかし千葉の最後の進撃が優勝争いを面白くしたのも事実。 4位の鹿島。サポーターは悪夢の様だろう。一時は2位に勝点10差をつけて独走していたのだが。しかし最終戦がホームの柏とは運が残っている。柏は早くも来週の入れ替え戦モードの上にエース玉田が離脱。ベテラン本田にもう一度花を持たせようと言う意気込みも。初代のJリーグ(前期、当時はサントリーシリーズと呼んでいた)王者が安定した強さを続けているのは素晴らしい事だ。この5チームの中で最終戦での勝点3が最も期待できるのが鹿島だろう。3位の浦和は相変わらず浮き沈みが激しい。○●○●〇とくれば今度は??シーズン途中でエメルソンの退団と田中達也の怪我離脱がありながら踏み止まっている選手層の厚さはさすがだ。得失点差が最も良いのは強みだが新潟も反町監督最後の指揮と言うことでモチベーションも高く easy な相手では無い。勝利を挙げれば優勝に大きく前進する。2位のガンバ。一体どうした?といったところか。宮本が怪我をおしてのプレーだが余り無理はして欲しくないな。(ワールドカップの為に)川崎フロンターレは5年前、C大阪の悲願を打ち砕いた相手だ。これまで対ガンバ戦0勝という数字は関係ないだろう。ガンバの攻撃陣アラウジーニョ、フェルナンジーニョそして大黒、右サイドのシジクレイが好調時の様な動きが出来れば優位に立てるが。川崎FもJ League 創設時からの選手相馬のラストゲームと言う事で抵抗は受けるだろう。最後にセレッソ。先述した5年前の悪夢を払拭すべく舞台だ。やはり地力で決められるのは大きい。森島、西澤、当時の悔しさを知りその後にワールドカップの舞台を踏んだ二人に残された称号はJの王座だ。だがFC東京はここ11試合6勝5分で負け無し。相手より勝ちたいと思う気持ちの強い方が勝者になる。 ずばり予想しよう。本命はセレッソ大阪。対抗は浦和。そして大穴は鹿島。
一方のJ2の3位争い。愛する京都パープルサンガが2年滞在した2部をようやく卒業してくれて感激もひとしおだ。おかげでこの2年間殆どJ2ばかり見ていた。愛する京都と福岡に続いて入れ替え戦出場を賭けて仙台と甲府が最終戦に臨む。

3.仙台  勝点67 得失点差 +19 対戦相手 福岡   Away 最近5試合 3勝1分1敗
4.甲府  勝点66 得失点差 +13 対戦相手 京都   Away 最近5試合 2勝2分1敗

仙台は一時3位も遠かったが底力を発揮。特に元日本代表GK高桑が起用される様になってから順位を上げついに3位に。J1経験チームとは言え今季は都並新監督の元、メンバーが固定せず苦戦も続いた。京都、福岡との直接対決で結果が出なかった事が今の順位を象徴している。最終戦も今季2敗1分の福岡相手にアウェーで苦戦は必至。勝敗を決めるのは高桑の神掛かりのセーブと監督采配。前節使われなかった財前、熊谷の起用は?成長著しい菅井はどう使われるか?都並監督は先制点を取りに行って後は守るのか?それとも守って守って最後に攻撃を投入するのか? だが仙台サポーターには強い見方が。甲府の相手は我が京都である。今季京都は対甲府戦3戦負け無し。西京極での最終戦を勝点100で締め括り以降J2には二度と戻って来ない事を私に約束して頂きたい。(もし京都が負けたら仙台サポーターの方達許してください。) だが甲府の頑張りはJ2を大いに面白くしてくれた。一時は解散も噂され、選手たちはコンビニでアルバイトをしていた年もあったのだ。こういうチームこそ近い将来J1に昇格して欲しい。 今年でJ League は13年目を迎えた。発足時に在籍した選手も数えられる程に。その前のJSL時代からまだ頑張っているカズや中山は本当に凄いと思う。しかし、プロリーグに間に合わなかった優秀な選手も沢山いた。我々の世代はそういう選手の存在を後世に伝える事だと思っている。もうあの低迷していた時代には戻りたくない。J League よ、これからもっ!!だ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿