日本がオマーンを 3-0 で降した前日。 Copenhagen に遠征した Australia 代表は Denmark 代表に 0-2 で敗れた。
オーストラリアは予選の日程が日本と異なり初戦は6月8日のアウェーでのオマーン戦だった。
その“準備試合”として Denmark 代表と対戦する事となった。
Denmark の方も6月9日に欧州選手権 EURO2012 の開幕戦オランダ戦を控えての最終調整試合であった。
Denmarkと言えば今でも多くの人が忘れられないだろう、ワールドカップの1次リーグ最終戦で日本が 3-1 で破った相手。今でもデンマーク人の顧客にはかならずこの試合の話をする事にしている。
あれから2年。 FIFA ランクも10位にまで上がった Denmark のこの日のスタメンはワールドカップの日本戦に出場した CB Daniel Agger, 左SB Simon Poulsen, 右SB Lars Jacobsen, MF Chrstian Eriksen, Daniel Rommendahl そして ArsenalでプレーするFW Nicklas Bendtner ら6選手がスタメン出場。
1週間前にブラジルに 3-1 で敗れた時のスタメンから4人を入れ替えて臨んだ。本田、遠藤のFKを浴びた GK Thomas Sorensen はブラジル戦の前半25分に負傷を負い Stephan Andersen と交替でベンチに下がり EURO2012 のメンバーからも離脱をせざるを得なくなった。
オーストラリアは2月のサウジアラビア戦のスタメンから Mark Milligan, Sasa Ognenovski を下げて Luke Wilkshire, Mile Jedinak を DF ラインに投入し、Brett Emerton, James Troisi に替って MF Matthew McKay そして Hyundai A-League 、 Melbourne Victory のFW Archie Thompson がスタメンで起用された。
Josh Kennedy, David Carney は ACL の試合で合流できず、 来シーズンから Aston Villa でプレーするBrett Holman は2人目の子供の出産に立ち会う為にデンマーク遠征には参加しなかった。
スタメンの平均年齢は30歳を越え、6年以上に亘り代表でプレーし続けているMark Schwarzer, Lucas Neill, Luke Wilkshire, Mark Bresciano and Harry Kewell らを、そしてつい最近代表入りした Matt McKay, Mile Jedinak, Matt Spiranovic, Alex Brosque そしてArchie Thompson, Jade North といった中堅の選手で構成された。
試合は地力に勝る Denmark が前半32分、デンマークの Daniel Agger 主将がPKを決め、後半68分に Andreas Bjelland が追加点となるゴールを上げて2-0 でオーストラリを退けた。
開始早々からホームのデンマークが主導権を握り、 Rommedahl , Bendtner が相次いでオーストラリアゴールにシュートを放つ。 特にオーストラリアの左サイドをどんどん突いて来る。
オーストラリアも Luke Wilkshire が Simon Poulsen と競り合いながらHarry Kewell にボールを送り Alex Brosque に Thompson, Jedinal を経由して送られ Brosque はシュートに持ち込むが弾道はポストの横に外れて行く。
6分には Agger のワンタッチパスから、7分には Eriksen からのパスから共に Bendtner がシュートを放つ。
32分、 Agger がオーストラリアPA内に侵入し Eriksen からのヒールパスを受けてシュート体勢に入ろうとしたところをとマークに入った浦和レッズ所属の Matthew Spiranovic に倒されPKを得ると自らPKを蹴り込みデンマークが先制をする。
リードを許したオーストラリアは3次予選のサウジアラビア戦から代表に再召集された Mark Bresciano が2度ミドルレンジからシュートを放つがゴールネットは揺らせない。
後半に入り Kewell が相手のバックパスのミスを拾って放ったシュートはゴールの枠を逸れて行く。その直後 Kewell がヘッドで落としたところを Brosque がショートに持ち込むがGK Andersen の正面に。 Brosque のシュートは利き脚で無い右脚で放ったシュートであった。
さらに左サイドを上がった Thompson から中央の Jedinak に渡り前線の Brosque へ縦パスが通るが Brosque のショットはわずかに外れた。この一連の動きはこの試合一番目を見張るものだったらしい。
68分には Matthew Spiranovic のバックパスを拾った Bendtner が Schwarzer の守るゴールを破り追加点を上げた。
この試合で2失点に絡んでしまった Spiranovic はオマーン戦のスタメンから外れてしまった。
オーストラリアは追加点を決められる前の65分に Mile Jedinak を下げて Mark Milligan を, Archie Thompson を下げて David Carney を投入する。69分には Harry Kewell, Luke Wilkshire を下げて Tim Cahill, Robbie Kruse を投入する。 この試合も Kewellと Cahill が同じピッチでプレーする時間は無かった。
75分には Mark Bresciano に替って Neil Kilkeny が投入されるが最後までゴールは奪えなかった。
Result flattered Denmark, says Archie
2010年 Holger Osieck が最初に Socceroos の指揮を執って以来4敗目を喫した Socceroos であるが Archie Thompson はこの敗戦をあまり深刻には受け取っていないようだ。
“2-0 と云う結果はデンマークをそれ以上に喜ばせるものだと思う。彼らは前半は特に素晴らしいプレーを披露した。しかし後半は我々もチャンスを作りそのうちいくつかは決められるべきチャンスだっただろう。 この試合はどちらかと言えばオマーン戦への準備試合。肯定的なものはよくとらえ、否定的なものは修正しオマーン戦がどうなるか見てみたい。”
この試合の Thompson は左サイドから Alex Brosque と共にチャンスを何度も演出していた。
“今日の終わりには、決めなければチャンスであったと思うだろうし、私が出来た事はチャンスを決めるポジションにいたと思われる事だ。ただこれは親善試合だ。また別の試合では恐らくもう少し後悔していただろう。私はこの試合で他の選手達と共にゴールを決められるチャンスを作った事に良い感じを掴めた事に満足している。 もしそう言ったチャンスを決められなけれは、オマーン戦でも日本戦でも厄介な事になるだろう。” Brosque はこう語った。
この試合の1週間後、EURO2012 の初戦に臨んだデンマークは見事に 1-0 でオランダを降し2年前のワールドカップの雪辱を果たした。 日本はここまだワールドカップ、予選、Asian Cup では90分間でオーストラリアを降した事は無い。
それが明日6月12日に実現する事を願う。 続く
オーストラリアは予選の日程が日本と異なり初戦は6月8日のアウェーでのオマーン戦だった。
その“準備試合”として Denmark 代表と対戦する事となった。
Denmark の方も6月9日に欧州選手権 EURO2012 の開幕戦オランダ戦を控えての最終調整試合であった。
Denmarkと言えば今でも多くの人が忘れられないだろう、ワールドカップの1次リーグ最終戦で日本が 3-1 で破った相手。今でもデンマーク人の顧客にはかならずこの試合の話をする事にしている。
あれから2年。 FIFA ランクも10位にまで上がった Denmark のこの日のスタメンはワールドカップの日本戦に出場した CB Daniel Agger, 左SB Simon Poulsen, 右SB Lars Jacobsen, MF Chrstian Eriksen, Daniel Rommendahl そして ArsenalでプレーするFW Nicklas Bendtner ら6選手がスタメン出場。
1週間前にブラジルに 3-1 で敗れた時のスタメンから4人を入れ替えて臨んだ。本田、遠藤のFKを浴びた GK Thomas Sorensen はブラジル戦の前半25分に負傷を負い Stephan Andersen と交替でベンチに下がり EURO2012 のメンバーからも離脱をせざるを得なくなった。
オーストラリアは2月のサウジアラビア戦のスタメンから Mark Milligan, Sasa Ognenovski を下げて Luke Wilkshire, Mile Jedinak を DF ラインに投入し、Brett Emerton, James Troisi に替って MF Matthew McKay そして Hyundai A-League 、 Melbourne Victory のFW Archie Thompson がスタメンで起用された。
Josh Kennedy, David Carney は ACL の試合で合流できず、 来シーズンから Aston Villa でプレーするBrett Holman は2人目の子供の出産に立ち会う為にデンマーク遠征には参加しなかった。
スタメンの平均年齢は30歳を越え、6年以上に亘り代表でプレーし続けているMark Schwarzer, Lucas Neill, Luke Wilkshire, Mark Bresciano and Harry Kewell らを、そしてつい最近代表入りした Matt McKay, Mile Jedinak, Matt Spiranovic, Alex Brosque そしてArchie Thompson, Jade North といった中堅の選手で構成された。
試合は地力に勝る Denmark が前半32分、デンマークの Daniel Agger 主将がPKを決め、後半68分に Andreas Bjelland が追加点となるゴールを上げて2-0 でオーストラリを退けた。
開始早々からホームのデンマークが主導権を握り、 Rommedahl , Bendtner が相次いでオーストラリアゴールにシュートを放つ。 特にオーストラリアの左サイドをどんどん突いて来る。
オーストラリアも Luke Wilkshire が Simon Poulsen と競り合いながらHarry Kewell にボールを送り Alex Brosque に Thompson, Jedinal を経由して送られ Brosque はシュートに持ち込むが弾道はポストの横に外れて行く。
6分には Agger のワンタッチパスから、7分には Eriksen からのパスから共に Bendtner がシュートを放つ。
32分、 Agger がオーストラリアPA内に侵入し Eriksen からのヒールパスを受けてシュート体勢に入ろうとしたところをとマークに入った浦和レッズ所属の Matthew Spiranovic に倒されPKを得ると自らPKを蹴り込みデンマークが先制をする。
リードを許したオーストラリアは3次予選のサウジアラビア戦から代表に再召集された Mark Bresciano が2度ミドルレンジからシュートを放つがゴールネットは揺らせない。
後半に入り Kewell が相手のバックパスのミスを拾って放ったシュートはゴールの枠を逸れて行く。その直後 Kewell がヘッドで落としたところを Brosque がショートに持ち込むがGK Andersen の正面に。 Brosque のシュートは利き脚で無い右脚で放ったシュートであった。
さらに左サイドを上がった Thompson から中央の Jedinak に渡り前線の Brosque へ縦パスが通るが Brosque のショットはわずかに外れた。この一連の動きはこの試合一番目を見張るものだったらしい。
68分には Matthew Spiranovic のバックパスを拾った Bendtner が Schwarzer の守るゴールを破り追加点を上げた。
この試合で2失点に絡んでしまった Spiranovic はオマーン戦のスタメンから外れてしまった。
オーストラリアは追加点を決められる前の65分に Mile Jedinak を下げて Mark Milligan を, Archie Thompson を下げて David Carney を投入する。69分には Harry Kewell, Luke Wilkshire を下げて Tim Cahill, Robbie Kruse を投入する。 この試合も Kewellと Cahill が同じピッチでプレーする時間は無かった。
75分には Mark Bresciano に替って Neil Kilkeny が投入されるが最後までゴールは奪えなかった。
Result flattered Denmark, says Archie
2010年 Holger Osieck が最初に Socceroos の指揮を執って以来4敗目を喫した Socceroos であるが Archie Thompson はこの敗戦をあまり深刻には受け取っていないようだ。
“2-0 と云う結果はデンマークをそれ以上に喜ばせるものだと思う。彼らは前半は特に素晴らしいプレーを披露した。しかし後半は我々もチャンスを作りそのうちいくつかは決められるべきチャンスだっただろう。 この試合はどちらかと言えばオマーン戦への準備試合。肯定的なものはよくとらえ、否定的なものは修正しオマーン戦がどうなるか見てみたい。”
この試合の Thompson は左サイドから Alex Brosque と共にチャンスを何度も演出していた。
“今日の終わりには、決めなければチャンスであったと思うだろうし、私が出来た事はチャンスを決めるポジションにいたと思われる事だ。ただこれは親善試合だ。また別の試合では恐らくもう少し後悔していただろう。私はこの試合で他の選手達と共にゴールを決められるチャンスを作った事に良い感じを掴めた事に満足している。 もしそう言ったチャンスを決められなけれは、オマーン戦でも日本戦でも厄介な事になるだろう。” Brosque はこう語った。
この試合の1週間後、EURO2012 の初戦に臨んだデンマークは見事に 1-0 でオランダを降し2年前のワールドカップの雪辱を果たした。 日本はここまだワールドカップ、予選、Asian Cup では90分間でオーストラリアを降した事は無い。
それが明日6月12日に実現する事を願う。 続く
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