Mr.コンティのRising JAPAN

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ロンドン五輪開幕  メダルラッシュ…となって欲しいなぁ 

2012-07-29 | 夏季五輪
現地時間の7月27日、ついにロンドン五輪が開会式を迎え各競技、種目が順次始まった。
共に白星発進だった男女のサッカー競技が開会式の前から始まったていたので、あの2010年ワールドカップ南アフリカ大会の時の様にものすごく幸せな気分になり、あたかもサッカーのワールドカップがまた始まった様な感覚だったけど、本格的に各競技が始まりそれぞれの結果に一喜一憂する事となるのか~と思った。

三宅宏美3度目の正直で銀メダル
初日の競技結果で最も感動したのは女子重量挙げ48kg級で銀メダルを勝ち取った三宅宏美選手だ。
大会前あまり話題にならなかったけどアテネ五輪で9位、北京五輪で6位に入った後に3度目の五輪挑戦だった。
北京五輪では2年前、サントドミンゴで開催された世界選手権 48kg で銅メダルを勝ち取ったので期待していたけどメダルに届かず試合後のインタビューを見た時はもう引退知るかな~?と勝手に思ってしまった。
北京五輪後出場クラスを 53kg に上げたけど2010年広州でのアジア大会では優勝した中国の Li Ping に40kgの差を付けられて7位。 昨年パリでは6位 ( それでロンドン五輪が内定した。) と表彰台に登れなかった。 どの時点で48kg 級に戻したのかは知らないけど、見事な銀メダルだった。



この種目は中国が強く広州アジア大会2010 では王明娟 ( Wang Ming Juan ) が2位の Pensiri Laosirikul ( タイ ) に18kg ( 192kg ジャーク 83kg スナッチ 109kg ) の大差を付けるアジア大会記録となった210kg ( スナッチ 95kg ジャーク 115kg ) で優勝した。昨年の世界選手権では中国の王明娟ではなく田原( Tian Yuan ) が207kg ( スナッチ90kg ジャーク110kg ) で優勝した。この時の銀メダルもタイの Pensiri Laosirikul ( 187kg スナッチ 80 ジャーク107) だった。ロンドン五輪では王明娟が代表となり205kg ( スナッチ 91kg ジャーク114 kg ) で金メダルを勝ち取った。
そして銀メダルの三宅は197kg ( スナッチ 87kg ジャーク110kg ) 銅メダルは北朝鮮のリャンチュンファ ( 192kg スナッチ 80 ジャーク 112 ) が勝ち取った。 アジア大会、世界選手権で2位だった Pensiri Laosirikul はリャンチュンファのわずか1kg及ばない 191kg ( スナッチ 82kg ジャーク 109kg ) で4位。メダルに届かなかった。



五輪でアジア勢が表彰台を独占するのも見ていて悪くはないと思った。 そしてこの際この競技を世界選手権、アジア大会の戦績を見ながら楽しんでみようかと思った。 
またこの種目に出場したもう1人の日本人選手水落穂南選手が6位 ( 176kg スナッチ 80kg ジャーク 96kg ) で6位入賞した事も下記落としてはならない。

内村大丈夫か?これは協会の責任。

金メダルラッシュが期待された男子体操と云うよりも内村航平だけどミスを連発し本人も“何しに来たんだか….”とのコメントを残したらしい。個人総合では89.764 に留まり9位で決勝進出を決めたけどトップのダネル・レイバ(アメリカ) 91.265 から1.501 差、3位のファビアン・ファンブッケン 90.765 とは 1.001 差。 これをどこまで詰めてくれるか? 普通どおりの演技さえ出来ればと思うけど、
この時点で種目別決勝に進めたのは床運動、平行棒の2種目だけで得意の鉄棒は決勝に残れなかった。
そして団体でも日本は270.503 で5位に留まり1位のアメリカ 275.342 から 4.839, 272.420 で3位のイギリスから1.917 点差を付けられた。 ただ日本の最大のライバルと見られた中国もミスを連発。 団体では日本を下回る 269.985 で6位での予選通過だった。
原因はおそらく器具だと思う。 聞いた話では今大会はフランス製の器具を採用されているとの事であるが内村を始め選手達がその器具を使って練習をしたのは日本チームがロンドンの向けて旅立った五輪直前合宿。 その時の模様がテレビで伝えられ、内村を始め日本選手が器具がしならないと漏らしていたのを見た。 



本当に体操協会は一体何をしているのだろう?どこの器具を使うかと云う事くらい一早く情報をキャッチしそれと同等品を輸入し選手達に早く慣れさせるという事を何故しなかったのだろう?まさか使用する器具が発表されたのは大会直前と云う事はあるまい。
昔あるスポーツ雑誌で日本が五輪5連覇を成し遂げている最中でもある著名ジャーナリストは“ 協会は誰も何もしない。ライバルソ連は役員を世界体操連盟に送り込んだり国家を上げて日本対策を行っている。だけど協会の役員は4年に一度五輪で勝った勝ったと喜ぶだけだ…..”
今、内村航平達のおかげで1990年代初めに停滞した日本体操界はまた体操人気が出て来て世界でもトップを走れる様になった。選手達の血のにじむような努力だけでなく協会の役員達が何をすべきかを考えなければならないと思うであるが….
兎に角選手達の奮起を祈る。



昨日はなでしこが準々決勝進出を決めて、男子 U-23 は今晩モロッコ戦に臨む。
サッカーに就いては改めて解説します。(誰も読まないか?)  
そして今日も滅茶苦茶暑い。 朝10時前からクーラー掛けたら嫁はんに怒られた。でもスイッチは入れたままだったぞ!!

それから開会式の Paul McCartney は恰好良かった。一番恰好良かった。


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