稀勢の里は、本日、6日目より休場となりました。
きのう、喜風に敗れ5日目にして1勝4敗ですから、横綱としては当然の休場です。
初日は貴景勝に、3日目は逸ノ城に、4日目は琴奨菊に、いずれも負け方も最悪でした。
場所前には、中途半端な状態で出場するよりも、もう一場所休んで、“体調を整えてから出場すべき”との意見が聞かれました。
でも、私が察するところ、今場所の出場を見送って、来場所に懸けたとしても、それほど体調の改善は見込めず、本場所を遠ざかる事による、土俵への恐怖感が増すだけ、との判断だったと思います。
稀勢の里は、完全に自信を失っています。体力の衰えを気力と技で補う事を、彼に求めるのは無理かも?
横綱としての「心・技・体」、いずれについても、もう、31歳の稀勢の里に望むことは、かなり無理があると思います。
やはり、大関に上がるのも、横綱に上がるのも、遅すぎました。
それでも、大関での優勝、新横綱での優勝と、二場所連続優勝は見事でした。
照ノ富士との、本割り、そして決定戦は見事でした。記憶に残る一番でした。
頑張りました、良くやりました、ご苦労様でした。
もう引退してゆっくり休んで下さい。
以上。