Mr.コンティのRising JAPAN

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オーストラリアB 代表 アウェーでインドネシアと引き分け

2009-02-01 | 夏季五輪
ゴールが無く次戦3月のクウェート戦に向けての展望が Verbeek の心配のタネとなる事となりながらもオーストラリア代表の連続無失点記録が4試合にまで伸ばしたこのチームの守備能力の高さを証明した。
完全アウェーの雰囲気の中で Socceroos は開始早々から Archie Thompson と Dany Allsopp の2トップに素早くボールを送り主導権を握ろうと試みる。 
2分には左サイドから Matt McKay のクロスに Thompson が飛び込む。 
インドネシアも 5分には Firman Utina の 25m シュートが飛び GK Eugene Galekovich がキャッチ。 10分には再びオーストラリアが MF Pondeljak がゴール前でボールを受けてショットを放つが GK Markas Horison が難なくさばく。Pordeljak は代表試合初出場。緊張から少しボールコントロールを失ったか。
15分 Allsopp の 30m の強烈なショットを放ち GK Horison が止められずに前にこぼすがそこに詰めている選手はいなかった。 25分には DF Scott Jamieson が攻撃参加、左サイドを Allsopp とのボール交換から中に切れ込むがここはオフサイド。 そして以降前半は終了間際までインドネシアの攻撃を防ぐことの腐心させられた。 34分には FW Talaohu が Matt Thompson の肩を引っ張り MF Firman Utina にボールを送り、 Firman が放ったショットは GK Galekovich の守る逆サイドの飛んだがわずかにポストをかすめた。
前半ロスタイムにオーストラリアがFK を得る。 Paul Reid が入れたFKは Dean Hefferman の頭にピタリと合うがそのヘッドはサイドネットに。その直後にも再び FK を得るも McKay Matthew のFKに Roddy Vargos が飛び込むがそのヘッドは GK Horison がまたもパンチでクリアー。 こうして前半はスコアーレスに終わった。

大観衆の期待に応えたいホームのインドネシアは53分 FW Budi Sudarson がドリブルで中に切れ込むがここは CB Craig Moore が落ち着いてクリアー。 62分にはこの日大活躍の FW Talahou が右サイドを突破そしてファーサードに送ったクロスは GK Galekovich を破りそこにBudi Sudarsono が走り込むがヘッドは空振り絶好のチャンスを逸した。 オーストラリアベンチは58分に Matt Simon を Allsopに替えて投入するが最後まで Archie Thompson との呼吸が合わなかった。 66分 Archie Thopmson がドリブルシュートを放ちその低い弾道のショットは GK Harison の手を弾きこぼれ球は Matt Simon の前にこぼれるが、ボールは Simon の足に当たり GK Harison の手元に戻った。 67分 Billy Celeski が Pondeljak に替って投入されるが彼の素晴らしいゲームメイクから FW Archie Thompson, Matt Simon が何度もインドネシアゴール前に迫るがオフサイドの網にかかった。 78分に Dean Hefferman に替って Michael Zullo が右MFに投入されさらにチャンスを演出する。 
終了間際に Australia は FK のチャンスを得る。 Craig Moore のFK は Matt Simon に送られるが最後は GK Harison へのチャージにイエローカードが出された。
ホームのインドネシアは 71分、大歓声に送られエースの Bambang Pamungkas が投入されたが得点を挙げることはできなかった。

  

Australia A-League 選抜の B 代表は暑さと湿度そしてアウェーの大歓声に耐え勝点1を得た。  Australia の最大のチャンスは75分。 Matt Simon のヘッドがインドネシアゴールを割ったもののそれはオフサイドで取り消された。 お互いに決定機の無いまま試合が進み Australia の GK Eugen Galekovich はほとんどプレッシャーを受けなかった。 
インドネシアは初戦のアウェーでのオマーン戦と引き分け 、オーストラリア戦はCraig Moore しかレギュラー選手がいないが、強豪と引き分けた事に満足をしていた。この日の Socceroos のスタメンはは Newcastle Jests の Tarek Elrich ではなく Matt Thompson が右サイドバックに起用されインドネシアはエースの Banbang Pamungkas がベンチスタートであった。
代表初デビューの一人 Adelaide United のGK Galekovich は開始早々に経験豊富なベテランDF Craig Moore からバックパススを受けるなどして試合に慣れさせてもらっていた。  この日のオーストラリアのスタメンは下記の通り。

GK : Eugene Galekovic ( Adelaide United ),
DF : Craig Moore ( Queensland Roar, CAPTAIN ), Rody Vargas ( Melbourne Victory ) , Dean Heffernan ( Central Coast Mariners . 78分 Michael Zullo : Queensland Roar ) Scott Jamieson ( Adelaide United ) ,
MF:  Matt McKay ( Queensland Roar ) , Paul Reid ( Adelaide United ) , Tom Pondeljak ( Melbourne Victory . 68分 Billy Celeski : Melbourne Victory ) Matt Thompson ( Newcastle Jets )
FW:   Danny Allsopp ( Melbourne Victory . 57分 Matt Simon : Central Cost Mariners ), Archie Thompson ( Melbourne Victory )

Subs not used; Nikolai Topor-Stanley ( Perth Glory ) , Tarek Elrich ( Newcastle Jets ) , Dylan Macallister ( Central Coast Mariners ) , Danny Vukovic (GK Central Coast Mariners ) 

  

  

1月20日 Rookies face the wrath of 90,000

Pim Verbeek 監督は “史上最も未経験なオーストラリア代表” チームをインドネシア、ジャカルタの Gelora Bung Karno Stadium で行われるアジアカップ予選のインドネシア戦に送る事となった。インドネシアとの対戦は1993年以来となる。
この試合のある1月28日は FIFA の指定する A-Match Day ではないので欧州でプレーする選手達を ”拘束する事” が出来ずない為に A-League 選抜メンバーで臨む事に。 選出された21人中GK 3人全員を含む15人が代表初選出。 この試合のチケットは既に売り切れとなっており約 90,000 人の大観衆が予想されるが、
Verbeek 監督は

“ 誰にでもデビューはある。 5,000 人や空のスタジアムよりも大観衆の前での方が良い経験になるだろう。もし彼らに自信が持てないのなら他にそういったメンバーがいるのであればそのメンバーを選んでいる。 選ばれた選手達にとっては Big Challenge だ。 確かに我々はほとんど準備が出来ていない。彼らは大観衆の前でやってくれると思う。”  と語った。

A-Leagueの上位4チーム,Adelaide Unitedから4人, Melbourne United から6人、Queensland Roar から3人、 Central Coast Mariners から4人の17選手が選ばれた。 Wellington Phoenix を除く全ての7チームから選手が選ばれているがSydney FC からは 若い Shannon Cole のみが選ばれ、 Jon McKain ( Wellington Phoenix ) , Andrew Duranto そして Stwart Musialik ( Sydney FC ) らはメンバーに入れなかった。

インドネシア戦には Verbeek 監督は前大会の3位決定戦、日本戦で退場処分になっている為にベンチ入り出来ないので前のオーストラリア代表監督で今はコーチを務める Graham Arnold が指揮を執る事になる。 Arnold コーチは昨年ASEAN  CUP の最中に現地を訪問してインドネシア代表を視察。そして1月20日には熊本に飛んでイエメンと戦う日本代表の視察も行った。インドネシアで注意すべき選手はゲームメーカーの Firman Utina そして FW のBudi Sudarsono と Bambang Pamunglas だ。 リストアップされた21名は下記の通り

GK : Michael Theoklitos 27歳 (Melbourne Victory)  Eugene Galekovic  27歳 (Adelaide United), Danny Vukovic 23歳 (Central Coast Mariners)

DF   Rodrigo Vargas (Melbourne Victory) 31歳 , Robert Cornthwaite 23歳 (Adelaide United),  Scott Jamieson 20歳 (Adelaide United),  Matthew Thompson 26歳 (Newcastle Jets),  Dean Heffernan 28歳 (Central Coast Mariners),  Nikolai Topor-Stanley 23歳 (Perth Glory),  Craig Moore 33歳  (Queensland Roar)

MF   Billy Celeski 23歳 (Melbourne Victory),  Tom Pondeljak 32歳 (Melbourne Victory),  Shannon Cole 24歳 (Sydney FC),  Paul Reid 29歳 (Adelaide United),  Tarek Elrich 21歳(Newcastle Jets),  Matthew McKay (Queensland Roar) 26歳 , Michael Zullo 20歳(Queensland Roar)

FW Danny Allsopp 30歳(Melbourne Victory), Archie Thompson 30歳 (Melbourne Victory), Dylan Macallister 26歳 (Central Coast Mariners),  Matt Simon 22歳 (Central Coast Mariners)

    

 
  

ついに実現した A-League 選抜の Socceroos 。メンバーをみただけでワクワクしてしまうのは私を含め何人いるだろう? Jade North, Adam Griffiths らもいればと思ってしまったけど.....
経験豊かな Craig Moore に率いられたイレブンであったが固いピッチに思う様にショートパスが繋がらない上に約88,000 人の大観衆に後押しされたインドネシア代表の前に エース Bambang Pamungas をベンチに温存する布陣を相手に立ち上がりは防戦の時間帯が続いた。 
インドネシアはASEAN 諸国の中でも屈指のサッカー狂の国。しかも自国のリーグ戦でもかなりの観客が入るらしく選手達は熱狂的なアウェーの雰囲気にやや押された感じだったらしい。後半開始そうそうからも大観衆に後押しされオーストラリアゴールに迫るシーンが何度か演出されたらしいが地力に勝る A-League 選抜は失点を許さなかった。

  

試合内容に Verbeek 監督は A-League 選抜の守備力の高さを評価していたらしい。
2月11日の日本戦に Craig Moore 以外の選手が何人選ばれるかはわからないが、選手達は“代表入り”に充分なアピールが出来ただろうか??

一方のインドネシア代表。ワールドカップ予選はシリアに敗れて2次予選で敗退。試合内容もホームで 1-4 アウェーで0-7 と散々であった。ブルガリア人監督の Ivan Korev からインドネシア人の Benny Dolo 氏が監督に就任し2011年のアジアカップ本選出場を目指す。 オーストラリア戦は Asian Cup で第3GKだった Markus Harison Rihihina の他 FW の Budi Sudarsono 、DF Chris Yulianto , MF Ponaryo Astaman をはじめ7人の選手が2007年の Asian Cup メンバー。更にこの試合ベンチ入りした選手の中では FW Bangbang Pamungaks を含めた4人の選手が Asian Cup メンバーであった。オマーンかオーストラリアの何れかを倒さねば2011年カタールで開催される Asian Cup 本戦には出場できない。それぞれの国がそれぞれの目標があるのだ。  

 

日本はバーレーンにアウェーで 0-1 の敗戦。中村、遠藤、長谷部らがいなかったとは言え反対に彼らがいなければこれだけ差が出るのか?と言う印象 (ただ試合は見ていないけど。) 。この時期は普段はシーズンオフだけに2月11日までに調子がしっかりと上がってくれることを願う。