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”榎田信衛門さん”で取り扱いの難しい人々!

2022年02月21日 | 世間話し

前回の続きです。

『人新世の資本論』を読んで綴って、ぼけ対策を行っています。

それで、何ですが、ここで少し?かなり?『人新世の資本論』を離れて、最近、目にし耳にした、マスコミ事情と云うような、そんなお話をしたいと思います。

まあ、「人新世」も、13回も続いたので、ほんの少し飽きてきたこともあります。

この話しは、聞いたときには、なるほど!と、左の手のひらを、右手の拳で叩いたのでした。

それで、そんなマスコミ事情を語ったのは、あの、大石あきこ衆議院議員の応援団長的な”榎田信衛門さん”と言う方です。

まあ、前回の”大石あきこさん”繋がり"での信衛門さん”の登場です。

”信衛門さん”を詳しくお知りになりたい方はこちらに

榎田信衛門オフィシャルウェブサイト (enokidas.com)

それで、この方の語ったマスコミ話しですが、これは、YouTubeのこちらの

チャンネルです。

【動画版】QIC Vol.1290-C枠/ParaTが斬る!榎田信衛門の『日本の放送創世記概論』~令和の大政翼賛メディアはどうやって作られたか?~ - YouTube

40分弱で、まあ、タイトルの『日本の放送創世記概論』は、それなりの洒落と、そこそこ本気で付けたようです。タイトルに相応しい、それなりのアカデミックな論考として、世間に問う準備はお有りのようです。

それで、彼は、現状の放送局・マスコミを憂い、嘆き、怒り、反旗を掲げ、webRadioを日本で最初に立ち上げ、いまも続けているのです。

まあ、YouTubeですから、それなりの語り方で、それなりの内容で、肝心要の部分は中盤の10数分です。先ずはご覧あれ。

それで、彼が大雑把語った、現在のマスコミが政権批判をしない理由として挙げた内容を、大雑把に要約すると、

①「戦後間もない頃の放送局は、当然、反戦・平和の意識が強く、経営者も、局員も、リベラルや左翼的な方々が主流派だった。しかし、社会党の衰退と同時進行で右に傾き始めた。

②「政治家の子息が放送局に入り始め、それらの悴や娘が時を経て、中堅・上層部へと昇進」

③「政治とマスコミの人的交流が拡大、放送局員・新聞記者社政治家に転身。政治とマスコミの利害の一体化が進行」

※確かに、思いつく有名どころだけでも、丸川珠代、小渕優子、いまは只の人の石原伸晃、口火を切ったのはNHKの宮田輝。他にも、記者出身の無名国会議員は沢山居ます。

それと、話しは少しズレますが、有力議員に閣僚に張り付く、番記者制度も癒着の温床。その裏返しとしての中味の無い記者会見。

④「20年まえ頃から、放送局員の採用条件として、兎に角、めんどくさそうな奴、組織の枠をはみ出しそうな奴、良くも悪くも何かやりそうな奴、そういう連中は不採用にしている。

⑤兎に角、枠からはみ出さず、云われたことだけを、おとなしく実行、めんどうな問題には首を突っ込まない。そんな方々が採用されている。最近の特徴として中小企業の経営者の娘、息子の採用が目立つ。

まあ、そんな主張だったと思われます。

先ずは、①ですが、彼は戦後から語っていますが、戦後のマスコミが左に傾いていたのは、単に、戦時体制・軍国主義への一時的反発と、占領政策の後ろ盾、深い思想的背景はなかったと考えます。単なる徒花。

もう少し長いスパンで考えれば、悪くなったのではなく、元々、民主主義を、生活の中で日常的、検証的、実効的、思想的、行動的、日常規範として身についていなかった。よって、直ぐに消え去り、忘れ去る。憲法も然り。

それと、社会党の衰退と同時進行については、話しは、ぐっと、ぐっと、巨視的になり、アメリカ戦後世界戦略の変化が背景あると考えます。

戦後の一時期、軍国主義を葬り去る為、日本が二度とアメリカに刃向かわ無くする為、民主勢力をそれなりにアメリカによって育成、容認。

しかし、朝鮮戦争の勃発で、共産党・社会党・革新勢力への弾圧・抑圧政策に変更、そして、三井三池闘争の敗北、60年安保闘争の敗北、国鉄民営化で、労働運動の衰退で総評解散。小選挙区制の導入で社会党解散。

そんな、あれや、これやの流れの中に、当然、放送局も位置付けられ、右旋回の継続中なのです。

それで、信衛門さんの話しで、なるほど!と思ったのは、②~⑤です。

新聞・テレビが政権批判をしないのは、政権に対する忖度ではなく、そも、そも、考え方、価値観を共有していると、気づかされたのです。

そもそも政権批判をすると云う、発想が無い!と、考えると、とても、とても、合点がいくのでした。

政界とマスコミ界の人的交流というか、癒着というか、お仲間意識と云うか、周りで騒ぐほど、仲間内では、それほど危機感は無いのです。

終戦後、マスコミの反戦・平和は、アメリカの民主化政策の結果、そして、下山・三鷹・松川の謀略事件、レッドパージ等、衰退も、アメリカの統治政策の変化の結果。

そして、、アメリカの統治政策は、いまでも継続中。

無条件降伏で、あの時、日本は主権を放棄させられていた?

話しが、大きくなり、信衛門さんむから、逸れてきました。

話しを戻します。

それで、ここが、肝なのですが、私が、聞いていて、はたと閃いたのが、「枠からはみ出さず、云われたことだけを、おとなしく実行、めんどうな問題には首を突っ込まない。そんな方々が採用されている」話しです。

これって、放送局だけでなく、他の企業でも同じではないか?と思ったのです。そして、いや、日本は、ずっと、ずっと、昔からそういう国だった?と考えたのです。

戦後の高度経済成長は、欧米の技術を取り入れての”追いつけ・追い越せ”政策でした。背中を見て、まねし、ちょっとだけ改良。これと、アメリカの世界戦略、占領政策が、ドンピシャ嵌まった結果だと考えたのです。

「枠からはみ出さず、云われたことだけを、おとなしく実行、めんどうな問題には首を突っ込まない。そんな方々」は、追いつけ追い越せに適していたのです。

しかし、追いつくと、今度は、自ら先頭で、新た技術を、新たな分野を切り開くことが要求されます。それは、とても不得意なのでした。

これから、自由な発想で、答えの無い問題を解く、そんな人材は、生まれるのでしょうか?

教育界、経済界も、近頃、そんな人材を求めているようですが、そういう人材は、とても、とても、面倒で、扱い辛い方々なのです。

枠からはみ出し、気に入らないとやらない、和を乱す、他の人には理解出来ない事をやる等々、そんな人達なのです。

まあ、そんな事を、私が考えても、詮無いことです。

話しが、長々と逸れまくり、書き散らしましたました。

本日は、これでお終い。

 

それでは、また。

 


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