歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

イスラム国のテロ戦争の目的は文明の破壊!破壊!破壊!あるのみ!だから始末に負えないのです!

2015年12月01日 | 世間話し
パリ同時多発テロの犠牲になられた128名の方々のご冥福をお祈り致します。

そして、世界の“一部”指導者、世界の“一部民衆”の追悼する姿に、それなりの共感と同時に、かなり、かなりの違和感も抱くのです。

そして、たまたま垣間見た、フィギュアスケートNHK杯開会式でのテロ犠牲者への1分間の黙祷には驚きでした。

世界中の方々が、いろいろな場面で、犠牲者を祈る姿は、それは、それで、否定しませんが、イスラムの方々、特に、イラクで、シリアで、いまも、“正規軍”の空爆で亡くなられている犠牲者の家族には、どのように映るのか?

関係者の方々以外で、空爆の犠牲者に対して、黙祷を献げる報道は、観たことも、聞いたこともありません。

命の尊さに、人種も、民族も、宗教も、国境も、関係無い筈です。

フランスはテロの報復として空爆を強化しました。アメリカも、イギリスも、ドイツも、イスラム国への攻撃を強化しています。犠牲者は128名どころではありません。

憎しみ拡大、憎しみの連鎖、各国の指導者は、当然、判っているのです。空爆の激化を、対立の激化を引き出すことが、テロの第一目的であることを、でも、しかし、報復しなければならないのです。

一部の国民?過半数の国民?が望んでいるのです。やられたら、先ずは、やり返す、当面の、一時だけの、怒りの感情を鎮めるために・・・・・・。

武力でイスラム国を叩きつぶすことは、それなりに可能だと思います。でも、しかし、撃ち殺され、吹き飛ばされ、焼き殺された側に、復讐を誓う人々が生まれるのです。

アフガンで、イラクで、そしてシリアで、くり返されてきたのです。アルカイダで、イスラム国で、復讐を誓う人々が、新たに生まれているのです。

そして、そして、欧米のイスラム移民の第二世代が、現状に不満と失望を抱き、この世界は何か間違っている!だから!いったん破壊しなければ!と、そういう人々が生まれているのです。

武力では、根本的に解決しないことは、当然、各国の指導者達は判っているのです。でも、しかし、次の選挙が、支持率が、当面の課題なのです。

まあ、言論の自由度が低い、習近平の中国とか、プーチンのロシアとかは、武力で解決できると考えているかもしれません。

兎に角、国家間の戦争ではありません。宣戦布告も、休戦も、終戦も、交渉も、この戦争には無いのです。

解決には、長い、長い、時間と、辛抱と我慢が必要なのです。

手っ取り早い解決策など無いのです。

現状は、あきらかに、イスラム国のシナリオで事態は展開しています。

ホント、もう、世界が荒廃するまで、疲弊するまで、“マッドマックス”の世界を通過しないと、ダメなのかも?・・・・・・。


それでは、また。


コメント (1)
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