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近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

⑫ “どうする家康” 自害したときの”お市の方”と演じた”北川景子”は同い年!これもなにかの因縁?

2023年08月14日 | 世間話し

今回も、懲りずに家康です。

信長が光秀に討たれ、光秀は秀吉に討たれ、織田家内部の権力闘争が始まります。

織田家は、信長の、強力と云うか、強引と云うか、強烈と云うか、その個性によって、戦い、勝ち上がってきました、求心力を失った家中は分解し始めます。

信長の妹が、信長の次男が、三男が、秀吉が、織田家の有力家臣が、いろいろ絡みあった、権力闘争を繰り広げます。

それで、なんですが、みなさん、それぞれ懸命に頑張って、戦ってます。ホント、どこからそのエネルギーが出てくるのでしょうか。

自らが頂点に立ち、己の思い描く世の中を、己の力で実現したい、支配欲、権力欲の、とても、とても、強い方達なのです。

そんな方達が、群雄割拠で、下克上の戦国の世を駆け抜けるのです。 

そして、生々しい権力闘争に、お市の方と家康の、男と女の色模様が、絡まっての人間ドラマ。事実だけでは、ドキュメントだけでは、面白くも、可笑しくもなく、ドラマになりませんから、いろいろと人間の感情が絡まります。

それで、お市の方ですが、かなりの美人で、"戦国一の美女"との通説があるようで、美人女優の役どころで、この作品では北川景子(37歳)さんが演じているのです。

まあ、そんな事は、いいのですが、お市さんは、20歳で浅井長政の「後妻」となり、しかし、長政は1573年に信長との戦に敗れ自害享年29歳。お市の方は26歳。

そして、大嫌いな秀吉と戦う為に、60歳を過ぎた老人の柴田勝家の継室(後妻)となり、しかし、敗北、1583年北ノ庄城にて勝家ともに自害。本能寺の変から1年。

それで、このとき、お市の方は37歳でした。そして、そして、何と、何と、演じていた北川景子さんも、そのとき37歳だったのです。これは、単なる偶然か、それとも、何かの因縁でしょうか?

まあ、ドラマとは特に関係ないのですが、暇な老人としては、こんな発見が、それなりに、嬉しかったりするのです。

話は戻ります。

お市の方、そして、信長と家康。人質時代に出会っていたとする記録は無いそうです。ですから、創作は自由。

家康は織田の人質時代に、お市の方と交わした「必ず助けに行く」との約束と、天下取りへの戦局判断と、人としての約束と、色恋と、いろいろと行ったり来たりで、迷い、悩み、苦悶し、結局、家康は、戦局判断を優先します。

戦国時代、天下を争う武将たち、それを取り巻く女たちに、愛だ、恋だ、は無かったと思います。

武将の、息子も、娘も、ほとんどすべては、政略結婚です。結婚は政治の手段でした。それが当たり前で、疑問も、不満もなく、皆さん、あたり前に受け入れていたと思います。愛とか、恋とか、結婚とは無関係なのです。

人間、色恋がなくとも、一緒に暮らしていれば、それなりに、互いを愛おしく思い始めるのは、それなりにふつう。犬猫でも長く一緒に暮らせば愛おしくなるものです。

戦国時代でなくとも、いつの世も、それなりの階級の方たちは、愛とか恋とかは、結婚に関係ないと思います。

まあ、それなりでない階級の方たちも、結婚には、色恋だけでない、それなりの、いろいろな打算が絡み合います。

色恋には、打算、誤解、勘違い、計算違い、いろいろと絡み合い、男と女、ムズカシイのです。ムズカシイからこそ、いろいろな物語が生まれるのでしょう。

はい、突然ですが、ここで豆知識です。信長、秀吉、家康の性格を現す有名な歌があります。

【鳴かぬなら】に続いて、

「殺してしまえ」の信長 「鳴かしてみせよう」の秀吉  「鳴くまで待とう」の家康

この作者は「松浦静山」と云う方で、江戸時代中期、平戸藩(長崎県)の大名だそうです。まったく知りませんでした。それとなく、なんとなく納得できる歌です。

わたしとしては、このような、物事に対する対応の違いを生じた、その背景を、ちょこっと、考えて見ました。

信長の織田家は、それなりの、領地を、国力をもち、戦国の世、領地拡大願望、天下統一願望を抱きやすい環境で、幼い時より天下取りを宿命づけられ、天下とりの強迫観念によって天下統一。

家康の徳川家は、三方を強国に囲まれた小規模の国。継いだ領地を、奪われたくない、守りたい。その防衛戦を繰り返した事で、結果として、戦に強くなり、戦に勝利し、領地を広げ、天下を統一。

秀吉は、家督も領地も何もない、何にもないところから始まり、上昇志向で、己の才覚だけで、強運で、天下を統一。しかし、その成功体験から、成り上がり体験から、支配欲は拡大し続け、結果として、朝鮮出兵で権力の衰退を招いた。

ホントに、信長も、家康も、秀吉も、権力欲の強い方々の争いは、見ていて疲れます。そんなことで、殺したり、殺されたり、悩んだり、悲しんだり、恨んだり、悔んだり、ホント!、面倒くさいです。

まあ、いまここで『それを云っちゃ~おしまいよ!』です。

兎に角、本日は、"お市の方様"が自害なされた時の年齢37歳。それを演じた時の"北川景子さん"の年齢37歳。この偶然の、奇跡の一致を発見したことで、すべてよしと致します。

まあ、そんなことで、おしまい。

それでは、また。

 

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