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近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

"光る君 へ" ⑯ 伊周一派の追放は詮子と倫子の謀略でした! 女が時代を動かしていた !

2024年06月12日 | テレビの話し

はい、本日も"光る君へ"です。

先日、久しぶりに、19回「放たれた矢」、20回「望みの先に」、21回「旅立ち」、22回「越前の出会い」、23回「雪の舞うころ」の5回分を一挙に、連続して観てしまいました。

うん、大変に面白かったです。やっぱり、自分とは、まったくもって関係のない、支配階級の、上級国民の、権力闘争なのですが、何故か面白い。

男と女の絡みを、権力闘争を背景として描くことで、人間の欲望とか、絶望とか、策謀とか、陰謀とか、恨みとか、妬みとか、憎しみとか、弱さとか、信頼とか、希望とか、愛とか、まあ、そんな、諸々が、人間の究極が、本性が露になるとか?

それにしても、伊周一派の凋落は、あまりにも、惨め過ぎて、ぶざま過ぎて、可哀そうでした。これで、敵役の、憎まれ役の、伊周を演じた俳優さんも、それなりに、視聴者からの、同情を誘い救われたと思います。

自信たっぷりで、鼻っ柱の強い伊周を、持ち上げて、持ち上げて、そして、一気に叩き落し、ぶざまな姿を、これでもかと描く、この展開には、なるほど、やるね、大石静さん、と、思ったりして。

伊周の弟、隆家が、花山法皇に矢を放った「長徳の変」ですが、それなりに穏便に済ませようとした道長。

しかし、時を経ずして一条天皇の母、詮子への呪詛の発覚。それでも、大ごとにしたくない道長。

呪詛ついて、妻の倫子に措置を任せた道長、しかし、道長の思いとは異なり、呪詛の件を公にした倫子。

結果として、二つの罪により、伊周一派は都から排除されるのでした。

「長徳の変」と女院への呪詛ですが、当時から、道長の仕組んだ謀略説が、巷には流れていたそうです。

しかし、このドラマでは、道長イイヒト説を貫いている事、そして、当時、女は男の道具に過ぎないとの、定説に反して、政略の、策略の、謀略の、裏に「おんな」有りとの解釈で一貫しています。

このシーンです。

知ってましたよ女院様、と、告げる倫子。

戸惑を見せる詮子。

やられた、と、驚きの道長。

呪詛を仕組んだのは、当人の詮子であり、それを悟った倫子は、道長に任せておいては握りつぶされるとして、呪詛の件は任せてほしい、と、道長に願い、同意を得る。

しかし、倫子は呪詛の件を、帝の耳に入るよう画策し、帝から厳しい処罰を引き出す事に成功。

倫子・詮子の謀によって、宿敵伊周一派は都落ち。道長は二人の女性の掌の上で、転がされていた事を知るのでした。

そして、もう一人の女性、"まひろ"ですが、10年越しの愛を道長と確認し合い、道長の計らいで、国司となった為時と共に、越後の国に旅立つのです。

越後では、宋との関係で"まひろ"が活躍しそうです。

それにしても、当時の国司ですが、公私混同が常態化して、私腹を肥やすのに専念し、地方の治安は乱れていたようです。その結果として、戦いを専門とする武装集団が誕生するのです。武士の時代の幕開けとなるのです。

それにしても、現在の、今の、政治状況ですが、都知事選を巡る、与党内の、野党内の、与野党間の、政略の、策略の、謀略が展開しています。

本日、小池百合子氏の出馬発表があるようです。私の予想は外れたようです。それにしても、最近は、週刊誌、YouTube、SNSなどで、蓮舫氏へのネガキャンが活発なっています。バックに電通が? なんてことが、いろいろな噂が飛び交っています。

いつの世も、政治は、政策よりも、政局話に関心が集まるようです。

それで、NHK朝ドラですが、"よねさん"が、

『読んだか、新憲法、ずっとこれが欲しかったんだ、私たちは・・・これは自分たちの手で、手に入れたかったものだ』 

と、云わせています。いま、この時に、なかなかのメッセージです。NHKは、報道部以外は、それなりにジャーナリスティックと、その筋では囁かれているそうです。 

占領軍から"与えられた" のであり、自ら勝ち取ったものでない、"民主主義・新憲法"

与えられたものは、勝ち取ったものより、手放すのに抵抗感が少ない ?

ホントに、世界は、とても、とても、きな臭くなりました。

今だ世界は、戦国時代 ? これを終らせるのは、武力による世界統一の道しかないの?

話が、かなり、ぶっ飛んでしまいました。

はい、本日は、これで、お終い。

それでは、また。

 

 

コメント
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