宝塚の実家の近くの逆瀬川の有料老人ホームの母親の様子を見に、兄弟が交代で行っています。父が亡くなって母親の一人暮らしが長くなって、少しずつ日常生活が不自由になってきた時に、有料老人ホームを探す事になりました。遠くの子供たちの近くに来るか、40年以上住んだ宝塚の近くにするかで色々迷った末、やはり長く住んだ宝塚を離れられないと、近くの逆瀬川にある有料老人ホームの世話になる事になりました。それで東京や千葉から交代で様子を見に行き始めて4年になります。先日もホームを訪問してきましたが、行く途中の富士山が冬はとても綺麗に見えるので、車窓から写真を取っておきました。
逆瀬川のホームは介護施設を全国に経営している大手の会社がやっていて、医師も定期的に回診してくれるし、施設内での母の様子を定期的にレポートしてくれているので、母の様子については心配はありません。しかし母は寂しがって子供たちに来て欲しがります。高齢になるとともに、字が書きにくくなったり、耳が遠くなったり、手先や足が弱ってきたりして行動が不自由になるのは仕方がない事ですが、ずっと元気だった母はそれが辛いようです。ホーム内に同じくらいの年齢でいつも一緒に食事をしている方は、90歳を超えた今でも一人でしょっちゅう外出もするし、友人達と外食もするほど元気なので、それを見ているだけに辛いようです。しかし、その方は痴ほう症が進んでいるのか、毎回、毎回同じ話をするそうで、聞いているだけで疲れるそうです。頭がしっかりしている母はまともに話が出来る相手がいないと嘆いています。