Mr.コンティのRising JAPAN

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6.12 対日本戦 Socceroos のスタメンはこれだ !!!!!! ?

2012-06-12 | 夏季五輪

いよいよワールドカップ予選の前半戦の山場、アウェーのオーストラリア戦を本日迎える。
現地からの報道によると前日の6月7日は雨が降っていた。そしてピッチ状態は3日前にラグビーの試合があったらしくやや乱れ気味。
試合前にもまとまった雨が降ったりするとピッチコンディションはホームのオーストラリアに味方する様になるだろう。 そして更に追い討ちを掛けるようにCB今野が発熱で前日練習を休んだと報道された。 
それでもオーストラリア側も20時間近く掛けてオマーンから移動し日本よりも後に“オーストラリア入り”した Socceroos は Lukas Neil 主将をして
“英国のブックメーカーではオーストラリア有利としているが我々は Underdog ( 負けそうな闘犬) である。”と弱気な発言が新聞紙上で見られた。

 Travel-weary Socceroos the Underdogs
試合の行われる Suncorp Stadium には40,000人以上の観客動員がよそうされるが、その熱気をしても週末の長距離移動を終えた Socceroos の調子を上げられるのは厳しいと心配されている。
日本は土曜日の夜にオーストラリア代表よりも早くしかも短いフライト時間で東京からブリスベン入りしておりここで2度の全体練習を行っているがオーストラリアは1度だけだ。 
Neil は日本の準備体制が更に日本を強くしていると信じている。
“このゲームは重要だ。なぜなら我々のホームゲームであり我々が臨む試合全て最大の勝点が必要である。 しかし現実を考えればこの試合は日本有利だ。
彼らはホームゲーム2試合をこなしておりそれが良い準備となっている。 我々より早く日本はここに現地入りしている。そして彼らは自信に満ちている。 そして大変組織的なチームである。
しかし悪いことばかり見るのは意味がない。 我々は Underdog のタグが好きだ。 我々は大変タフな試合に臨むことは解っているが、試合はファンタスティックなものにり我々が勝てる試合でもあると信じている。 日本はここで勝点を9に伸ばすことを信じているが勝点7でも受け入れるだろう。” 

その一方で Neil は試合の日程について言及する。 “ 日本がFIFA Confederations Cupへの出場権を得たことが試合日程に好影響を及ぼしている。そのしわ寄せがこちらにも来ている。 ” 
とも地元紙に述べている。

      
 
Holger Osieck 監督は“ 日本は大変強い。2連勝をしたことは大変な自信になる。そしてそれに乗じることが出来る。 今やスケジュールは日本に有利に働いている。しかし我々はここにプレゼントを与える為にいるのではない。 例え日本がトップチームであっても我々も同じようにいいチームであることを示しそして自分たちの結果を目指す。”

Osieck 監督はオマーン戦とあまりメンバーを変えないと思われるが、 名古屋グランパスのストライカー Josh Kennedy のと組む FWには Harry Kewell よりも清水エスパルスでプレーする Alex Brosque の起用が予想される。 Tim Cahill はもし Kennedy が起用されればベンチスタートとなるだろうが、 Osieck 監督は “ Tim は絶対的に常にスタメン候補である。”と地元紙に語っている。

Socceroos coach not ruling out Cahill
日本戦に向けて地元では“日本キラー”の Tim Cahill に期待が掛っているが、オマーン戦はベンチスタートで最後まで出番が無かった。2006年6月12日灼熱のカイザースラウテルンでの2ゴール。
2009 年6月17日 M.C.G でのワールドカップ予選最終戦。Cahill は連続ゴールを奪い日本から逆転勝利をもぎ取っている。 オマーン戦では90分間ベンチに座らざるを得なかったが
“オーストラリアは Group B のトップを行くホームゲームで2連勝し9得点も挙げた Japanese juggernaut ( 日本の巨大な破壊力 ) をとめるには something special が必要である。 そして Osieck 監督は Cahill を“常にスタメンのオプションである。”と話している。
“チームを見渡すとリストにある誰もがピッチに出られる可能性を持つ。 まだ Tim を起用するかどうかは決めていないが彼は常にスタメンのオプションだ。”
スタメンではないにしてもワールドカップドイツ大会の時の様に試合の途中から出てくるかもしれない。 



Now payback time for Socceroos
Socceroos が延長戦の末敗北を喫したAsian Cup 2011決勝戦 から18ヶ月が経った。しかし Sasa Ognenovski は決勝戦の夜の痛みが自分たちのチームにこのワールドカップ予選においてリベンジの意思を引き出すことが出来るほど奮起させると信じている。 Ognenovski は Asian Cup を機に代表入りが定着したが、カタールの地を離れるときに多くの他の Socceroos 達が今でも少しばかり日本と同じ様に自分たちも勝者に値していたと信じている。 あの決勝戦をプレーした選手としてそれは大きなモチベーションとなる。あの試合、我々は恐らく勝利すべきだったと感じているし、12日の日本戦では結果を残せることを望んでいる。 我々はそういう試合を臨むにあたり必要なモチベーションを手に入れた。我々は全力でプレーし正しいと思うことをやるまでである。 日本は更にスケールアップしている Alberto Zaccheroni に導かれたチームは Shinji Kagawa, Keisuke Honda, Yuto Nagatomo, Atsuto Uchida そして主将のMakoto Hasebe らドイツやイタリア、イングランドでも有数のクラブで中心選手となっているメンバーが含まれるゴールデンチームとなっている。

しかし Socceroos 日本の独裁を喫するわけにはいかない。 

“どういう試合展開になるかによるが、日本はカウンター狙いとなるだろうが、それはよくわからない。立ち上がりの10分か15分で彼らのゲームプランがわかりそれが我々のゲームプランとなるだろう。”
日本が最初の2試合をホームで戦ったがオーストラリアは最初の4試合の中でホームゲームはこの日本戦だけである。 従って日本戦にかてればワールドカップ予選突破に向けて大きく前進することが出来る。 
“明らかに、ホームゲームで大観衆の前でプレーするのは大きな違いである。特にそれがタフな相手であれば。 彼らは自分たちのスピリットを上げてそれがチーム状態を押し上げる。すばらしい競技場の大観衆の前でプレーすることは違う。 もし全てのホームゲームで勝利を納め、アウェーゲームで引き分けられれば予選突破に大きく近づく”  Ognenovski はこのように結んでいる。 ポジション別に予想するスタメンは下記の通り。

GK Shcwarzer は“鉄板”
Fullham でプレーする Mark Schwarzer 以外にありえない。 オマーンの Al Habsi そして Schwarzer がアジア No.1 GKの座を争っているといえる。
日本は幸運にも早い時間に オマーンから先制ゴールを奪い終始主導権を握りながら戦い続けられたが、今日のオーストラリア戦も早い時間に先制ゴールを奪うのが理想だ。 しかしSchwarzer からもゴールを奪うのは容易ではない。 ただここ数年 Schwarzer の神通力も歳と共に下降気味。南アフリカ大のアジア地区最終予選では最終戦で闘莉王にヘッドを決められるまで7試合連続無失点を記録していたが3次予選では既に5失点を喫している。(最後の2失点は最終予選進出が決まったあとのサウジアラビア戦)  GKの失点数は決してGKだけの責任ではない。それだけDF陣が前回ほど強固ではないのかもしれない。
このワールドカップ予選にはいつも第二GKとしてベンチ入りしている Adam Federici が怪我で離脱したのでかつての香川の同僚、 Borssia Dortmund のGK Mitch Langerak が第3GKとして選出された。

   

DF スピードには対応出来る様になったが…
2年前のワールドカップ初戦のドイツ戦。アジア No.1 のオーストラリアがどれだけドイツとやるか楽しみにしていた。
しかしその期待は10分も持たなかった。開始8分に Podolski に先制ゴールを決められ26分には Klose に追加点をあっさり許し…アジア諸国が打ち破れなかった屈強なDF陣が紙の様に引き裂かれ、GK Schwarzer が最終的には4ゴールも許すなんて….. ショックでたまらなかった。 
Öezil, Müllar といった早い中盤に Neil をはじめDF、MF陣は完全に後手を踏んでいた。そして同時に日本もこうやれば予選でオーストラリアいに苦戦しなかったのではと思った。
3次予選ではのべ11人のDFがベンチ入りをした。その中でも中心となるのが今でも Lukas Neil 。34歳になった Neil は3回目のワールドカップ出場を狙うが。
所属先の UAE Pro-League の Al Jazira との契約を延長できなかった。 ACLの Roud 16 で敗れたことと昨シーズンチームが4位に終わったことのスケープゴードとされている模様。 隣国のサウジアラビアか A-League への帰還。はたまた中国超級、 K-League 入りも噂されている。 ここは愛するサンガがとってくれないかなぁ?と思うけどサンガも若いCBはいるからなぁ…..

Neil と組むCBは個人的な希望は浦和 REDS でプレーする Matthew Spiranovic の起用を期待したいところだけど、恐らく Sasa Ognenovski だと思う。
ただ3次予選での出場暦は Spiranovic が5試合。Ognenovski が2試合。 本来ならサウジアラビア戦の様にSpiranovic とOgnenovski がCB に並ぶのが“世代交代”がうまく言っていると言う証明であろう。 右サイドバックは Luke Wilkshire 。ワールドカップドイツ大会そして2009年のメルボルンで行われた南ア大会の日本戦にも出場している。2001年FIFA U-20 アルゼンチン大会の日本戦でも69分から出場しており試合は Young Socceroos が 2-0 で日本U-20を破っている。 Asian Cup 2011 決勝戦でも出場しているがワールドカップ絡みでは今のところ対日本戦負け知らずだ。 



左SB にはウズベキスタン FC Bunyodkor でプレーする David Carney. 何度も言うが Carney は本来攻撃的な選手。 彼はむしろ中盤から前で起用されたときのほうが怖い。
3次予選では当時の所属先 Blackpool, AD Alcorcon ( スペイン ) で出番が無く最後のサウジアラビア戦で8分間プレーしたのみであったが、 来シーズンから Aston Villa でプレーする Chris Herd の怪我による離脱、新天地 FC Buyodkor での活躍が評価されてオマーン戦ではスタメンフル出場を果たした。Osieck 監督になって試合途中から左SB からMFにあげられることもあった。 
そうなったときの方が危険だ。 

  

DF陣はかつて Neil と Craig Moore が鉄壁のCBコンビでもあったがワールドカップではスピード不足が露呈された。 両SB は攻撃力があるが肝心の守備にやや難がある。彼らがあいた裏のスペースを突けば Socceroos の攻撃は減退するだろう。 南アフリカ大会予選での日本はがっちり固められた守備網の中割って入るような動きは少なかった。しかし今は本田、香川らがドリブルでその中に入ってくるのが大きく変わったところ。それに対応できるか??

世代交代の中盤は…
かつて定番だったボランチ、攻撃的MF Jason Culina と守備的MF Vince Grella は Asian Cup 2011 以降召集されていない。
替わって Carl Valeri ( Sassuolo ) , コンサドーレ札幌でプレーするJade North,  Michael Jedinak ( Crystal Palace ) そして Mark Milligan (JEF 千葉 ) らが起用される様になったが、12日の日本戦はまず Carl Valeri は当確だろう。 もう一人は Mile Jedinak か?サイドバックが上がったときにその後方を Jedinak は埋めるのがうまい。  守備的なスタメンというならば Jade North か?

2列目はワントップか2トップかでかなり替わってくる。 ワントップだと左に Asian Cup 2011 でブレークした Matt McKay ( 釜山 アイコンズ ) トップしたには Alex Brosque ( 清水エスパルス ) そして右には御夫人の第二子出産でオマーン戦に合流できなかった Brett Holman ( Aston Villa ) が配置されると思う。  オマーン戦ではサウジアラビア戦で代表に復帰した Mark Bresciano ( Al-Nasr ) 起用されたが32歳と言う年齢からくるスピード不足で日本戦はスタメンは厳しいだろう。 

  

確かに Bresciano はすばらしいクロスをあげてくるが。 要注意は清水エスパルスで活躍する Alex Brosque 。その才能は高く評価され続けるも前政権の Verbeek 時代はまったく召集されず、
J-League の清水移籍後その才能が大爆発。 J-League を良く知る Holger Osieck が代表監督に就任したことも幸運だったがこれまでの不運を一気に取り返す活躍。こういう選手は一番怖い。

       

ワントップか2トップか
最も物議を醸しているポジション。 Verbeek 時代はワントップが主流でそのために Scott McDonald が最後にワールドカップメンバーからはずされた。
Osieck 政権になり、ワントップも2トップも起用されている。 もし Josh Kennedy の体調がよければ Kennedy のワントップで決まりだろう。 
そしてコンビを組む2列目は Brosqu だと思われるが、2トップなら Brosque と Cahill または Harry Kewell 。とにかく Brosque が主軸だろう。 日本のCB、吉田が離脱。今野が出場微妙となれば Kennedy のワントップになるだろう。 ただ前半は Kennedy を温存し2009年2月、横浜での日本戦の様にCahill のワントップ となるか?
2009年6月17日MCG での豪日戦は中澤が試合前に風邪で離脱。阿部が急造CBとして闘莉王と組んだが Cahill に連続ゴールを許した。 “CBに中澤がいなかったのが大きかった。”試合後  Cahill はこのように語った。 あの時は Kennedy のワントップに Cahill がトップ下だった。



私が独断で予想する Socceroos のフォーメーションは下記の通りか?

                              Josh Kennedy
                                ( 名古屋 )

           Matt Mckay            Alex Brosqe        Brett Holman
            ( 釜山 )                ( 清水 )           ( Aston Villa )

                Jade North                        Carl Valeri
                 ( 札幌 )                         ( Sassuolo )

      David Carney       Sasa Ognenovski    Lucas Neil     Luke Wilkshire
      ( FC Bunyodkor )         ( 城南 )                ( Dynamo Moscow )

                             GK Mark Schwarzer ( Fullham )

何人あたるだろうか? 

Osieck 監督が就任しようやく世代交代が進んだか?
Craig Moore, Michael Beachamp, Scott Chipperfield, Mile Sterjovsky, Jason Culina, Vince Grella といったレギュラーは召集されなくなり、Ruben Zadkovich, Ricard Garcia そして Scott McDonald まで呼ばれなくなってしまった。それだけに Bresciano の召集は少し驚いたけど。


この試合残念ながら現場観戦できい。試合後“あ~ぁ、あの試合見に行ったらよかったなぁ~”という試合結果をもたらしてくれる事を願う。 



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