後半に入っても立ち上がりから主導権を握るのはガンバだった。開始早々右からのFKに實好がヘッドで合わせる。そして54分にはアウベスがドリブル突破の個人技からあっさりとゴールを破り3点差としてしまった。後半開始から“加油! 加油!!“ と声援を送る大連サポーターは黙ってしまった。
3失点目の直後、リン=レフォン大連実徳監督は、MF権磊に替えてFW登録の朱挺を投入し、これで全員が180cm以上の選手となった。この交替が功を奏したか2分後の57分に大連が1点を返す。パンチリッチが右サイドを突破し入れたクロスにヤンコビッチが合わせてシュート。ガンバGK松代が一旦は良くセーブをしたがそのこぼれ球を中国代表出場歴のあるFW鄒捷が押し込んだ。チャンスを作ったのは比較的ボールキープの出来る欧州勢であったが、ガンバが3点目を取ってからパンチリッチがポジションを下げてボールに絡む機会が増えていた。失点は喫したが、ガンバはこの後も攻勢を続ける。幡戸が連続して惜しいシュートを放ち続ける。幡戸は1999年日本ユース代表がナイジェリアで開催されたワールドユース大会で準優勝をした時のメンバーだ。しかし、この大会で幡戸の出場機会が少なかったのは足の故障が原因か、それとも監督が清雲からトルシエに替わったからか?前年のアジアユースでは自慢の俊足を生かして活躍をしたのだが。その後同世代の小野、高原、稲本、中田浩二、遠藤、小笠原とは水を空けられフル代表入りすら果たしていない。走るサッカーを目指すオシムジャパンの構想に入れるだろうか? だがこの時間帯もそうだが前半の2得点目以降の10分間にもあった好機を生かせなかった事がガンバに苦戦を招く。後半20分頃から大連が主導権を握り始める。王聖が積極的に右サイドを上がってきて起点になったりシュートに持ち込んだり。交替出場の鄒捷はボールキープが出来る。しかしシュートが下手だ。また大連DFからロングボールが両サイドから入れられ左サイドを交替出場の朱挺の上がりも顕著になる。その分ガンバがサイドの主導権を握られてしまった。そして71分、赤いスパイクを履いている趙旭日のスルーパスが王聖に渡りそのままゴールイン。大連サポーター達の気勢が大いにあがる。76分にはそれまでゲームメーカー的な役割をしていた張亜林に替えて閻嵩を入れ、ワントップに据えて2列目をヤンコビッチ、パンテリッチの外国人勢が占め、攻撃時には184cmの長身MF翟彦鵬が上がってくる。しかし80分には王聖を下げて劉成を入れてしまったので、攻撃が左サイド偏重になってしまった。それでも大連の波状攻撃が続く。84分にはパンチリッチの力強いドリブルからあげられたクロスに朱挺が飛び込むが身長で4cm劣る山口がしっかりと競ってシュートを枠から外させる。後方に陣取るおばぁさま達から”いいよ、山口。いつでもジェフに還っておいで。”と声が飛ぶ。86分にはスルーを受けた朱挺がフリーで撃つがGK松代がナイスセーブ。そして終了直前のペナルティーエリアから僅かに外側で得たFKのチャンスも、パンチリッチが直接狙うがまたもや松代が防ぎ何とかガンバが逃げ切った。あともう5分試合時間があれば大連に3点目が入っていたかもしれない。
この試合の宮本は出番が無かった。ワールドカップショックから立ち直れたかな?加地もプレー時間が短かった。
そして大連サポーター達はジェフサポーター達の拍手に送られて出口に向っていった。恐らく留学生達であろう、“ジェフ!がんばーれっ!!、ジェフ!がんばーれっ!!”と連呼しながら座席を立って行った。私も席を立って今度は反対側のゴール裏に向った.......
3失点目の直後、リン=レフォン大連実徳監督は、MF権磊に替えてFW登録の朱挺を投入し、これで全員が180cm以上の選手となった。この交替が功を奏したか2分後の57分に大連が1点を返す。パンチリッチが右サイドを突破し入れたクロスにヤンコビッチが合わせてシュート。ガンバGK松代が一旦は良くセーブをしたがそのこぼれ球を中国代表出場歴のあるFW鄒捷が押し込んだ。チャンスを作ったのは比較的ボールキープの出来る欧州勢であったが、ガンバが3点目を取ってからパンチリッチがポジションを下げてボールに絡む機会が増えていた。失点は喫したが、ガンバはこの後も攻勢を続ける。幡戸が連続して惜しいシュートを放ち続ける。幡戸は1999年日本ユース代表がナイジェリアで開催されたワールドユース大会で準優勝をした時のメンバーだ。しかし、この大会で幡戸の出場機会が少なかったのは足の故障が原因か、それとも監督が清雲からトルシエに替わったからか?前年のアジアユースでは自慢の俊足を生かして活躍をしたのだが。その後同世代の小野、高原、稲本、中田浩二、遠藤、小笠原とは水を空けられフル代表入りすら果たしていない。走るサッカーを目指すオシムジャパンの構想に入れるだろうか? だがこの時間帯もそうだが前半の2得点目以降の10分間にもあった好機を生かせなかった事がガンバに苦戦を招く。後半20分頃から大連が主導権を握り始める。王聖が積極的に右サイドを上がってきて起点になったりシュートに持ち込んだり。交替出場の鄒捷はボールキープが出来る。しかしシュートが下手だ。また大連DFからロングボールが両サイドから入れられ左サイドを交替出場の朱挺の上がりも顕著になる。その分ガンバがサイドの主導権を握られてしまった。そして71分、赤いスパイクを履いている趙旭日のスルーパスが王聖に渡りそのままゴールイン。大連サポーター達の気勢が大いにあがる。76分にはそれまでゲームメーカー的な役割をしていた張亜林に替えて閻嵩を入れ、ワントップに据えて2列目をヤンコビッチ、パンテリッチの外国人勢が占め、攻撃時には184cmの長身MF翟彦鵬が上がってくる。しかし80分には王聖を下げて劉成を入れてしまったので、攻撃が左サイド偏重になってしまった。それでも大連の波状攻撃が続く。84分にはパンチリッチの力強いドリブルからあげられたクロスに朱挺が飛び込むが身長で4cm劣る山口がしっかりと競ってシュートを枠から外させる。後方に陣取るおばぁさま達から”いいよ、山口。いつでもジェフに還っておいで。”と声が飛ぶ。86分にはスルーを受けた朱挺がフリーで撃つがGK松代がナイスセーブ。そして終了直前のペナルティーエリアから僅かに外側で得たFKのチャンスも、パンチリッチが直接狙うがまたもや松代が防ぎ何とかガンバが逃げ切った。あともう5分試合時間があれば大連に3点目が入っていたかもしれない。
この試合の宮本は出番が無かった。ワールドカップショックから立ち直れたかな?加地もプレー時間が短かった。
そして大連サポーター達はジェフサポーター達の拍手に送られて出口に向っていった。恐らく留学生達であろう、“ジェフ!がんばーれっ!!、ジェフ!がんばーれっ!!”と連呼しながら座席を立って行った。私も席を立って今度は反対側のゴール裏に向った.......