最後の職場をリタイアして10年になります。今日突然8~9年ぶりに私の後任者のM氏から電話がかかってきました。退職する時に50名近くの求職者の中から1名だけ採用した後任者です。その当時で私より一歳若かっただけなので、今はもう退職されたかと思っていたら現在、後任と引継ぎ中だとの事。後任者を募集したところ300名以上の応募があったそうで、コロナ禍の中の厳しい世情が伝わってきました。
会社は仲卸と大型飲食店、マンション経営等やっていますが経営が難しい業態でもあり、オーナー企業なので経営補佐では気苦労が多い会社です。
何事かと思っていたら、稼ぎ頭だった飲食店がコロナで赤字転落をして経営が厳しいという話でした。父親の時代からやってきた店を手放すかどうかで社長と頭を痛めているとか・・・。その他もろもろの問題が起こっていて私の意見を聞きたかったのか、それとも事情を知っている前任者と話をしてしんどさを判って欲しかったのかいずれかは判りません。しかしM氏の今の苦労は良く判りました。久しぶりに現場の話を聞けてこちらも当初の苦しかった時期を想い出しました。遊休資産を色々持っている会社なので、自分ならこれこれこの順序で手を打って経営再建をしていくだろうと思いましたが、今となっては懐かしい思い出です。