船橋市民ギャラリーで市民大学の友人が自分達の写真サークルの発表会をやっているというので、木曜日(恒例テニスが雨で中止)に午後から見に行ってきました。2時過ぎに到着しましたが、5~6人の発表作品が50点ほど展示されていました。市民大学のクラスの仲間は3時ごろからも増えて10人程になりました。
僕は写真も絵も構図が重要だと習ってきましたので、アンバランスな構図のものは目につきます。ちょうど講師がいたので、目についた写真について聞いたところ「意図的に作ったアンバランスは、観る人の目を引くからそこが良いのです」という事でした。「意図的」と「偶然」とはどう違うんでしょうかね?この講師は技術的に上手な写真より、「日常の風景をタイミングや角度で上手に切り取った」写真を評価するようでした。綺麗な写真は「絵葉書」だそうです。4時頃に見終えてから、2階の喫茶店で皆でお茶(珈琲)を飲んで帰る事になりました。
絵は技術が上がっていかないとなかなかうまく描けません。「たまたま」良い絵が描けることはありません。しかし、写真はそういう意味なら、技術より少し変わった角度やアップ等で「たまたま」良い写真が撮れる事もありそうです。もちろんたまたまでなく学習の積み重ねによって良い写真写真が撮れるようになるのは他の趣味と同じです。老人のしわしわの手のアップや、田植え中の泥だらけの足なども良い被写体のようです。(僕は絶対に撮らない被写体ですが)。一方、芸術性が高い写真は美しくて、その場所やタイミング、シャッター速度、絞りの調整、光線の強弱等高度な技術と労力が必要です。自分がどういう写真が好きなのか、その好きな写真を目指してやれば良い様に思ったひと時でした。