歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

不二家さん!「品質管理の問題ですか!」

2007年01月13日 | 世間話し
不二家の話し、ある意味「予想できた」事件ですね。

不二家の今回明らかになった問題は、

①シュークリーム・・・期限1日切れの牛乳を使用。  
②アップルパイ・・・・に期限最大4日切れのリンゴ加工品使用 
③シューロール・・・・社内基準100倍の細菌検出した製品を出荷
④プリン・・・・・・・消費期限を社内基準より1日長く表示 

これらが、報道されている内容ですが、全て、承知してやっている「確信犯」であり「組織的犯罪」だと考えられます。

品質管理体制の「不備」とか「ずさん」とか云う問題とは違う。本来の「ルール」とは別に、「慣例」として「暗黙」の「ルール」が存在していた可能性が高い。

本来のルールは、「万にひとつ」の危険性を「排除」するルールだが、暗黙のルールは「千に三つ」の危険性を「排除」する「レベル」に下げられている。

これは、人の生命、安全に関わる企業が「絶対」にやってはならないことだ。

担当者は「暗黙」の「ルール」に従っただけである。このルールは不二家という「企業」の「体質」そのものである。

牛乳に関して、不二家の説明では、担当者の「勝ってな判断」によるものと説明しているが、担当者が、勝ってに「味見」や「匂い」で、使用の可否を決める訳がない。

主婦が家族の食事を作るのとは訳が違う。大量生産を行う「生産工場」である。実害が発生した時の「損失」が大き過ぎる。

別に「期限切れ」の「原料」について、「現場レベル」の「使用基準」が存在する筈だ。そうでなければ、実害が発生する。

これまでも、「実害」が「発生」していないのは、それなりの「バックデータ」と「使用基準」の存在を裏付けている。それでなければ、担当者の判断一つで、企業の存続まで左右されてしまう。

「暗黙のルール」に基づく「現場レベル」の「使用基準」が存在する可能性が高い。

不二家が「金儲け」が第一目的であり、「食品加工」はその「一手段」に過ぎなかったことが、これで明らかになった。


『はじめから、算盤づくでは、製品はつくらない。ただ、よい製品さえつくれば、算盤の方は自然と合ってくるものだ』

創業者の言葉だそうです。いまでは「算盤づく」になってしまいましたね「不二家」さん。

※「そろばんづく」と言えば、今から20年前に、「とんねるず」主演の映画がありました、「森田芳光監督」でした。関係ないけど、どんな映画か観たくなりました。

本題に戻ります。

『企業は株主のもの』『金儲けしちゃいけないんですか?』と、「ギョロギョロ目玉」の「通産官僚上がり」の「経済やくざ」が云っていました。

※「やくざ」は「義理と人情の男の世界」ですが、「経済やくざ」は「義理も人情」も関係ないようですね。

企業の社会的責任よりも、利益を上げ「株主」への「配当責任」を第一に考える。
「グローバルスタンダード」の「到達点」です。小泉改革の「到達点」です。

『もう知らないよ!』『手遅れだよ!』そんな「声」が、「いろいろなこと」で、「いろいろな人」から聞こえてきます。

そんな声がしている間は、未だ間に合う段階と信じたいのですが・・・・・・。どうしましょうかみなさん? 選挙何かで変わりますかね?

それとも、もう一度「痛い目」にあって、「痛さ」を忘れない為の「ルール」を作り直しますか? 結局これが早道ですかね?


 何だかねぇ。。。。。。。。。

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