歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

① 方丈記は400字詰め原稿用紙でたったの二十数枚だった ! 知らなかった !

2018年10月29日 | その他

鴨長明です。

方丈記です。

『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖(すみか)と、又各のごとし。』

この冒頭は、あまりにも有名で、わたくしとて、それなりに、耳にし、目にし、こころの片隅に、薄っすらと刻まれているのです。

薄っすらですから、この後は、まったくもって知らないのです。方丈記は高校の授業で、古文?か日本史?で、ほんの少しだけ触れたのかも。

鴨長明さんは、何となく、平安時代の物書きとしか記憶がありません。

それで、最近、新聞で、ちらっと眼にして気になってアマゾンで購入(640円)しました。

光文社古典新訳文庫で2018年月20日初版第一刷り、訳者は蜂飼耳(はちかいみみ)さんです。女性で、詩を書いたり、小説を書いたり、エッセイを書いたり、翻訳をしたり、絵本書いたり、する方で、それなりに名前の知られた方のようです。現在、早稲田大学文化構想学部教授で44歳の方です。

それにしても、です。苗字が「蜂飼」で名前が「耳」とは、これって、どちらも、とても、とても、珍しいです。本名なの?

それで、方丈記での中身ですが、ざっと読んだところ、冒頭の『ゆく河の流れは絶えずしてもとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ・・・・・・』

が、すべてなのです。

あとは、作者がそこへ辿り着いた経緯が述べられているのです。ですから、冒頭部分を知っていれば、その意味に、その思いに、各自が、これまでの人生、これからの人生に思いを巡らし、思いを馳せれば良いのでした。

簡単明瞭、必要にして充分なお話しなのでした。

原典は、400字詰め原稿用紙にして二十数枚程度で、この本でも23ページしかありません。それで、前書き、新訳、エッセイ、解説、年譜、図版、あとがきを付け足して、152ページの構成となっています。厚さ5mmですぐ読めるのです。

5mmで640円ですから、1mm128円で、1ページ当たり4円21銭となります。←何を云っているのか!、身も蓋もない!

 本日は、週初め、中身に対して、思いを巡らしたり、思いを馳せたりするのは次回とします。

 

それでは、また。

 

コメント (1)
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