Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

2.11 決戦後 オーストラリア紙の Socceroos 達の評価

2009-02-26 | 夏季五輪


MARK SCHWARZER: Rating: 8. 大事に至らなかった後半のLukas Neil との交錯はさておき、後半の遠藤の20mのロケットショットをセーブしたのは違いを証明し、恐らく日本のpop-gun 攻撃にタイムリーに精神的な効果を与えた。 

LUKE WILKSHIRE: Rating: 8. 前半のオーストラリアのベストプレーヤー。 何度も攻撃を凌ぎ危険な前進を注視した。 Socceroos の右サイドバックポジションの第一候補を確固たるものとした。

LUCAS NEILL:  Rating: 9. 次々と押し寄せる攻撃を傑出した守備で凌いだ。 彼と Moore は疑いなくオーストラリアの第一級の centre-half コンビである。

CRAIG MOORE:  Rating: 9. Neil と共に素晴らしい守備を披露。後半の日本の波状攻撃に対しては折りよく割って入り瀬戸際で止める。

SCOTT CHIPPERFIELD. Rating: 8. スタート時に日本は彼のサイドを標的にした様であったがすぐに対応しこの日の Socceroos のベストプレーヤーのひとりに。

VINCE GRELLA.  Rating: 7. 試合前日のふくらはぎの故障を克服し普段の任務を完遂。冷静さ、根気そして適切なポジショニングを徹頭徹尾DFラインの4人の為に維持。

CARL VALERI: Rating: 5. 一連の好パフォーマンスにも関わらず納得の出来る試合内容では無かった。容易にポゼッションを譲ってしまう事も2,3度ではなかった。

JASON CULINA: Rating: 6. オーストラリアの Mr.Versatile ( 多才 ) 中盤の右を担い、最後は3人の守備的中盤の一人に。 目立ったところは無かったが堅実に。

MARK BRESCIANO:  Rating: 5. 攻撃的マインドを持つ Socceroos にとっては素晴らしい夜ではなかった。 真のインパクトを与えようと喘いだ。 しかしゲームプランの大部分をそうさせた。

BRETT HOLMAN:  Rating: 4. パス回しに加われず、ファーストタッチで躓く。何度も危険エリアでフリーキックを献上し約60分でベンチに下がる。忘れられない夜に。

TIM CAHILL: Rating: 5. 恐らく国際試合では最も活躍の少ないゲームで無かったか?日本のCBによく捕まった。 1トップの試みは機能せず。中盤に戻そうよ Pim

RICHARD GARCIA:  Rating: 5. 残り半時間で 驚くべき事にHolman と交替で出場。腐心したが殆ど効果は無かった。

JOSH KENNEDY: No rating 最後の7分間、Cahill と交替出場。.

DAVID CARNEY: No rating. ロスタイムに Bresciano に替って投入。

この試合スコアレスドローに終わったのは両チームのCBの出来からみて妥当な結果だったと言えるかも知れない。日本の攻撃時間が長かった分 Schwarzer のパフォーマンスが目立ったのだろう。この試合のMVPこそ Schwarzer であったと思う。
しかし玉田、長谷部の決定機は惜しかった。(と、言うよりも大久保......)

後半に入り試合が進むにつれオーストラリアはロングボールをゴール前に放り込んできた。それは早くて正確にPA内の選手に送られたものが多く、他のアジア諸国では見られないレベルを披露した。
ここで Kennedy を最初に使われていれば.... と思われるかもしれないが私は Kennedy と Cahill がスタメンでならんでも試合内容は変わらなかったと思う。
そうなればMFは Valeri がベンチスタートになるはずで、中盤で日本選手のスペースが増えたはずだ。 それにKennedy は所属先の Kiaserslautern では今はベンチにもなかなか入れず、Cahill の20日間で6試合 554 分出場という”過密スケジュール”から二人ともフル出場は無理だっただろう。 
 Pim Verbeek 監督は怪我で日本戦が数か月ぶりの出場となった Chipperfield が復帰し90分間プレー出来たとが最も嬉しかったに違いない。 Chipperfield がいなければここは David Carney が起用されたかもしれない。しかし Carney は守備に問題があるのでそこを突けばチャンスが出てくると思ったのだが...... 場合によっては3バック( Neil, Moore, Wilkshire ) そして Carney を左サイド、右に Holman をおいたかもしれない......

スタンドでは試合終盤に日本の総攻撃を促す声が飛んだが、私は少なくとも勝点1は残す選択肢を選んでくれと心の中で叫んでいた。
日本は勝点1に終わったがこの勝点がワールドカップ行きに”近づいた勝点1”となる事を願う。  

あぁなんだかオーストラリア戦で”燃え尽き症候群”になりそうだ。

もちろん選手達はそうでないだろう。    なんて寒い夜じゃ。