毎年お正月にウイーンで開催されるウイーンフィルのニューイヤーコンサートをテレビで聴きました。今年はウイ―フィルにとって史上初めての無観客での演奏会になったそうです。観客が一人もいない、ウイーン楽友会大ホールでのニューイヤーコンサートは異様な光景でした。
いつもなら一曲が終わるごとに素晴らしい演奏に大きな拍手が起こるのに、今回は終わると何もない静寂が訪れます。ただ演奏者の楽器を軽く叩くドコドコという音だけです。ソロで演奏者が立ち上がって会釈をしますが反応はありません。最後のラデツキー行進曲が始まると普段は観客は全員の拍手で音楽に合わせるのに、今回はただただ行進曲だけが流れます。聞きながら悲しくなって来ました。なんという淋しい音楽会だろうでもなんという楽しい音楽なんだろう!この華やかな中の寂しさは一体何だろうか!?コロナ早くどっかへ消えて欲しい
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます